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JAIAコーナー

業務用交互通話 特小無線機の最高峰 DJ-P240を発売

交互通話、交互通話中継対応 特定小電力トランシーバー

DJ-P240(L/S)(アルインコ)

価格:オープン価格

アルインコ株式会社は、特定小電力トランシーバーの上位機種、DJ-P240を発売すると発表した。

タフなIP67耐塵・防浸ボディ、最高級機DJ-R200Dの血統を受け継ぐDJ-P240は交互通話、交互中継通話に加えて新たに「2波同時受信」機能を搭載。交互通話20ch内で通話中でも中継器のアップリンクA帯チャンネル(440MHz帯)が受信できるので、例えばワイヤレスコールDK-PN01のチャンネルをA側に設定すれば、交互通話中でもユーザーの呼び出しが聞こえるので聞き漏らしがなくなる。

また、従来のボタン操作による消音(ミュート)ではなく、マイクをタッチするだけで減音または消音、設定時間を過ぎると自動回復する「接客モード」を装備して、小売、飲食、サービス業での使い勝手を向上させている。

選べるアンテナサイズ、ACアダプターやシガーケーブルが使える外部電源端子等、ハードな業務ユーザーの他、ライセンスフリー無線のホビーユーザーにもアピールできる仕様となっている。


S:ショートアンテナ(左) L:ロングアンテナ(右)

主な特長
・特小無線用全47chを実装、交互・交互中継モードに対応。
・交互通話で通話中でも中継チャンネルのA帯(440MHz帯)の音声が受信できる「2波同時受信」機能を初採用。
・他社製や他機種でも特小無線機ならチャンネルとグループ番号を自動検知、そのまま設定してくれるACSH(アクシュ)モード。
・セットモードを含むすべての設定を任意の台数に無線でコピーできるエアクローン機能。(DJ-P240に限る。)
・単三電池2本で駆動、音声出力は400mW以上を確保。
・カバーエリア重視と携帯性最優先、ユーザーの使用環境に合わせて選べる長短2種のアンテナモデルを同時に発売。
・一度おこなった設定を記憶させ、以後の煩わしいボタン操作を省略できる12個のメモリーチャンネルと、ベストな設定を1つ記憶させておけばリセット後でもその状態に復帰できるレストア機能。
・ACアダプターだけでバッテリーパックを直接充電できる外部電源端子。
・デュアルオペレーション、イヤホン断線検知、グループトーク(DCS含む)、テールノイズキャンセル、フリーチャンネルサーチ、チャンネル&メモリースキャン、秘話、自声モニター(コールバック)、キーロック、個別呼び出し、着信ベル、エンドピー、バッテリーセーブ、自動オフ(APO)、PTTホールド、送信禁止、緊急通報、選べる着信音、QRコード説明書リンク等、従来の代表的な機能もフル装備。
・マイクゲインや秘話周波数設定、VOXディレイ時間など管理者用の拡張セットモードも含めると50項目にも及ぶ充実のセットモードはユーザーフレンドリーな2層式。

主な定格
[一般仕様]
・周波数範囲/422.0500~422.1750MHz、421.5750~421.7875MHz、440.0250~440.2375MHz、422.2000~422.3000MHz、421.8125~421.9125MHz、440.2625~440.3625MHz
・制御チャンネル/421.8000MHz、422.1875MHz、440.2500MHz
・電波型式/F3E(FM)、F1D(リモコン)
・チャンネル数/9+9ch&11+18ch
・定格電圧/DC3.0~3.7V(電池端子)
・外部電源端子/DC5.0~6.0V(EIAJ規格:区分2)
・消費電流/送信:約70mA(10mW時/1mW時は約65mA)、受信:待ち受け時 約70mA、定格出力時:約160mA(50mW音声出力時)、約130mA(外部出力時)、バッテリーセーブ時:約20mA(平均)
・接地方式/マイナス接地
・マイクロホンインピーダンス/約2kΩ
・外形寸法(突起物除く約、単位mm)/幅55.0×高さ98.8×厚み29.3(最薄部24.0)
・アンテナ長/(L)163.5mm、(S)36mm
・質量/本体のみ(L)120g、(S)112g

[送信部]
・送信出力/10mW(1mW切り替え可)
・通信方式/単信・半複信

[受信部]
・受信方式/ダイレクト・コンバージョン
・受信感度/-14dBμ以下(12dB SINAD)
・低周波出力/内蔵スピーカー最大400mW以上(8Ω)、外部出力80mW以上

[標準付属品]
・ネジ止め式ベルトクリップ EBC-43
・ハンドストラップ
・説明書、保証書

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次号は 12月 1日(木) に公開予定

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