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Show and Tell

その5 UR 5NN BKのQSOなのになぜ電鍵を選ぶ?その心は…

9. これもVibroplex

ARRLが100周年記念として売り出したパドルがこれ。「限定500台、シリアルナンバーとコールサイン入り」といわれるとついついほしくなるのがハム。乗せられたというか、乗ってやったというか一台買いました。シリアルナンバーもコールサインも刻印されています。クロムメッキもたいへんきれいです。でも一つだけ気に食わない点があります。パドルの可動部分に使われている金属のシャフトが数年の経年変化で少し表面に錆が付いてきたのです。大部分はクロムメッキが施されているのですが、この小さなシャフトの部分だけが地金が出ています。これも味かと思いながら使っています。でもVibroplexというだけで、私はやっぱりBencherのタッチがいいですね。


写真9 自慢のARRL 100周年記念パドル(Vibroplex社製)

10. Made in Japanを求めて

数年前にGHDのパドルを買いました。Made in Japanです。パドルタッチはBencherやVibroplexより硬い感じがします。キー全体は、まるで鉄骨でできているような感じす。車でいうならVOLVOのような頑丈な作りです。がっちり作られているのでがたつきは全くなく正確に打てます。たぶん落としても壊れないのではないかと思うぐらいです。パドルは見てのとおり寸分の狂いもなく、ものすごく精度よく作られています。さすがMade in Japanです。


写真10 これがMade in JapanのGHD社製パドル

11. ポータブル運用に適した軽いパドル

私は固定での運用の傍ら、ポータブル機(IC-703)を持って近くの小高い山の上からQRVすることがあります。これまではBencherやVibroplexのパドルを持って行きました。少しでも軽くしたい山歩きにはこれらはたいへん重いです。なんとかしたいと思っていた頃、以心伝心か、この小型パドルを友人からいただきました。パドルのベースはアクリルで、パドルの骨組みもアルミでできておりたいへん軽いです。でも底面に磁石が付いており、運用時に鉄板の上に置くと安定して打つことができるなかなかのスグレモノです。


写真11 ポータブル運用にはもってこいの小型軽量パドル

12. 練習用キー

CWは決して上手くありませんが、友人にCWを教えたくなりNE555のタイマーICを使ってモールス練習機を作りました。その時に使ったキーがこれ。練習用のキーとはいえ、本番のQSOでも何ら支障はありません。高級なCWキーは実は自己満足で、ほんとうはこの練習用のキーで全く問題がないことを改めて知りました。


写真12 練習用のキーとはいえたいへん打ちやすい

13. 本格派縦振れキー

30年ぶりぐらいにこのキーを使ってQSOをしました。キーを右手で打ちますがキー自体が重いため左手でキーを押さえなくても安定感は十分あり、何か練習用のキーと異なる感じを受けました。


写真13 ハイモンド社製 重量感のある縦振れキー

14. My treasure

ここで見せたい私の宝物。木箱梱包された縦振りのオーソドックスな縦振れキー。Hand madeです。仕事でスウェーデンに行った際にGETしたものです。まだ一度も使ったことはありません。レバーの部分が長く、打ちやすそうです。


写真14a Made in Swedenの縦振れキー


写真14b Made in Swedenの縦振れキー

15. これはどうだ!

さて究極のキー。これはレアモン?です。中華製です。昨年、関ハムのジャンク市で見つけました。二台で百円でした。分解してきれいにレストアしている最中です。レバーの先端に押さえる部分はなくなっていますが、鍋の取っ手が代用できないか思案中です。この電鍵でUR 5NN BKを発信するのが近い将来の私の夢です。


写真15 中華製の縦振れキー

16. ツートトツーツーツーでQSOを畳み込む。

ツートトツーツーツー(―・・― ― ―)?とくれば、これは和文モールス符号で交信しましょうという意味です。CQを打ったあとあるいは欧文でQSO中にこのツートトツーツーツー?を相手局が打ってくると背中に冷や汗がドッと出てきます。和文モールス符号は断片的には覚えていますが、和文モールスでQSOは不可能です。SRI NO ツートトツーツーツーと打ち返し、すばやくこのQSOを畳み込みます。

17. さてそのUR 5NN BKの心とは...

UR 5NN BKとはCWで「貴局の信号レポートは599です」を意味します。UR 5NN BKをフルセンテンスで打つと Your signal report is 599となります。口でしゃべると早いですが、これだけの文字数をCWで打つとやっぱり時間が掛かります。CWでは短縮して打つ習慣があるのでYourはUR、5NNのNは数字の9の短縮文字。つまり599の意味です。BKとはBreakのことですが、ここでは「どうぞ」の意味と捉えると分かりやすいと思います。

このたった7文字のUR 5NN BKに込める私の気持ちは、あっさりとエレキーパドルですばやく打つときと気持ちを込めて短点と長点の比を1:4ぐらいにして打つときとその時の気持ちでキーを変えています。UR 5NN BKに込められた私の気持ちをキーが表現してくれます。

18. 終わりに

ここでは紹介しませんでしたがパドル、縦振れのキー以外にバグキーもあります。このバグキー、ほしいのですが、ちょっと手が出ません。でも電気的にバグキーを作る記事がこのFB NEWSの2016年9月号に掲載されています。筆者のJA3FMP局にそのバグキーの話をすると筆者から記事の執筆で製作された電子バグキーをいただきました。これは面白いです。作ってみる価値はあります。それではFB DX 73/88。

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