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アマチュア無線の今と昔

第12回 浦島太郎になって迷っているカムバック組の皆様へ

JF1KKT 横田勝彦

2023年11月1日掲載

連載第12回目になります。早いもので、この連載を引き受けて1年が過ぎるんだな~って思って、この原稿を書いています。

さて、若い頃に無線をやっていた感覚と、現在の感覚には違いがあります。幸いにも若い頃からの無線仲間がまだ多数いるので、昔の感覚と今の感覚に戸惑いを覚えた時には、いろいろ相談に乗ってもらっています。

昔の感覚に戻れたなと思うことのひとつが、CW運用です。再開した約2年前には、CWなんてとても無理! と思っていましたが、今ではログを見ると、デジタルモード以外では、9割近くがCW運用です。

CWのことを「人間が唯一解読できるデジタルモード」とおっしゃる方がおられるようですが、本当にそう思います。まあ、ボケたくないので(CWはボケ防止にいいらしい)、しがみついているだけかも知れませんがhi


ボケ防止にCW運用を!

CWの試験と実際のQSO

先日、ローカルさんと話をしていて、CWの試験が優しくなったということを知らなくてビックリ! ということがありました。

昔は「電気通信術」という独立した試験科目がありました。懐かしいですね~ hi 今は、法規の中に入れられてしまっています。しかも実技は送信も受信もありません。「・-」が「A」、「B」は「-・・・」などと理解できればOKになったので、CWの試験の部分だけを見ると、3アマも1アマも同じレベルになりました。和文の試験もなくなりましたし。

余談ですが、昔、電監(今じゃ総通って言うようですが)から、「貴方はCWが上手なんだから、早く3アマ(電信級)や2アマを取りなさい」って言われた4アマ(電話級)の強者がいるようです(都市伝説かも?)。今じゃあり得ない話ですよねhi ちなみに私は電信級の電気通信術の送信の試験で、試験官に「お上手ですねhi」といわれました。自分では電信はいまだに上手いと思ったことがないですけど。

話は元に戻りますが、CWの運用をされている方の中には、「599 BK」スタイルのQSOしかできない方が多くなったように感じます。私がCWを始めた頃、ラバースタンプQSOの内容を全て書き出して壁に貼っていました。その頃は、それを見ながらQSOしたものです。


ラバースタンプQSO・・・ まるでゴム印で押したような同じ内容の交信という意味です

もし「599 BK」スタイルから進もうと思って、どうしたらいいかわからない方は、普通のQSOの例文を全部紙に書き出してみてはいかがでしょうか? ネットで検索すれば、QSOの例文はみつけることができそうですね。

最近ではキーボードから直接送出できたり、テキストファイルで用意した送信文を送出できるキーヤーも存在しています。これなら事前に例文を用意しておいてコピー&ペースト、あるいは、事前登録しておいてボタンひとつで送信、なんて運用もできます。


Turbo HAMLOGとUSBIF4CWを連携して使えるCoopHL

上達するコツは、「QSOの成立に関係ない部分は、わからなかったら省略してしまう」事ではないかと思います。要するにわからなければスルーしてしまうのです。これは非常に失礼ではありますが、誰しも経験があるのではないかと思います。もちろん次のQSOで同じことを繰り返さないように努力は必要と思います。

皆さんとQSOできることを楽しみにしていますhi

コンテストでのログとカード

学生時代、部活でコンテストにはたくさん参加しました。もちろん個人でも参加し大いに楽しんだものでした。当時は紙ログで、デュープチェックも紙でやってたように思います。場合によっては何もチェックしないで、後でデュープチェックして消し込みしてたこともありました。最近は皆さんPCを使ってますね。フォーンの運用はヘッドセット、CWはキーボードで送信とロギングを一緒にというのが一般的になっているようです。


自作のヘッドセット。送信は原則として足踏みスイッチで行い、両手でキーボード操作をします

ログの提出も電子ログが一般的になりました。そのためログ提出の締め切りまでの期間が、非常に短くなったように感じます。電子ログなので、ログの中身もチェックされるようです。先日の全市全郡コンテストで、ナンバーを間違えたら(政令指定都市は区までナンバーに入りますが入れなかった)、ナンバーがおかしいと電子ログシステムの自動応答メールで連絡が来た、という話を聞きました。これは間違いなく浦島太郎級のビックリですhi

再開当初から通常のログはHAMLOGを使用しておりました。しかし、コンテストに参加のたびに無理矢理HAMLOGで入力していました。最近はzLogを使っています。後からCSV形式に変換して、HAMLOGにインポートすることで、QSLカードの発行などを行っています。

このQSLカードの発行なのですが、アクティブにコンテストに参加すればするほど、QSOの局数が増えカードの発行枚数が増えます。私はコンテストも通常QSOも含めて、電子カードを優先的に発送し、受け取れなかった方のみ紙カードを発行するようにしています。国内に限れば、まずはHAMLOGのhQSLで送信、送信出来なかった方には、紙カードをJARL経由で発行する。こんな流れになります。

先日、ローカル局と話をしていて、電子QSLを正式なQSLカードとして認めてくれない方が、数はわからないが、ある程度はいるのではないか?、という話になりました。今回の話題はクラブ局でしたので、当然みなさんでクラブの運営経費(リグやアンテナの費用、QSLカード代、JARL会費、電気代・・・ etc.)を持ち寄っています。QSLカード代もバカにならないって話になり、電子QSLで済ませられる人は済ませるようにしたらいいんじゃないかと思ったのです。

皆さんは、電子カードのみでもOKか、電子カードで交換しても紙カードも交換するか、どちらですか?

バンドプラン

9月に使用区別とバンドプランの変更がありました。今回の変更で、使用区別とバンドプランでちょっと異なっているところがあります。使用区別は総務省が決めた法的拘束力を持つものです。一方バンドプランはJARLが、総務省の使用区別をもとに諸外国の運用や世界的な慣習等をふまえ作成したものです。

そこで、ふと思ったのが、「バンドプランって紳士協定じゃなかったっけ?」です。昔はバンドプランしか存在せず、当局がQRT中に使用区別が策定されたようです。アマチュア無線家がバンドプランを守らなかったから、総務省が法制化してしまったんでしょうか? それとも違法無線局対策のためなのでしょうか?

私たちからすれば2つあってややこしいですが、他の局の運用に、迷惑にならないように注意して運用するように心がけたいものです。まあ、総務省の使用区別は逸脱すると違法行為になっちゃいますので、十分注意しましょうhi


ルールを守る

秋のDXシーズン到来

この記事が皆さんのお目にとまる頃には、秋の一大イベント - CQ WW DXコンテスト Phone - が終了した後と思います。参加された方、結果はいかがでしたでしょうか?

私はコンテストは国内メイン、しかもJARL主催のモノばっかり参加してきました。DXコンテストは、ほんとつまみ食い程度の参加経験しかありません。DXコンテストなら、普段CQを出しているのを聞いていて、呼ぶのがはばかれるような局であっても全然ウェルカムになります。

QRPやアンテナがプアーでも、ガンガン呼んでしまいましょう。相手は1局でも多くQSOしたいので、弱くてもちゃんと相手してくれます。いっそ、フィールドデーコンテストのように、山の上に移動してそこでコンテストに参加するのもいいかも知れません。呼ばれるためではなく、呼びに回るための移動です。山岳移動ではなく車で行ける範囲でいいので、手軽さがあると思います。


車での移動は大きなアンテナを持っていける

国内はすでに大きなコンテストは年内にはありませんね。次はQSOパーティになるかと思います。去年、今年とQSOパーティ期間中、毎日参加しましたが来年は出来るかなぁ?

来年の話をすると鬼が笑うともいいます。まだ年末にもクリスマスにもなっていないのですが、正月休みの計画にQSOパーティへの参加を組み込んでみてはいがかでしょうか。

なおご意見、ご感想、ご質問等については、筆者である私宛(jf1kktアットマークgmail.com)へご連絡頂けますと幸いです。

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