2016年7月号

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JARD、小中学生向け講座「アマチュア無線ってどんなもの?」を開催

一般財団法人日本アマチュア無線振興協会(JARD)は、6月19日(日)に東京の科学技術館で、小中学生を対象にした入門イベント「アマチュア無線ってどんなもの?」を開催した。


科学技術館の建物前で参加した小中学生が記念写真。後ろの車両はアマチュア無線機を満載した第一電波工業の「無線デモカー」


開会の挨拶をするJARDの有坂会長(JA1HQG)

このイベントは、総務省の情報通信月間関連行事のひとつとして、2013年から毎年6月末前後に開催されているもの。当日は事前に申し込んだ6歳から14歳まで31名の小中学生とその父兄が科学技術館の会議室に集まった。

最初にJARDの有坂会長(JA1HQG)が「きょう一日、アマチュア無線の楽しいお話を聞いたり、いろいろな体験をして、ぜひ夏休みには養成課程講習会で4アマの資格を取ってください」と挨拶。その後ベテランのアマチュア無線家によるお話や、女優の松田百香さん(JI1NYO)によるD-STARレピータを利用した交信実演を楽しんだり、英文のモールス符号を教わって、練習用の電鍵で打ったり、送信された符号の文字を当てるというゲームで競い合った。


ベテランのアマチュア無線家による「電波とアマチュア無線」のお話を全員で聴講(写真:JARD)


JARDのアマチュア無線ナビゲーターを務める女優の松田百香さん(JI1NYO)も参加。「モールス符号ゲーム」の出題を担当した

さらに講座の後半では、参加者全員がハンダ付け不要のFMラジオキット「はこらじ」を製作。父兄やJARL東京都支部のスタッフらによるサポートを受けながら、全員が無事に完成させることができた。

父兄も一緒になってFMラジオキットの制作に挑戦(写真:JARD)

イベントの会場内には、JAIA各社が最新のアマチュア無線機やアンテナなどを展示。参加者はそれらを見学したほか、資格不要で誰でも使える特小トランシーバーを使って、実際の無線交信を体験した。参加した小中学生からは「楽しかった」「ハムの免許を取って宇宙飛行士と交信してみたい」といった感想が聞かれた。

「無線デモカー」の座席で“交信ごっこ”を楽しむ参加者(写真:JARD)


会場内にはJAIA各社が最新の無線機器などを展示。初めて見るアマチュア無線機に子供たちも興味津々の様子だった

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