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ハムフェア2026開催

2026年9月15日掲載

JAIAコーナー

JAIAコーナーでは、各社の製品展示が行われ、熱心な来場者が新製品や主力製品の感触を確かめたり、説明員に質問を行ったりしていた。ブース番号順に紹介していく。

●B09 アツデン株式会社
HF/50MHz帯リニアアンプAZR-1000を始め、参考出品としてAZR-610(50MHz帯1kWリニアアンプ)、AZR-205(144MHz帯500Wリニアアンプ)、AZR-705(430MHz帯500Wリニアアンプ)などが展示された。なおAZR-1000は使用しているLDMOSの生産終了により、約20台の生産で終了というアナウンスがあった。現在、後継機種の検討が進められているそうだ。



AZR-1000は生産終了のアナウンスがあった

●B10 株式会社JVCケンウッド
今年2026年、ケンウッドの創業80周年を迎えるJVCケンウッドは、これを記念しHF/50MHz帯トランシーバーTS-990の80周年記念モデルを年内に発売するとサプライズ発表があった。


同社代表取締役 社長執行役員の鈴木氏と歌手のJH1CBX Masaco氏とのスペシャルイベントでサプライズ発表があった

通常製品では「KENWOOD」の文字が正面パネル左上に配置されているが、記念モデルでは「TRIO」の文字とロゴが配置されている。2026年度内に国内限定で15台の販売を予定しているが抽選販売となる可能が高いそうだ。正式な価格、販売方法については今後発表される。


TS-990の80周年記念モデルセット。専用スピーカー、JAIA共通規格のスタンドマイク、ヘッドホンの4点セットだ

ハムフェア直前に発売を発表したJAIA共通規格のマイクMC-100はHF/50MHz帯トランシーバーTS-890と共に展示された。展示機であるため実際の送信は出来ないが、掲示されたスペックを確認する来場者が多かった。


JAIA共通規格のマイクMC-100とTS-890

7月末に発売を発表した144/430MHzデジタルデュアルバンダーTM-D750も注目を集めた。展示ではAPRSを活用するデモや実際に操作などを確かめる来場者が絶えなかった。


TM-D750のAPRS活用デモ

●B11 第一電波工業株式会社
これから発売を予定している製品が多く展示されていた。昨年の参考出品でひときわ目を引いた、7MHz帯V型ダイポールアンテナロングエレメントタイプHFV40H(耐入力 SSB:200W、CW:70W)は、昨年の段階では7MHz帯のみであったが、サブエレメントを使用することにより、7/21MHz帯のデュアルバンド化ができるという。発売は2026年11月を予定している。


28MHz帯グランドプレーンアンテナGP28V(耐入力1kW)も、昨年の参考出品をブラッシュアップしたものが展示された。発売は2026年11月を予定している。


V型ダイポールHFV40Hと28MHz帯グランドプレーンGP28(VDPの右側)

7~50MHz帯屋外設置型コンパクトアンテナチューナー用エレメントATE750(耐入力 SSB:200Wだが、最終的にはATUの耐入力となる)は全長約1.99m、重量は約1.6kgで、現在販売されているCPATU(全長約4.6m、重量約2.5kg)よりコンパクトに7~50MHz帯で運用することができる。発売は12月を予定している。


コンパクトアンテナチューナー用エレメントATE750、隣には小型バランBU-15の利用例の展示

移動運用に最適な小型バランBU-15(耐入力100W PEP)も展示された。対応する周波数は3~60MHzで、単体展示の他、使用例としてワイヤー式ダイポール、アルミエレメント式ダイポールなどに取付けた展示もあった。

●B12 アイコム株式会社
5月に米国のデイトンハムベンションで初展示され、6月にドイツのHAM RADIO、7月にイギリスのWRTC(World Radiosport Team Championship)会場でもモックが展示され、さらにティザー動画などで注目を集めた新製品「X-026」が、ついに「IC-7110」として発表された。


IC-7710発表直後のアイコムブース
ナレーション担当のMasaco氏が見えないほどの来場者であった

発表は29日10:30に行われた。開場からすぐにアイコムブースには来場者が集まり始め、5分前からスタートしたカウントダウン動画が始まるころには、周囲の通路を埋め尽くす多くの来場者が集まった。26秒前に動画表示が「X-026」と表示され、そこから秒読み表示となり、「ゼロ」になった瞬間に機種名が「IC-7110」と表示されると来場者の視線を集めた。その後来場者は次々と実機を撮影したり、操作を試すなど2日目の閉会までIC-7110の前は人が途切れることがなかった。


ハムフェア開場前のX-026(IC-7110)展示コーナーの様子


カウントダウンは26秒前にX-026と表示された後、3桁表示でカウントダウンした


発表後IC-7710と表示された


IC-7110の出力はHF/50MHz帯100W、144/430MHz帯50Wで、前モデルIC-7100の出力HF/50MHz帯100W、144MHz帯50W、430MHz帯35Wから430MHz帯の出力が50Wに増力した。またIC-7300MK2に搭載されたCWデコーダー機能も搭載されており、日本国内モデルでは和文モールスもデコードが可能となっている。操作部はセパレート型で、HF/50MHz帯と144/430MHz帯のデュアル表示と同時受信が可能だ。HF帯をワッチしながら、430MHz帯のD-STARレピータで待ち受けといった使い方もできる。


IC-7300MK2やIC-705などと同様にスペクトラムスコープも表示できる。また操作部右上にスピーカーが内蔵されている


無線機本体背面には2つのM型コネクタ(HF/50MHz帯用、144/430MHz帯用)などが並ぶ。
なお操作部にも本体にもマイクを接続することができる

またWi-Fi接続を利用し、D-STARレピータリストやファームウェアの自動更新が可能となるオンラインアップデート機能が、同社製品では初めて搭載された。これにより常に最新のレピータリストやファームフェアを利用することができるという(従来のユーザー自身によるアップデートも可能)。IC-7110が起動したときにWi-Fi接続されている場合、自動的に専用のサーバーに接続され最新のデータがあるか確認を行い、アップデートがある場合メッセージが表示され、更新を実行するかを選択できるという。レピータリストの更新にかかる時間は通信状況にもよるが、ダウンロードは10~20秒程度で行われるそうだ。


Wi-Fiを使用し、DVレピータリストやファームフェアをオンラインでアップデートできる

また、ハムフェア開催直前に発売されたID-5200の実働デモ展示も行われた。こちらはIC-7110に搭載のオンラインアップデート機能を近日中に新機能として公開すると発表があった。またAPRS機能も今後のファームウェアアップデートで対応できるという。


ID-5200の実働デモ展示

従来機ではIC-7760とIC-PW2の組み合わせ展示や、IC-7760の単体展示では奈良市にある同社のならやま研究所に設置されたRFデッキとのリモート接続のデモ展示もあった。またSHF帯コーナーの展示では、24GHz帯トランスバータ―(参考出品)を使用したFM-ATVの送受信デモが行われた。さらにIC-9700によるGMSK 9600bpsパケット通信(参考出品)のデモ運用もあった。


24GHz帯 FM-ATV送受信デモ


IC-9700 GMSK(9600bps)パケット通信デモ

SHF帯関連のデモ展示

●B13 アルインコ株式会社


デジタル簡易無線登録局用で多数のメーカーが採用している「AMBE」方式と、独自で採用している「RALCWI」方式の両方を搭載したDR-DPM80Hを参考出品した。AMBE/RALCWI両方に対応しているため、異なる側で受信しているときには自動で切り替わるそうだ。


デジタル簡易無線登録局DR-DPM80H(参考出品)


左: 直流安定化電源DM-425MV(参考出品) 右: 29MHzFMトランシーバーDR-03SX

その他、特定小電力トランシーバーの新製品DJ-P420や、参考出品として直流安定化電源DM-425MVが展示されていた。

●B14 株式会社エーオーアール


現在販売しているデジタルコミュニケーションレシーバーAR5700Dの周波数拡張タイプとして、AR5700D 6GHz Extended Versionが参考出品された。これは従来タイプの受信周波数範囲9kHz~3700MHzを9kHz~6000MHzに拡張している。この他の特長として市販SDRソフトに対応したデジタルI/Q出力、D-STARをはじめ様々なデジタルモードとアナログモードに対応し、最大3千万step/秒の超高速サーチが可能だ。発売時期や価格は未定で今後正式発表される予定だ。


デジタルコミュニケーションレシーバーAR5700D 6GHz Extended Version(参考出品)

●B15 ルソージャパン株式会社
コールサインをフラッグに記帳した来場者に記念缶バッジをプレゼントする恒例のイベントを行っていた。


ルソースタッフほか関係者の皆さん

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