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Masacoの「むせんのせかい」 ~アイボールの旅~

Masacoの自由帳

第三回 お盆と、おうどんと、時々、おとん

JH1CBX Masaco

お盆、いかがお過ごしでしょうか? 地域によっては7月がお盆というところもありますが、8月16日といえば、京都の五山送り火が有名ですよね。大学生の頃、デートで「大文字」を見に行った淡い思い出がありますが、なかなか渋いデートしてたなぁ(笑) ご先祖さまが浄土から戻ってこられて、今日はあの世へと帰って行かれる日・・・。幼いころは毎年、この時期に鳥取の田舎へ帰っていたのですが、キュウリとナスに割りばしを刺した動物がお仏壇に飾られていて当時はかわいいなぁ、面白いなぁ・・・ とそんな印象しかありませんでした。恥ずかしながら、ちゃんと意味を知ったのは最近です。キュウリは馬で「足の速い馬に乗って早くお家へ帰ってきてね」。ナスは牛で「お供え物をたくさん積んでゆっくりあの世へ帰ってね」という思いが込められているそうです。


キュウリとナスで作ってみましたが、季節柄、傷むのも早いので最近は藁で作った物が販売されています

お盆を迎えて

今年のお盆は私にとって特に深い意味をもち、向き合う大事な時間となりました。父との別れ・・・ それはあまりにも突然でした。いまだに一緒に過ごしているようで不思議な感覚のまま過ぎています。「あの時にもっと○○しておけばよかった・・・」という後悔の波と、これまでにもらった深い愛情の大きな波が同時に押し寄せます。思い出を辿る度に実感できる心境や、いまだに果たせていない約束・・・ しっかりと向き合う毎日が修行なのかもしれません。お仕事が休みの時はいつもイベントに駆けつけてくれ、もちろんKANHAMにも! 荷物持ちや裏方で一番に応援してくれていた父。その場をパッと笑顔へ変えてくれる、おおらかで優しい父。何かある度にいつも「感謝の気持ちを忘れたらあかん、それとニコニコやでえ~」とかけてくれた言葉が今日も聞こえてくるようで見守って? くっついている気がします。(笑)

2歳ながら覚えている記憶

さて、今回は、私が2歳ながら覚えている父との思い出の味をご紹介しますね♪ 母が弟の出産で留守の時、ずっと泣いていました。病院へ顔を見に行っても帰り際には寂しくて寂しくて父も困り果てていたようです。そんな帰り道、たまたまフラ~リここへ立ち寄ったらピタリと泣き止み、超ご機嫌になった場所があります!! それは!!!


ぼっかけうどん&そば(牛すじとコンニャクを甘辛く煮たもの)が人気だって!!

地元、兵庫県明石市・山陽電車「明石駅」にある〈山陽そば〉!!! 皆さんもなんとな~く想像できる立ち食いそば屋さん! ここでいつも、きつねうどんを食べていた記憶があります。(甘く炊いたお揚げさんが入ったうどん)1週間毎日、時には1日2回・・・ 通ったそうです(笑) 2歳の私を立ち食い屋さんでどうやって、操っていたかは謎ですが、踏切を渡ってよく食べに行っていた記憶は鮮明に残っているんですよね。それから、私は「毎日おうどんでもいい」ってくらい大好物になりました! ここは出汁がおいしくて、麺はコシがないのですが、それがまた良くて、かき揚げのようなてんぷらも、ほとんど具がなく、出汁につけるとしみ込んでフニャフニャになるのがまたベスト! 故郷へ帰ると、無性に食べたくなるんですよね~。一人でお店に入るのは苦手なのですが、なぜか家に帰ってきたように何の迷いもなく立ち寄れるんですよ~! お家でも楽しめるようにお持ち帰りのセットも格安の280円! 最近はテイクアウトで味わっています。

コロナ禍のこの夏はお家でお取り寄せ

東京は蕎麦、関西はうどん! と大まかに分類されていますが、東京暮らしが随分長くなってもやっぱり「うどん派」を貫いてます。以前は関東圏にも支店があった「美々卯」(みみう)をご存じですか? 渋谷店にはよく通いました!


「きつねうどん」もお揚げさんがふっくらで超オススメ。炊きこみご飯とセットでね!! イベントやスタジオ仕事で疲れた体はいつも出汁を欲するのでよく通いました。

気軽に食べられる単品メニューも人気ですが、名物は何といっても伝統の「うどんすき」。創業245年! 大阪の堺の料亭が歴史の始まりだそうです。上京した当時に事務所の社長さんに連れて行ってもらったのがきっかけでした。ちょうどお誕生日で、パーティーをするから何が食べたい? と聞かれ、「おうどん・・・」と。(笑)「それなら! ここのうどんすきは絶品や~」とスタッフ皆で鍋をつつきながらお祝いをしてくださいました。


緊急事態宣言が明けたとき久しぶりにお店でいただきました。お店の方が作ってくれるのでそれも嬉しい!

昆布と鰹のハーモニー、薄口しょうゆとほんの少しのみりんで作ったお出汁は永遠に飲める・・・ くらい美味しくてね。鶏肉、焼き穴子、飛び跳ねる海老、くるくると巻いてある白菜など具材は15種類ほど入っているんだけど、全部丁寧に下ごしらえされているので、お出汁が濁らないんです! おうどんにも味がしっかりしみ込んで、もうおなか一杯と言ってからもお箸がすすむ~。これはお子さんから年配の方まで仲良く家族で食べられる1品やなぁって思います。よく両親とも食べに行った忘れられない味です。この1年、コロナ禍でなかなか家族そろって外食に出かける機会も少なかったので「お取り寄せ」で家時間を楽しんでいます。


↑これで2人前。しっかり量もあるので4人前を5人で。海老とかハマグリは取り合いになるけど(笑)

お鍋に入れるだけで、お店の味がそのまんま再現出来るよ! 見た目もめっちゃいい感じに・・・! 味も見た目も上品でちょっとしたお家パーティーでも頑張った感が出てる!


ジャーン! 完成! 大人になると家族での時間も少ないので貴重なお家時間を楽しんでいます。

「鍋は冬やー、こんな暑いときにアカンで~」って突っ込まれそうですが、暑い時にこそ熱いものを! クーラーをかけたお部屋で、汗をかきながらうどんすきと冷酒なんてのもいいですよ~。読んでくださってる読者の皆様は男性が多いので、たまには奥様に息抜きをしていただいてご一緒に・・・ なんてのもいかがでしょうか?

お盆と、おうどんと、時々、おとん

この原稿を書いているのはお盆前ですが、今年のお盆はご先祖様を浮かべながら、うどんすきをつついて、お酒もすすんで、思い出話に笑いが絶えない賑やかな日を過ごしたいなぁ。みんなでワイワイと楽しい雰囲気が大好きな父だったので、もしかしたらあの世へ戻りたくないと言っているかもしれませんね。いまだに心配をかけっぱなしの私ですが、好きなことを職業にできる環境は本当に幸せで、ただひたすらに歌の道を、そして与えられたお仕事に感謝を持って淡々と誠実に突き進んでいこうと改めて誓った夏の終わりです。

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次号は 11月 1日(月) に公開予定

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