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特集

「Masaco&あーちゃんのARDFに挑戦!」 ~女子会編~

月刊FBニュース編集部

史上初!?YL3人による「ARDF女子会」を開催

2月19日(日)に開催された東海地方ARDF競技大会にFB NEWSから出場したMasacoさん、あーちゃん、そして中部大学4年生(取材時、4月からは大学院へ進学)の大参未幸(おおみみゆき)さん<JR2UWZ>が集まり、おそらく史上初となる「ARDF女子会」が華やかに、そして賑やかに開催された。


食事が終わり、お腹が満たされると、トークも急加速

月刊FB NEWS編集部(以下、編集部)「Masacoさんとあーちゃんは、初めてのARDF大会出場だったのですが、大参さんはこれまでに出場経験はありましたか」

大参未幸(以下、大参)「私も今回が初めての大会出場でした。何回か出場している部員に勧められて、出場することにしました。ルールは、OBや先輩方に教えてもらいました」

Masaco(以下、M)「私たちはトレーニングを2回して出場したのですが、大参さんは何か準備や練習はしていたのですか」

大参「いいえ、ほとんど何もしていませんでした。その結果が、発見したTXが1つ・・・しかもタイムオーバーでした。何とかなるだろう~と気軽に出場したのですが、完全に甘くみてましたね。いざスタートしてみると、受信機の感度が良過ぎてSメーターがすぐに振り切れてしまって・・・」

あーちゃん(以下、あ)「それ、わかります。ARDFは受信機が大切ですよね。私たちも市販の広帯域レシーバーにアッテネーターを付けて、その先にアンテナを装着していたのですが、これでは無理!ってことが、トレーニングの時点ですぐにわかりました。でも、ARDF専用の受信機だと、TXのすぐ近くでも音の変化で方向がわかるんですよ」

大参「えー本当ですか。私の場合、直線で50m離れていてもSメーターは振り切ってしまっていました」

編集部「市販の広帯域レシーバーは感度がいいので、ARDFには向いていませんね。いくらアッテネーターを入れようが、TXの近くに行くと、すぐに飽和してしまうようです。ちゃんとシールドしないと受信機本体で受信してしまいます」

M「私とあーちゃんは早めに広帯域受信機を諦めて、ARDF専用の受信機に変更したのが良かったと思います。あのまま広帯域受信機とアンテナだったら悲惨なことになっていたんじゃないかなぁ。それと、事前にトレーニングしていたので、大会当日も戸惑いはありませんでした」

今回の女子会では、ARDF専用に作られている受信機+アンテナが圧倒的に有利!という結論になった。また、事前に受信機の操作や、TX探索の体験をしておくことが重要であることがわかった。事前の経験の有無が、結果に大きく影響するようだ。


(写真上)ほとんどの参加者がARDF専用の受信機+アンテナを使用していた、(写真下)大参さんが使用した広帯域レシーバー+自作のアンテナ

編集部「ところで、初のARDFで大変だったこと、楽しかったことは何でしょう」

大参「あまり下調べをしていなかったので、TXがどのような形なのかも知らなかったんです。数字が書いてある、その程度の知識だったので、最初、オリエンテーリング用のポスト(チェックポイント)を見つけて喜びそうになりました。あと、ケーブルと同軸コネクターが外れてしまって、さらにアンテナが折れてしまうトラブルがありました。でも、こんなトラブルも楽しめました。ARDFで一番嬉しいのは、やっぱりTXを見つけた時ですね。思わず『あったー』と叫んでしまいました。逆に悲しかったのは、他の選手がどんどんゴールして、最後の方は私の周りに人がいなくなってしまったことです」

ここで突然、Masacoさんから大参さんに対して、ARDF関係者が聞いたら仰天しそうな質問が飛び出した。

M「大参さんは、地図は見ましたか」

編集部「???」

普通、地図はTX探索の有力な手がかりになるはず。ARDFは必須のアイテムのはずだが・・・、こんな質問をするということは、Masacoさんはあまり地図を見なかったということだろうか。

「朝、集合場所を間違えてしまって、公園内を歩くことになったんです。それで、道や地形を少し把握できていたこともあって、地図はあまり見ませんでした。それより前から走って来る他の選手の顔と足取りを手がかりにしていました。特に、細くて、険しい道、この先行きたくないなぁという時は、戻って来る選手をじっくり観察していました」

M「あーそれわかるぅ」

あーちゃんもうなずいているところを見ると、3人とも受信機と地図だけでなく、他の選手の顔色や足取りも参考にしていたようだ。まず、受信機と地図を使ってTXの方向に見当をつけ、走る。すると他の選手に遭遇する。その時、その選手の顔色や足取りを伺うというのだ。確かに、誰でも他の選手の表情や足取りは気になるだろうし、少しは参考にしているのかも知れない。ところで、5~10km走ると言われているARDF、体力的にはどうだったのだろうか。

「私はかなり疲れました。こんなに疲れるのか、と思うくらい。要領が悪かったこともあって、余計に走ったからだと思います。制限時間(100分)を大幅に超えて2時間走りましたから。翌日も筋肉痛で大変でした。大学3年まで競歩をやっていたのですが、それ以降、何もしていなかったので、想像以上に体力が低下していたようです」

「私は、競技中はTXを探すのに必死で、疲れを感じる余裕はありませんでした。ゴール後も何ともなかったのですが、翌日、ちょっとだけ筋肉痛になりました。私はあまり走り回ってないので、筋肉痛も少なめでした」

M「私はマッサージなど、かなりアフターケアをしたので筋肉痛はありませんでした」

疲労に関しては予想に反して、一番若い大参さんが最もダメージが大きかったようだ。ゴールタイムを見ると、あーちゃんは約1時間、大参さんは約2時間なので、時間は倍。疲労の差があって当然なのかも知れない。

もっと参加者が増えて欲しい

M「今回、参加してみて、チーム戦やペアの部があったらいいのなぁって思いました。私は取材スタッフがいたので、大丈夫だったのですが、大参さんのように完全に一人だと、途中で不安になって楽しむ余裕がなかったかも知れません」

「私も、競技の途中で、2人だったら、もっと楽しめるのになぁと思いました」

M「ARDFもペアの部があれば、いいですよね。喜びも分かち合えるし。『ちょっと見てきて』とか、『あっちだ、こっちだ』と2人で相談しながらワイワイ探す方が絶対に楽しい! TXを見つけて写真を撮りあったりもできるし」

「一人だと不安になるけど、二人だと心強いので、もっと余裕を持って楽しめると思います。ペアの部はARDFの参加者を増やすのにいいアイディアだと思います。一人で迷子になるのと2人で迷子になるのでは全然違います。YL同士、親子など、参加者が増えて盛り上がりそうです」

編集部「ARDFは世界的な競技なので、ルールを変えるのは難しいと思いますが、体験部門としてチームやペアの部があってもいいかも知れませんね。ペアの部で経験を積んで、競技としてARDFをやりたくなったら一人で参加する、というのもありですね」


女子会では「ペアの部があったらいいのに」で意見が一致

最後に今後のARDFへの取り組みについて3人に聞いてみた。

「4月から大学院に進学します。いろいろと環境が変わるので、今後、ARDFを続けるかどうかは未定です。アマチュア無線は続けていきたいですね」

FB NEWSの2人は

「私はやります!」

M「私も!」

さて、次はどの大会に出場するのか、Masacoさんの2連勝はあるのか?あーちゃんの逆襲はあるのか?Masacoさんとあーちゃんの挑戦はまだまだ続く。


東海ハムの祭典(7月)での再開を約束して、最後に記念撮影

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