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Masacoの「むせんのせかい」 ~アイボールの旅~

第22回 ドコモ関西アマチュア無線クラブ(JA3YRA)の皆さん

Masacoの「むせんのせかい」 ~アイボールの旅~

 

こんにちは、Masacoです! 「秋桜」「思秋期」「秋の気配」・・秋を浮かべる名曲トップ3! ラジオから流れる心地よいメロディーに、すっかり秋も深まったなぁと感じる今日このごろですが、立冬も過ぎ暦の上では冬ですね・・・。

私は、先日、とても思い出深い1日を過ごしました! それは兵庫県の高砂市立北浜小学校との交流・・・。

「ため池学習」に積極的に取り組まれている学校で、私が歌っている“ため池イメージソング”「ふるさとの宝」を学年全員で練習しているよ! と嬉しいお話を聞き、それはすぐにご挨拶に行かなきゃ! とお伺いしたときのこと。

なんと! 体育館で全校生が、「ふるさとの宝」を大合唱で迎えてくれるサプライズが!!! いつか子供たちに合唱してほしい! という願いを込めて楽曲制作をしたので、キラキラと歌う姿に胸が熱くなり、涙してしまいました。

自然な流れで、この歌が私の手から離れ、心から心へと届いた音の繋がり♪ これまでの道のりが今日という日にしっかりと根を張っていたんだなぁと栄養をたっぷりいただきました! 冬を乗り越えて、希望に包まれた春に向けてまた1歩ですね♪

さて今回の『Masacoの「むせんのせかい」 ~アイボールの旅~』は、携帯電話とスマートフォンでおなじみ! あの移動体通信会社にあるアマチュア無線クラブを訪問しましたよ~♪

第22回 ドコモ関西アマチュア無線クラブ(JA3YRA)の皆さん

この連載ではいろいろなアマチュア無線クラブにお邪魔していますが、最近は「Masacoさん、ウチのクラブにもぜひいらしてください」というラブコール(まさに“クラブコール”ねっ、笑)をいただくことが増え、とっても嬉しいのです!

そんな1つが、今回お邪魔した「ドコモ関西アマチュア無線クラブ」! 誰もが知っている日本最大の移動体通信会社、NTTドコモの関西地区の事業所や関連会社に勤務する皆さんがメンバーになっているそうです。さっそくクラブの活動拠点になっている、大阪市住之江区にある「ドコモ大阪南港ビル」に向かいました!!

ドコモ大阪南港ビルを見学!!


大阪市住之江区の「ドコモ大阪南港ビル」、屋上に大きなタワーが建っています!

ドコモ大阪南港ビルは住之江区の臨海部にある地上12階。上には大きな大きなタワーが立っていて、いかにも通信会社! という感じです♪

待っていてくださったのは、アマチュア無線クラブメンバーの梅垣さん(JF3LEO)、足立さん(JO3TND)、石橋さん(JA1TSM)、吉野さん(JG3UPM)の4人。休暇を取って来てくださった方もいらっしゃるそうで、ありがとうございます!!!


出迎えてくださった「ドコモ関西アマチュア無線クラブ」の4人と、お仕事を説明してくださったスタッフの皆さん。ありがとうございます!!

「ようこそ、Masacoさん! きょうは私たちのいろいろな仕事を知っていただこうと思います。まずは屋上へ行きましょう!」と、ビルの屋上へ案内していただきました。 ヘルメットを被って、安全装備で、さっき地上から見た大きなタワーをすぐ近くから見せてもらいましたよ♪


まずはタワーのある屋上へ! ヘルメットなどの安全装備を付けていただきました

ドコモ大阪南港ビルの高さは約54m。タワーは屋上から約146mの高さがあります。ネットワーク中継用のパラボラアンテナのほか、災害などで大阪市内の無線基地局がたくさんダウンしたときでも、広範囲が「圏外」にならないように稼働させる、半径約7kmをカバーする「大ゾーン基地局」も設置されているそうです。


高さ約146mのタワーは、8本のケーブルで支えられています! 建物もタワーも災害にも強い構造です

--タワーはおもしろい形をしていますね!

「はい、タワーは総重量が1,700トンあります。これを直径7mmの鋼線500本で作ったケーブル8本で支持しています。タワーの一番下は全方向に動く“ピポット支承”で揺れを吸収できるようにしました。この構造は日本ではここが初めてです。大きな地震や“遭遇確率は500年に一度”という風速66mの強風にも耐えるようになっているんですよ」


私の腕よりも太い同軸ケーブルがたくさん! 短いものでも100m以上あるそうです


重さ1,700トンのタワーの根元、ピポット支承がココ! それを支える私!!

--高いけれど頑丈なんですね!!

「建物には92基の免震装置が入っていますし、天然ガスと備蓄の軽油、どちらでも動くハイブリッドのガスタービン発電機も装備して万全の体制となっています。45kWの発電が可能な太陽光パネルも装備して、館内照明に使っています」

お次は建物を出て、1階の駐車場へ! 災害対策用の車両を見学させていただきましたよ~。


臨時の無線基地局として活躍する移動基地局車。通信衛星(JSAT)を使ってNTTドコモのネットワーク回線と結び、伸縮式ポールの先端にあるアンテナで携帯電話の電波(3G)を発射します

この車はNTTドコモの無線基地局と同じ機能を搭載している「移動基地局車」。災害などで無線基地局がダウンしたときに代わりの役割を果たし、大きなイベントのときには臨時の基地局として使われることもあるそうです。最近では九州北部豪雨にも出動しました。

車両にはサイレンや赤色灯も装備しています! サイレンを鳴らしながら「道を空けてください、緊急自動車が通過します!」ってアナウンス、一度やってみたいんです、私♪


助手席に座ってサイレンのマイクを握らせてもらいました。「道を空けてください! Masacoが通ります!!」(笑)

電気の供給が途絶えた基地局に横付けする、強力な発電機を搭載した電源車や、小回りがきく軽自動車タイプの電源車もありましたよ。


移動電源車には、小回りの効く軽自動車タイプも。可愛いけれど頼もしい!!

そしてドコモ大阪南港ビルの1階には、歴代の携帯電話やスマートフォンが全部揃った展示ルームも!! 超懐かしい! 私が高校生のときに使ったケータイも見つけちゃった!!!


懐かしいドコモの携帯電話やPHS、スマートフォンが登場した年代別に展示してあります


マイクロ波中継局で使われていた送信機など、ドコモと無線通信の歴史がわかる展示がたくさんありました!

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次号は 12月 1日(木) に公開予定

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