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「JARDエキスパートセミナー(第1回)」を開催、24名が参加

2026年7月15日掲載

6月15日号のニュースコーナーで告知した、JARD(一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会)主催の「JARDエキスパートセミナー(第1回)」が7月4日(土)に東京都豊島区巣鴨のJARDハム教室で開催された。


7月4日にJARDハム教室で開催された「JARDエキスパートセミナー(第1回)」の模様
(写真提供: JARD)

JARDエキスパートセミナーは、これまで行ってきた入門者や初心者向けの無料セミナーとは異なり、“特定のテーマをより深く掘り下げる”という内容が特徴の有料セミナーだ。初開催となった今回は「午前の部」に18名、「午後の部」には24名が参加。1エリア(関東)だけでなく、2エリア(東海)や0エリア(信越)からの参加者もあったという。

当日のセミナー内容

JARDによると、当日行われたセミナー(午前の部、午後の部)の概要は次のとおり。

●午前の部: メーカー実践技術セミナー「IC-7760の先進技術」


午前の部のメーカー実践技術セミナー「IC-7760の先進技術」は、アイコム株式会社の景山氏(JP3NSJ)が担当。会場内にIC-7760の実機も設置された
(写真提供: JARD)

午前のセミナーは10時から11時30分まで、JAIA(日本アマチュア無線機器工業会)の協力によるメーカー実践技術セミナーとして、アイコム株式会社で元HFトランシーバーの設計を担当した景山 寛氏(JP3NSJ)が「IC-7760の先進技術」をテーマに講義を行った。


メーカー実践技術セミナー「IC-7760の先進技術」には18名が参加した
(写真提供: JARD)

景山氏は、アイコムのフラッグシップモデルである「IC-7760」の実機を使って、同機種に搭載された送信と受信のさまざまな先進的技術を、わかりやすくかつ詳細に解説した。

●午後の部: JARDエキスパートセミナー「宇宙天気とHF帯電波伝搬」


午後の部のJARDエキスパートセミナー「宇宙天気とHF帯電波伝搬」は、元NICT電磁波研究所の平氏(JL1FFA)が担当、4時間以上にわたり詳しく解説した
(写真提供: JARD)

昼休みを挟んで13時15分から予定の16時45分を超え、17時半ばまでは、JARDエキスパートセミナーとして、元NICT(国立研究開発法人 情報通信研究機構)電磁波研究所長で、宇宙天気や電波伝搬のエキスパートである平 和昌氏(JL1FFA)が、「宇宙天気とHF帯電波伝搬 ~宇宙天気現象から探るHF帯電波伝搬の醍醐味~」をテーマに講義を行った。


JARDエキスパートセミナー「宇宙天気とHF帯電波伝搬」には24名が参加した
(写真提供: JARD)

平氏は、太陽からの電磁波やプラズマが電離層に与える影響と留意点などを詳しく解説。さらに、HF帯のDX交信で体験する長距離電波伝搬とそのメカニズムを、実際のCW音声を交えて解説。セミナーの最後には質疑応答を行った。

参加者にとって満足度の高いセミナーになった

JARDはセミナー終了後、参加者にアンケートを実施した。その結果から今回のセミナーは参加者にとって大変満足度の高いものになったことがわかった。その一部を抜粋して紹介しよう(回答者は22名)。

●エキスパートセミナー全体は満足か?
  「非常に満足」+「満足」=100%

●セミナーの満足度
  「講師の説明が分かりやすかった」=約100%

●セミナーの難易度
  「ちょうどよい」=約100%

●参加費(5,000円)について
  「5,000円はちょうどよい」=100%

●受講しての感想(要旨例)
・フラッグシップ機に関する予想外の知見が得られた。
・宇宙天気とDX QSOとの関係がわかり、電離層の全体を良く理解できた。
・DXとの交信事例の電波伝搬分析はとても興味深かった。
・実際の講義で、宇宙天気の理解が深まった。
・専門性の高い長時間の講義で知識が高まった。

●今後のエキスパートセミナーで希望するテーマ(要旨例)
・測定器(NanoVNA等)を使った実践的ノウハウのセミナー
・アンテナ理論・製作のセミナー
・無線機の開発秘話・スコープ詳細ノウハウのセミナー
・免許状のデジタル化等、改正電波法の詳細講義


午後の部の終了後、参加者と関係者で集合写真を撮影した
(写真提供: JARD)

JARDは、今後も有料のエキスパートセミナーを企画し、さらに開催地を東京以外にも拡大することも検討していくという(現時点で具体的な開催時期、場所、テーマは未定)。

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