2016年11月号

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JARL北海道地方本部が「北海道アマチュア無線セミナー2016」を開催、多数の参加者で賑わう

10月23日、一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)北海道地方本部が札幌市東区で「北海道アマチュア無線セミナー2016」を開催し、関係者を含め約200名のアマチュア無線家で終日賑わった。


多数の参加者で賑わった「北海道アマチュア無線セミナー2016」の模様

JARL北海道地方本部は、アマチュア無線の運用に役立つ無線通信や無線技術に関する各種の講演と、メーカーおよび関係団体の展示を行うイベント「北海道アマチュア無線セミナー2016」を10月23日の10時から15時30分まで、昨年「北海道ハムフェアー2015」の会場となった札幌市東区の「札幌総合卸センター」で開催した。


「北海道アマチュア無線セミナー2016」の開会式であいさつする、JARL北海道地方本部長の正村琢磨氏

当日は気温7度で、曇りがちの中で小雨も降るというあいにくの天気だったが、道内各地からアマチュア無線家が多数集まった。午前9時45分から開会式が行われ、主催者を代表して正村JARL北海道地方本部長、来賓の中道総務省北海道総合通信局長、髙尾JARL会長、有坂JARD会長がそれぞれあいさつを行った。

その後、2つの会場を使って「アウト・ドア・ハムライフ&JARL紹介」(髙尾JARL会長)、「JARL国内コンテスト、QRV from 北海道」(JR8VSE 佐々木氏)、「UHF帯・簡単自作アンテナについて」(JR8IJT 山田氏)、「新スプリアスの対応について」(坂本JARD専務理事)、「JT65-HFとは? ~ローパワーで“DX”を楽しむ~」(JA8IZP 石関氏)、「ハムログお勧めの機能」(JG1MOU 浜田氏)など7つの講演が15時過ぎまで行われたが、どの講演も用意された座席がほぼ埋まり、立ち見も出るという盛況ぶりだった。


JR8VSE 佐々木氏による「JARL国内コンテスト、QRV from 北海道」は北海道内からマルチバンドでコンテ
ストに参戦することを前提に、実践的なテクニックを説明した


JA8IZP 石関氏の講演「JT65-HFとは? ~ローパワーで“DX”を楽しむ~」は立ち見も出る状況で関心の高
さを感じられた


JR8IJT 山田氏は「UHF帯・簡単自作アンテナについて」と題した講演で、430MHz帯や1200MHz帯で遠距離
通信に効果のあるアンテナや格安自作アンテナのコツなどを紹介した


アイコム株式会社の高尾氏はD-STARの特徴を解説。「ID-51新機能プラスモデルII」に搭載されたターミ
ナルモードやアクセスポイントモードに注目が集まった

また別室では、総務省やJARL、JARD、無線機器メーカーなどがPRブースを出展。青少年向けのICラジオ製作コーナーやTurbo HAMLOGの作者である浜田氏による相談コーナーなども設けられ、講演の合間などに見学・体験する参加者で賑わった。


別室の展示コーナーでは、Turbo HAMLOG作者の浜田氏による「ハムログ相談コーナー」や、青少年向けの
ICラジオ製作コーナーも設けられた


JARL北海道地方本部のブースでは、イベント限定の入会金無料キャンペーンも行われた


アイコムのブース。会場屋上に設置されたアンテナを使って、IC-7851やIC-7300の性能を確認できる実
動展示が好評を博した

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