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1200MHz帯を標準装備したV/UHF専用機、IC-9700を発売

144MHz+430MHz+1200MHz<SSB/CW/RTTY/AM/FM/DV/DD>50Wトランシーバー

IC-9700(アイコム株式会社)

価格
188,000円+税

アイコム株式会社は1200MHz帯を標準装備した、VHF/UHF専用のオールモード固定機IC-9700を2019年1月に発売すると発表した。

IC-9700は、HF+50MHzトランシーバーIC-7610/IC-7300で高い評価を得ているRFダイレクト・サンプリング方式を、V/UHF機としては初めて採用(144/430MHz帯)。高速リアルタイムスペクトラムスコープやウォーターフォール表示など、高度な機能を実現している。また、1200MHz帯を標準装備しており、AM、D-STARのDV(デジタルボイス)/DD(デジタルデータ)モードにも対応している。さらに、異なるバンド/異なるモードでの2波同時受信、フルデュプレックス運用を実現した他、タッチ操作に対応した4.3インチ大型TFTディスプレイ、省エネと安定した高出力を両立した新設計のパワーアンプ、サテライト専用モード、D-STARのターミナルモード/アクセスポイントモードを装備している。

操作系、ユーザーインターフェースは、IC-7300を継承しているため、IC-9700とIC-7300を揃えることで、HFから1200MHz帯まで、ラインナップで快適に運用することができる。コンテスト、衛星/EME通信、1200MHz帯、D-STARなど、V/UHFの世界を、広く、深く楽しむことができる至高のV/UHF専用固定機となっている。

■主な特長
・HF機で熟成されたRFダイレクト・サンプリング方式を採用(144/430MHz帯)
・144/430MHzに加え1200MHzを標準装備。AM、DV/DDを含むオールモードに対応
・V/UHF機初、高速リアルタイムスペクトラムスコープ&ウォーターフォール表示を実現
・タッチ操作に対応した4.3インチ大型TFTディスプレイを装備
異なるバンド、異なるモードの2波同時受信、フルデュプレックス運用に対応
簡単操作を実現したサテライトモードを搭載
・D-STAR(R)のDV(デジタルボイス)とDD(デジタルデータ)モードに対応
・高効率で安定した出力、省エネを実現する新設計のパワーアンプ

主な定格
・周波数範囲: 144MHz~146MHz、430MHz~440MHz、1260MHz~1300MHz
・モード: SSB、FM、AM 、CW、RTTY、DV、DD
・メモリーチャンネル数: 107(シンプレックス99+プログラムスキャンエッジ6+CALL2)×3バンド、99(サテライトメモリー)、2500(DR機能メモリー)
・周波数安定度: ±0.5ppm以内 (-10℃~+60℃)
・周波数分解能: 1Hz
・電源電圧: DC13.8V ±15%
・受信方式: 144/430MHz帯:RFダイレクト・サンプリング方式、1200MHz帯:ダウンコンバージョンIFサンプリング方式
・送信出力: 144/430MHz帯 SSB/CW/FM/RTTY/DV: 0.5W~50W、AM: 0.125W~12.5W、1200MHz帯 SSB/CW/FM/RTTY/DV/DD:0.1W~10W、AM:0.025W~2.5W
・変調方式: SSB/数値演算型平衡変調、FM/数値演算型リアクタンス変調、AM/数値演算型低電力変調、DV/数値演算型GMSK変調、DD/数値演算型GMSK変調
・外形寸法(突起物を除く): 240(W)×94(H)×238(D)mm
・重量: 約4.7kg(オプション含まず)

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次号は 12月 1日(木) に公開予定

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