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Masacoの「むせんのせかい」 ~アイボールの旅~

第14回 和歌山県立和歌山工業高等学校「電波研究部」の皆さん

Masacoの「むせんのせかい」 ~アイボールの旅~

◆クラブ活動と部員の皆さん

電波研究部の活動の中心は、5階の「メカトロ技術部」の準備室。ここには無線機を設置したデスクがあり、IC-7300M、ID-5100、IC-9100Mなど、アイコムの無線機が多く設置されていました。


電波研究部は、「メカトロ技術部」の準備室を活動拠点にしています

「はい。和歌山県にはアイコムさんの工場(和歌山アイコム)があるのです。この学校の卒業生も毎年のように就職していますから、無線機は地元のアイコムさんで揃えるようにしています」

そうなんや~。もしかすると私が使っているID-51も、和歌山工業高校出身の社員さんが組み立てたものかも・・・。そう思うといつも以上に親しみが湧くね~♪ 私もアイコムの工場を見学してみたいな~。


電波研究部のアマチュア無線機器。IC-7300M、IC-9100M、ID-5100など、和歌山県に工場があるアイコムの製品が多く使われていました

部員さんは現在4名。部長の成瀬君と副部長の大東君が3年生、このFB NEWS 3月号が発行される3月1日に卒業式って言ってたなぁ! 1年生の石橋君と山本君の2人がこれからの大黒柱ね。

「活動タイムは毎週1回、水曜日の放課後で、アマチュア無線の運用が多く、7MHz帯や21MHz帯などで電波を出しています」と成瀬君。

そのほか、毎年11月の文化祭(和工祭)での公開運用と、毎年4月の「和歌山コンテスト」、7月の「高校コンテスト」に学校から参加し、去年は和歌山コンテストで「県内社団の部」の特別賞、「高校コンテスト」では高校シングルオペレータ部門の7MHz帯部門で第3位、430MHz帯部門では見事に優勝しました!


2016年7月に参加した「高校コンテスト」の運用風景(撮影:中西先生)

またJARL和歌山県支部が行う記念局の運用のお手伝いも行っていて、最近ではJARL90周年記念局「8J390Y」や、和歌山国体の記念局「8J3WK」の運用も担当したそうです。

部員の皆さんにインタビューしましたよ!


電波研究部の皆さん。中央から右へ大東君、成瀬君、石橋君、山本君です

★大東君(3年生、副部長)
高校入学直後の「クラブ紹介」で電波研究部を知ったそうです。

中学の部活ではロボットコンテストをやっていたから、高校でもメカトロ技術部に入ってロボットコンテストをやりたいと思っていて、中西先生に「メカトロ技術部と電波研究部の“掛け持ち”をしてもいいですか?」と相談したら、なんと中西先生もメカトロ技術部と“掛け持ち”の顧問だったので「ちょうどいいや! と思って両方の部に入りました」

ビックリしたのは、1年生の時に4アマ資格を取り、2年生になってからは2アマ→1アマと、どちらも一発合格! さらに1陸特(第1級陸上特殊無線技士)の資格も! わ~尊敬しちゃう!!

アマチュアバンドでは7MHz帯が好き。4月からは高専への進学が決まり、「人の役に立つロボット作りや、ロボットのプログラミングをやりたい」と意気込みを教えてくれました。

★成瀬君(3年生、部長)
元々メカトロ技術部に入っていた成瀬君。大東君に誘われて1年生の6月に電波研究部に。家族が昔アマチュア無線をやっていたそうですが、成瀬君自身は入部してから免許を取って、現在2アマ。「実は、大東君と1アマの国家試験を受けに行ったのですが、無線工学が自己採点で合格点の105点に1点及ばず。もう少ししたらリベンジするつもりです」うーん、惜しい!!

2年生の時に個人コールを取り、今では自宅から中西先生とラグチューを楽しんでいるそう。「家から先生とラグチューするって、どんな感じ!?」って聞いたら「先生として敬いつつ、でもアマチュア無線仲間として“同じ立場になりたい”と思って交信しています」だって(笑)中西先生も爆笑・・・。

鉄道が大好きで、将来は鉄道の運行管理者になって、ダイヤが乱れたときに修復する仕事に就きたいそうです。そのために交通機械関係の勉強ができる大学へ進学が決定! それと「インターンシップで南海電鉄にお世話になったとき、社員の皆さんが1陸特の資格を持っていたので、自分も取りたい」ということでした。

★石橋君(1年生)
入学直後の4月に電波研究部に入部。「先輩2人は電気科で、自分は機械科。機械だけじゃなくて電気のことを勉強したかったので入りました。とっても楽しいです」ということで、入部2か月でいきなり3アマを取ってしまったそうです。頑張ったね~!

「コンテストにはまだ出たことがないので、先輩が卒業するまでに教えてもらわなくては…」とのことだったけど、無事に教えてもらえたかなぁ? 「宇宙や航空に興味があるので、将来はロケットの研究をしてみたい」楽しそう!!

★山本君(1年生)
12月に入部したばかり。それまでは別のクラブに入っていたそうです。「中西先生が部員を募集しているのを思い出して入部しました。みんなとても優しいです! 4月になったら4アマの試験を受けるつもりで勉強しています」うん、頑張ってね♪

みんな自分の進路をしっかり考え、まっすぐ進んでいるところが頼もしいなあ~。“自分はこうなりたい!”と思い続けることが大切ね。「自分は自分を作る責任者」私の好きな言葉なの。


高校コンテストの賞状とJA3YALのQSLカードを見せていただきました

◆ウォータージェットカッターを体験

「Masacoさん、本校には凄い装置があるんですよ、ぜひ見学してください」と、中西先生に見せていただいたのが「ウォータージェットカッター」です。

これは水を使って金属などの加工ができる機械。蛇口から出る水の何千倍も水圧を上げて、音速の3倍のスピードで金属に吹き付けます(水と一緒に特殊な粉も吹き付けます)。そうすると厚い金属板でもスッパリと切れてしまうんですって! コンピュータで制御するのでプログラム通りの金属加工ができるそうです。


ウォータージェットカッターを見学!! この水槽の中でステンレス板が加工されています

水の中にステンレス板を入れて装置を動かすと、装置の先端が水槽の中に入り、「シュー!」という大きな音がして、たくさんの泡が! 粉のために水が濁ってステンレス板の様子は見えなかったけれど、機械が停まったら画面の設計図のとおりに切り取られていました。凄い!!


パソコンで作った設計図のとおりにステンレス板が切り抜かれました!

「水を使うので金属を切る時に熱が発生しませんし、複雑な形の加工もできるのが特徴。今日はコレをお土産にどうぞ!」と、なんと! JH1CBX! 私のコールサイン入りステンレスプレート~! ありがとうございます! 厚さは1.5mmぐらいあって、けっこう重みもあるんですが、水の中で加工できるなんて! 他では学べないこういう実習は魅力的ですね。


私のコールサイン「JH1CBX」の金属プレートを作っていただきました。嬉しい~!!

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次号は 12月2日(月) に公開予定

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