アパマンハムのムセンと車
2026年4月15日掲載
連載43回目となります。この原稿を書いている4月4日ですが、仕事の関係で、急遽、浜松市まで行って来ました。あいにくの土砂降りの雨の中でしたが、久し振りに浜松まで行きました。帰りは夜になってしまった上に、降りが激しくなったので、とてもいつもの調子で走る気にはならず、のんびりと走って、休憩を交えながら走ってきました。
昨今の異常気象のせいでしょうか、バケツをひっくり返したような大雨がたびたび起きています。皆さんも運転には十分注意してくださいね。
近年、激甚化する大雨や突発的なゲリラ豪雨。運転中に前が見えないほどの豪雨に遭遇し、ヒヤッとした経験がある方も多いのではないでしょうか。本記事では、大雨の日にドライバーが命を守るために注意すべき鉄則を解説します。
突然の豪雨では、路面状況と視界が一瞬にして悪化します。「少し待てば止むだろう」「いつも通る道だから大丈夫」という油断が大きな事故に直ちにつながります。以下のポイントを必ず押さえておきましょう。

ゲリラ豪雨には気を付けましょう
1. 「ハイドロプレーニング現象」への警戒とスピードダウン
タイヤと路面の間に水が入り込み、車が水の上を滑ってハンドルやブレーキが全く効かなくなる「ハイドロプレーニング現象」は非常に危険です。
・スピードを落とす:
雨が強くなってきたら、晴天時よりも大幅にスピードを落とすことが絶対条件です。
・車間距離の確保:
前の車との車間距離を通常の2倍程度確保し、急ブレーキ・急ハンドルは厳禁です。
・予防策:
スピードの出し過ぎに注意するのはもちろんのこと、タイヤの溝についても注意しましょう。できることなら、予算の許す限り、国産メーカーのタイヤをチョイスしましょう。かっこよさを追求するために、安い輸入タイヤを選ぶのは避けたいですね。車はハガキ4枚分しか地面と接していないことをお忘れ無く。

雨の日の夜の運転には注意
2. 視界の確保と自車の「アピール」
豪雨時は昼間でも薄暗くなり、対向車や歩行者からの視認性も極端に低下します。
・早めのライト点灯:
昼間であっても早めにヘッドライト(前照灯)を点灯し、周囲に自分の車の存在を知らせることが追突事故などの防止に直結します。最近の車はメーターが光るせいで、夜、ライトを付けなくても十分に読み取れてしまいます。そのため、周りが真っ暗でも街灯があるとライトを付けない人が多くなりました。自分は良くても他の人には迷惑にしかならないので、薄暗くなったらライトオンを徹底してほしいものです。
・無理をしない:
ワイパーを最速にしても前が見えない場合は、無理に走行せず安全な場所に停車して雨が弱まるのを待ちましょう。

暗くなったらヘッドライトON
3. アンダーパスや冠水路は「絶対に入らない」
立体交差のアンダーパス(くぐり抜けの地下道)や、すり鉢状の道路は、短時間で一気に雨水が溜まります。
・迂回の徹底:
「前の車が通れたから」「水深が浅そうだから」と安易に進入するのは絶対にやめましょう。マフラーや吸気口から水が入るとエンジンが停止し、水圧でドアが開かなくなります。少しでも水が溜まっている道は迂回が鉄則です。余談ですが、吸気口から水が入ると、一発でエンジンが壊れます(ウォーターハンマーともいいます)。
水はほとんど圧縮できないにもかかわらず、吸い込んだ水を圧縮しようとしてしまうので、ピストンやコンロッド、さらにシリンダーブロックなどに深刻なダメージを与えてしまいます。水を吸い込んで破損したエンジンはほぼ修理不可能(エンジンを丸ごと取り替えたほうが安い、という意味で)ですので、注意してくださいね。トラックの中にはボディの下側に吸気口がある車種もあります。

冠水したアンダーパス
4. 万が一に備えた「脱出用ハンマー」の常備
万が一、車が冠水してしまった場合、水深がドアの下半分程度に達するだけで、水圧によりドアを開けることが困難になります。冠水した車は価値が激減するだけでなく、電気自動車やハイブリッド車に至っては、感電の危険(=死の危険)もあります。
・車内への備え:
車内には必ず窓ガラスを割るための「緊急脱出用ハンマー(レスキューハンマー)」を手の届く範囲(ダッシュボードやコンソールボックスなど)に常備しておきましょう。シートベルトを切るカッターが付いているタイプが推奨されます。

脱出用ハンマー
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