2015年8月号

トップページ > 2015年8月号 > 無線ガールあーちゃん奮闘記/第5話 3人娘、今年も関ハムに行く

連載記事

第5話 3人娘、今年も関ハムに行く

7月18日と19日、去年も参加した「関西アマチュア無線フェスティバル」が開催されると聞いたあーちゃんは、サミー、エリーを誘って今年も参加することにしました。
3人の尊敬するMasaco先輩も、その日はお仕事で参加するそうです。

会場に到着した3人は、さっそくMasaco先輩と合流しました。

Masaco (以下、M) 「みんなお久しぶり~(*^^*)」
エリー(以下、エ) 「Masaco先輩お久しぶりです!よろしくお願いします(^^)」
あーちゃん(以下、あ) 「今年も来れてよかったね☆」
サミー(以下、サ) 「今年はどんなことがあるかな?」

M 「突然ですが、私から3人に任務を与えます!ジャジャン☆」
Masaco先輩が差し出したのは3枚の封筒です。
 「わぁ、何ですか?」
 「Wow!! 中からMr.野口がでてきたよ!」
 「ひぃふぅ、2千円だね」

 「もしかしてお小遣いですか?!」
 「やったーーー!\(^o^)/」
 「Masaco先輩大好き♡」

M 「ストップ!これはただのお小遣いじゃありません。3人には、この2千円を使って、関ハム会場内でお買い物をしてもらいます!それにはいくつか条件があります」
Masaco先輩の出した条件とは以下の3つでした。
① 飲食物はダメ。
② テーマは「山」。「山」にまつわるものなら何でもOK。
③ 購入できるのはひとり3品まで。

 「なるほど、分かりました。ようするに、これはゲームというわけですね」
M 「まぁそんな感じ!私が『これは!』と思ったものを買ってきた子が勝ちよ♪じゃぁ、いってらっしゃ~い(^o^)/」

こうして、3人の譲れない戦いの火蓋が切って落とされました――――!!!

3人は一人一人順番にお買いものをします。果たして勝負の行方はいかに―――?

~ サミーのターン ~

 「何買おっかな~?山って言ったら、やっぱりキャンプかな♪」
サミーはまず、2F大ホール前に向かいました。そこには面白そうな販売コーナーがたくさん並んでいました。ここに出展しているお店の商品は、どれもお値打ち価格!
貴重な掘り出し物や、マニアックなもの、正規店で販売されているものまで、扱っているものはお店によって異なり、どのお店も個性豊かです。

 「Great!! おじさん、これ超楽しそう!」
サミーが一番初めに目を付けたのは、ラジコンのヘリコプターでした。

 「山で飛ばしたらぜったい楽しいよね?うんうん、間違いないっしょ☆おじさん、これくださいっ!!」
即決で1品目を購入したサミー。太っ腹のおじさんがおまけをつけてくれたので、サミーのお買い物袋はいっきにいっぱいになりました。

 「おじさんThank you です☆」

一店目で思いがけずたくさんの商品をゲットできたサミーは、その後も上機嫌でお買い物を続けました。
 「はっ!でもでも、山って言ったら、遭難とか、災害とか、いっぱいデンジャラスなことがあるよね・・・。あーちゃんなんていっつも山で迷子になってるし。楽しいことばっかりじゃダメだよね・・・」
そんなことを考えながら歩いていると、あるお店でベストタイミングな商品を発見!

 「Dynamo Radio?! おじさん、これにはどんな機能があるの?!」
お店のおじさんの説明によると、「ラジオが聞ける」のはもちろん、「手巻きでラジオへの充電ができる」、「サイレンが鳴る」、「ライトが点灯する」、「携帯の充電もできる」そうです。
 「これがあれば山で迷っても安心だね☆ おじさん、これくださいっっ!!」

こうしてサミーのお買いものはあっという間に終わりました。お金は2千円をきっちり使い果たしました。


↑虎の置物はおまけです。

~ エリーのターン ~

エリーはまず初めに大ホールの1Fに向かいました。
 「山かぁ。う~ん、山といえば・・・、天体観測しかないよね」
宙(ソラ)ガールのエリーの頭の中は、山よりも満天のお星さまのことでいっぱいになりました。
 「お星さまみたいなやつ、お星さまみたいなやつ・・・」

すると、とある展示ブースで気になるものを見つけました。
 「すみません、この『ウランガラス』ってなんですか?」
店員さんの説明によると、おはじきのような形をしたウランガラスにブラックライトをあてると、まるでお星さまのように光り輝くのだそうです。

 「すごーい! いつでもお星さまが見られるなんて、ステキ♡ 店員さん、このウランガラスとブラックライトをいただいてもいいですか?」
エリーは、ついつい趣味に走ってしまったのでした。

エリーはサミーとあーちゃんをひと気の少ないところに呼び出しました。ウランガラスを床に置いてふたりに見せます。
 「いくよ~!」
ピカッとブラックライトをあてると・・・。

 「キャー!!ホントにお星さまみたい!(*≧∀≦) みてみて、星雲を彷彿とさせるこの輝きを!めっちゃかわいいね~♡♡」
 「う、うん・・・」
 「エリーってば、山関係なくない?(笑)」

頭の体操 詰将棋

無線ガール奮闘記

  • 連載記事一覧
  • テクニカルコーナー一覧

お知らせ

発行元

発行元: 月刊FBニュース編集部
連絡先: info@fbnews.jp