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関西ハムシンポジウム2024開催される

2024年2月1日掲載


開場するとすぐに満員となった1階多目的ホール

1月28日(日)、一般社団法人日本アマチュア無線連盟(JARL)兵庫県支部および大阪府支部の両支部が主催する「関西ハムシンポジウム2024」が、兵庫県尼崎市の尼崎リサーチ・インキュベーションセンター(ARIC)で開催された。昨年2023年は3年ぶりの開催で3月に開催されたが、今年はコロナ禍前の1月開催に戻ったカタチだ。

当日は、公式開場時間の前から多くのハムが詰めかけ、開場時間の09:30の時点ですでに多目的ホールは目当てのものをさがす人だかりとなっており、隣接した有料駐車場も満車近くの状態となっていたようだ。


会場となった尼崎リサーチ・インキュベーションセンター(ARIC)

建屋に入って右手、メイン会場である1階多目的ホール前にはメーカー展示コーナーがあり、アイコム株式会社は昨年に発売したV/U/SHFトランシーバIC-905や発売が待たれるHF/50MHzオールバンド1kWリニアアンプIC-PW2、さらには昨年末に発売した広帯域ハンディレシーバーIC-R15などの主力機器を展示し、多くの来場者が操作感を確かめたり、説明員に質問を行ったりしていた。


多目的ホール前のアイコムブースで展示品を見る来場者

多目的ホールに入ると、ホールいっぱいにクラブ/業者ブースが展開しており、目当ての情報収集や、新品の無線機、中古品、ジャンク品などを求めて、特に午前中は自由に歩くのも難しいほど、熱心なハムでいっぱいだった。


デジハムサポートではIC-R15の新キャラ(Yuki)をピーアール


IOTAコーナーでは元筆者のJA3AER荒川氏(左)や、JI3DST舟木さん(右)らが相談に対応

一方、会場2階の小ホールや会議室では、各種の講演会が開催され、多くの聴講者で賑わった。特に午前中に開催されたアイコム株式会社のJK3AZL高岡氏による「アイコムの新しさご紹介」、午後から開催された総務省近畿総合通信局による「電波防護指針に基づく「安全施設」と「適合確認」の実際について」、JA5SUD JARL森田会長による「JARLの今後について」の3講演については、講演途中から用意された座席が満席となり、立ち見を余儀なくされるほどの聴講者が集まった。


アイコムの新しさご紹介


電波防護指針に基づく「安全施設」と「適合確認」の実際について

その他にも各会議室で、「アメリカ合衆国アマチュア無線ライセンス試験」、「CW(電信)教室」、「ARDF入門」、「DXペディションにドネーション」、「衛星通信講座」、「DXCCフィールドチェック」などが行われ、来場者はそれぞれ目的の会議室に詰めかけていたようだ。また12:00-13:00には恒例の新春パーティが開催され、熱心なハムで賑わっていた。


DXペディションにドネーション


衛星通信講座


この日最後の講演となったJARL森田会長の講演では、時間を延長してまでJARLの今後についての丁寧な説明があり、さらには、聴講者からの質問に対して詳しい回答を行ったこともあり、15:30の講演終了時間を16:00頃まで延長するなど、最後まで来場者の熱気に溢れた講演会であった。


JARLの今後について

森田会長の講演が終わると、特別ゲストのJH1CBX Masacoさんからのメッセージがあり、最後に主催者を代表してJE3DBS蛭子JARL大阪府支部長とJF1RPZ出田JARL兵庫県支部長からの閉会の挨拶によりイベントの幕が閉じた。


特別ゲスト、歌手のMasacoさん

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