ニュース／JVCケンウッド、バーチャルキャラクター「波澄りお」が無線を盛り上げる｜2022年10月号

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JVCケンウッド、バーチャルキャラクター「波澄りお」が無線を盛り上げる

株式会社JVCケンウッドは、2020年6月からオリジナルのバーチャルキャラクター「黒杜(くろと)えれん」をプロデュースしているが、今年7月に2人目のバーチャルキャラクターとして“無線にはとても興味がある”という「波澄(はすみ)りお」が加わった。8月20～21日に開催された「ハムフェア2022」会場の同社ブースにも登場し、ブース案内などを担当した。

JVCケンウッドのバーチャルキャラクターに加わった「波澄りお」

最近、さまざまな企業が、2DCGや3DCGで描画されたバーチャルキャラクター(アバター)をPR活動やイメージアップに利用したり、その企業のバーチャルキャラクターがYouTube上で「VTuber」(ブイチューバー＝バーチャルYouTuberの意味)として生トークや動画配信を行うケースが増えている。JVCケンウッドがプロデュースする「黒杜えれん」、「波澄りお」もその好例だ。

2020年登場の「黒杜えれん」(左)と、今年7月に登場した「波澄りお」(右)。どちらもJVCケンウッドのバーチャル部に所属

波澄りおは「株式会社JVCケンウッドに勤務する23歳の2年目社員。黒杜えれんの1年先輩。最近異動になって“バーチャル部”に配属された。バーチャル部の前は無線の仕事をしていたため、無線にはとても興味がある。強気なしっかり者で面倒見がよい。やや口数が多く、少々ツンデレ気味」というキャラクター。アマチュア無線の資格は未取得のため、腰には同社の特定小電力トランシーバーを装着しているのもポイントだ。

腰には同社の特定小電力トランシーバーを装着している

YouTube上では、7月中旬に「RIO CHANNEL – 波澄りお」を開設、VTuberとしてこれまでに20本の動画配信を行っている。内容はゲームの実況配信に関するものが多いが、中には黒杜えれんとのガールズトークや、アマチュア無線関連の話題も登場する「【無線大好き】100の質問に清楚に答えちゃうぞっ」といったものもある。

YouTubeに「RIO CHANNEL - 波澄りお」を開設
(https://www.youtube.com/channel/UCfGo00tNa8XNT7IVrCmO3Ig)

さらにTwitterでも、波澄りおがアカウント(https://twitter.com/hasumirio_jp)を開設。7月11日からほぼ毎日、午前10時台になると“はろーCQ”というフレーズで始まるつぶやきを行い、さらにYouTubeチャンネルでの配信案内やイベント案内を随時行い、これまでのツイート数は340件にのぼる。

波澄りおのTwitterアカウントも開設。ほぼ毎朝10時台に「はろーCQ♡」で始まるつぶやきを行っている

また8月20～21日に開催された「ハムフェア2022」のJVCケンウッドブースにも、波澄りおが登場し、同社ブースの展示内容と見どころの案内を行っていた。

「ハムフェア2022」のJVCケンウッドブースにも登場。大型パネルが置かれ、画面上ではブース内の見どころを案内した

「ハムフェア2022」の同社ブースでは波澄りおのリーフレットと名刺も配布。展示されたキャンピング仕様の軽自動車(軽キャンパー)の後部にも画像とQRコードが貼られていた

ハムフェア終了後の8月25日には、YouTubeチャンネルで、波澄りおによるハムフェアの会場内リポートと感想「【前半ハムフェアの感想】清楚に鬼畜に慎ましく!!絶叫なんてしないんだから!」をライブ配信(https://www.youtube.com/watch?v=cRKHgJYaYH4)し、注目を集めた。

8月25日にはYouTubeチャンネルで「ハムフェア2022」の会場内リポートと感想を生配信。この模様は現在もアーカイブで見ることができる

波澄りおは、この配信の中で「アマチュア無線全体のイメージを、もっともっと、とっつきやすく、楽しくいろんな方面に広げて行けたらいいなあーと思っていますので、“こういうアイデアあるよ”という方がいらっしゃったら、Twitterで #りお公をつけてつぶやくとか、YouTubeチャンネルでコメントしてくれると嬉しいです!」と話していた。

最近はYouTube上に趣味の無線関係の話題を専門に扱うチャンネルが増えてきたが、「無線系のVTuber」はほとんど見かけない。先駆けとなる波澄りおの活動は大いに注目されていくだろう。

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