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新製品紹介

HF+50MHz <SSB/CW/RTTY/AM/FM> 100Wトランシーバー

IC-7300MK2 (アイコム株式会社)

IC-7300MK2M <50Wタイプ>
IC-7300MK2S <10Wタイプ>

2025年11月17日掲載

アイコム株式会社は、2024年に累計出荷台数10万台を突破した、ベストセラートランシーバーIC-7300のリニューアルモデルとなるIC-7300MK2シリーズを11月末に発売すると発表した。


前モデルIC-7300は、日本で初めてRFダイレクト・サンプリング方式を採用したアマチュア無線機で、回路構成の簡素化により小型化・高性能化に成功。コスト面で高級機にしか搭載できなかった機能・性能も備えており、HFビギナーからベテランまで幅広い層から支持を得ている。

IC-7300MK2では、ユーザーから評価の高いIC-7300の機能・性能を受け継ぎながら新たな機能を実装。まず、CWデコーダーは欧文対応だけでなく、アマチュア無線機で初※1となる和文にも対応し、CW初心者の運用をサポート※2。また、国内初※1のHDMI®端子による外部ディスプレイ出力で、大画面での情報表示を実現する。その他、LANポートやUSB Type-C™端子、受信専用アンテナ端子を装備、CWモードで目的信号の了解度を向上させるAPF(オーディオピークフィルター)機能も搭載している。

また、IC-7300から性能面も進化させ、RMDRは約113dB(代表値)とIC-7300より12dB向上※3。送信波のフェーズノイズもIC-7300比で約12dBの改善を達成している※3。さらに、発熱を低減することで安定した長時間運用を可能し、待受時の消費電流は、IC-7300と比較して0.9A→0.7Aに軽減している。

おもな特長

●欧文CWデコーダーだけでなく、アマチュア無線機で初※1の和文CWデコーダーを搭載※2
●国内初※1、HDMI®の外部ディスプレイ出力端子を搭載し、大画面での情報表示を実現。
●LANポート(サーバーPC機能)を搭載することで、シンプルなシステムでリモート運用が可能。
●USB Type-C™端子を採用。1つの端子で、2つのシリアルポートに対応。
●受信用アンテナが接続可能な、RX-ANT IN/OUT端子(SMA型)を装備。
●目的信号の了解度を向上させるAPF機能を搭載。
●従来機IC-7300からRMDRとフェーズノイズ特性が共に約12dB向上※3
●発熱を低減することで、安定した長時間運用が可能。省エネも実現。

※1 主要アマチュア無線メーカーとして(2025年10月自社調査)。
※2 受信状況等により正確にデコードできない場合がある。
※3 2kHz離調(周波数: 14.2MHz、MODE: CW、IF BW:500Hz)。


背面

アイコム株式会社 IC-7300MK2製品ページ

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