おきらくゴク楽自己くんれん
2026年7月1日掲載

移動運用先で迎える夜明け
皆さんこんにちは。GWのコンテストラッシュを終え、気がつくと毎年お邪魔している静岡県西部ハムの祭典の開催日(5/24)が近づいてきました。会場の静岡県浜松市へは自宅(奈良市)から車なら2時間強で行けるのですが、その週末の予定が空きましたので前日から出発して移動運用を楽しんでから1泊してハムの祭典を楽しませてもらおうと出発しました。
開催日前日の5/23の午後に自宅を出発。今回はマップを眺めてロケがよさそうに思えた、愛知県田原市(JCC2033)の蔵王山展望台駐車場を目指します。日が暮れる前に現地に到着。高台で2エリアの広範囲との交信が望めますので50MHz~1200MHzでの運用体制を整えます。夜間はバンドを変えながらCQをだし、田原市の移動運用で普段3エリアからだとあまりつながらない局と沢山交信を楽しむことができました。この場所はトイレもあり大変FBでしたが、夜景スポットで人気があるみたいで深夜でもカップルの車や若い人の集団の頻繁な出入りがありました。それでもトラックのエンジン音がうるさい高速道路のサービスエリアよりはまだマシかと思いました。
朝日で目が覚め外に出るときれいな光景が広がっていました。前日買っておいたパンを食べて自作シンクで歯を磨いて顔を洗い、現在地から1時間ほどで行ける静岡県浜松市中央区の静岡県西部ハムの祭典会場に向かって出発しました。

ジャンク市会場は大盛況
毎年思いますが大都市である浜松市が中心の地域とはいえ、県の西部だけでこの賑わいはスゴイですね。年に一回の支部大会でさえ数十人しか集まらない地域の人間にはうらやましい限りです。

会場駐車場でオールバンド運用形態(笑)
会場駐車場では5.6mロッドアンテナ+AH-730のHFアンテナ、50MHzポケットダイポール、144/430/1200MHzホイップアンテナのオールバンド運用体制を整えました。通りかかる人からの質問や内部の見学希望に応えながら祭典終了までお邪魔しておりました。帰り道の途中で名物浜松ギョウザをいただいて再び帰路につきました。その時に新品イグニッションコイルに交換して快調だった軽トラックのエンジンに再び少し吹き上がりに不調が出てくるようになってしまいました。幸い高速走行時には現れない現象でしたので問題なく帰ることができました。今後は修理工場で調査してもらおうと思います。
この時期モバイルシャックでの宿泊には何も使わずとも快適に過ごせますが、7月にもなれば涼しくする工夫がないと快適に眠ることができなくなります。年々暑く厳しくなる夏が近づいてきました。昨年は東京のハムフェア泊で深夜に退散を経験しています。スポットクーラーをパワーアップすればより快適することはできますが、より大きな電池が必要となります。つまり冷房能力を上げれば必要なエネルギーが増える訳で、これ以上装備が重たくなるのは避けたいので今の容量で妥協します。
能力を上げられないのであれば効率を上げる事を考えました。今の電池電圧12.8Vでは、AC100V 215Wのコンプレッサーを回すミニスポットエアコンだと温度条件等で定格以上の電力を消費するので最大約30Aもの電流が流れます。当然電線やターミナル部分、インバーター本体が熱を持ちます。これが狭いモバイルシャック内ではバカになりません。特にインバーターの冷却ファンが回ると大きな音もします。これらは電池電圧を上げる事で解消できないかと考え、電池の24V化を検討しました。

新導入した24V(25.6V)100Ahリチウムイオン電池
電池を24V化すると各部の発熱を抑制できて、特にインバーターの運転効率は劇的に改善できると思うので、ファン騒音に悩まされることが減るのではないかと期待を持っています。サイズ的な条件は、現在使用中の12.8V 230Ah電池(2,944Wh)と同等の外形と容量を持つことです。購入したリン酸鉄リチウムイオン電池は25.6V 100Ahであるので、2,560Whと少し容量は少なくなりますが、使用中のロスが少なくなるので実際に使うことができる容量としては大差ない物だろうと判断しました。またこの電池にはBluetooth機能がありますので、スマホを使って電池残量や使用電力など様々な情報を得ることができる他、電池自身ON/OFFを制御できるので大変便利です。これまでは残量を想像しながら安全を考え、残量に余裕をもたせた使い方しかできなかったのでこの機能があるだけで使える容量が増えることを期待しています。
これまで12.8Vリン酸鉄リチウムイオン電池で統一してきたモバイルシャックの電源ですが、電池を25.6V化することで繋ぐ機器も24V対応の物に変える必要があります。
まずはインバーターです。12V 1000Wのインバーターを使っていましたが、今回24V 2000Wの物にしました。1000Wクラスなら12V系では沢山売られているのですが、24Vとなると売れ筋が2000Wクラスからとなるみたいで、1000Wクラスのモデルを探すことができませんでした。大は小を兼ねるという事で一番安く売られていたものを購入しました。

24V 2000W出力の正弦波インバーター
次に24V対応リチウムイオン電池充電器です。購入した100Ah電池の適正充電電流は20Aとなっていますが、24V 20Aの充電器はとても高価で予算的に厳しい物がありました。充電が長くなりますが10Aの物でよいかと探しましたが、ココまで妥協してもまだ予算に合う物が見つからないので悩んでいましたが、格安のソーラーコントローラーと同じく格安の電圧と電流が調整できる安定化電源を組み合わせて、即席リチウムイオン充電器を思いつきました。

格安機器を組み合わせた即席充電器
安定化電源の出力をソーラー用端子に接続し電池を充電してもらう方法です。コントローラーは30A用で安定化電源は30V 10Aの仕様。うまくいけば安定化電源30V 10A出力からコントローラーでのロスを差し引いた残りエネルギーを電池に充電することができるという寸法です。これで約8千円の24V充電器を構成できたと喜んでいたのも束の間、購入したコントローラーをよく見ると鉛蓄電池にしか対応していないものであることがわかりました。ガッカリしましたがこちらが良く製品の詳細を確認せず購入したためで誰を責めることは出来ません。鉛蓄電池もリチウムイオン電池も基本は定電流で充電する方法です。充電終了の方法が違っているだけですから、人間によるアナログ監視で充電終了電圧の28.8Vに近づいたら止めるという原則で充電すれば、容量の95%強まで充電できるはずなので試してみます。
考えてみれば安定化電源が定電流出力することができるのでコントローラー不要のような気がしますが、コントローラーには電池の状態でよりよい動作する機能があると思いますし安いコントローラーをかますことで比較的高価な安定化電源と電池を保護する役目を押し付けます(笑)。もちろんこの装置を使って生まれた結果については全て自己責任ということは言うまでもない事です。
安定化電源の天板にソーラーコントローラーを載せて接続。電池と繋ぐ端子にはバッテリークリップを付けた線をつないで簡易充電器の完成です。早速到着時に70%の容量だった電池と繋いで充電実験を開始します。

充電電流は最大で8.2A程度でした
出力電圧を30Vまで上げて電流を上げていきますが、出力する電流が大きくなると30Vを維持できなくなるみたいで、上の写真の状態の27V台8.2A前後が最大でした。電池のBluetooth機能でもほぼ同等の充電電流が確認できます。この状態で安定して充電を続けることができたので様子を見ます。3時間程で電池電圧が28.8Vまで上がり、Bluetoothアプリで電池残量98%を指しましたので、この方法で充電ができることが確認できました。この実験の後、通販で24V 8Aと24V 10Aを謳うリチウムイオン電池充電器が安価に売られているのを見つけてしまいました。みなさんにはこんな実験は必要ないようです(笑)
せっかくインバーターも大型化したのでこれまで夢であったモバイルシャック内で電子レンジを使ってみることにしました。

モバイルシャックに電子レンジ
移動運用先での食事には、電子レンジが欲しくなる場面が多々あります。特に山の上で2日間運用する時など、ふもとのコンビニでおにぎりや焼きそば、幕の内弁当など買って山に向かうのですが、訪れたタイミングで賞味期限の短いものしかなかった場合、食べたい時に弁当のお米やおにぎりが固くなり、焼きそばなども冷たくて固くなっていたりしています。そんな時には電子レンジがあればなと考えたりしましたが、ついに実現できる時がきました。
家で余っていた電子レンジを持ち込み、コンビニで購入した焼きそばを温めて、おいしくいただきました。この電子レンジは60Hzで1050Wを消費しますが、ありあわせの配線を使っているため安全を見て、より消費電力の少ない50Hzで使うこととし、インバーター出力を50Hzに変更し使いました。実際、狭いモバイルシャックに電子レンジを入れるとかなりのスペースを取られるので実際に積んだまま走ることができるは未定ですが、一つの可能性が生まれたことは喜ばしいことです。
それではまた。
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