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Masacoの「むせんのせかい」 ~アイボールの旅~

第61回 日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院(八事日赤)アマチュア無線クラブ(JE2ZND)の皆さん

Masacoの「むせんのせかい」 ~アイボールの旅~

こんにちは! Masacoです。なんと7か月ぶり・・・ 今年2回目の貴重な「むせんのせかい」をお届けします! 少し収まってきたかなぁと思っていた新型コロナウィルスが、またまた猛威を振るい、あっという間に過去最高の感染者数になってしまいましたが、皆さんお変わりなくお過ごしですか? 私もマスク、消毒、うがいを欠かさず、栄養と睡眠はたっぷり! を心がけ、少しずつですが歌を届ける仕事を再開しています。

7月の「KANHAM」と「東海ハムの祭典」、8月の「ハムフェア」では、お会いできなかった3年分の思いを込めて大勢の皆さんとアイボールQSOができました! マスク越しでも目と目を合わせると、互いのエネルギーの交換になりホッとしますね♪ つながりと一期一会を改めて感じる時間になりました。

さて、今回の「むせんのせかい」は、7月中旬にお邪魔させていただいた、愛知県名古屋市の「日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院(八事日赤)アマチュア無線クラブ」をご紹介します。「むせんのせかい」の長い連載の中で、病院のアマチュア無線クラブを訪問するのはこれが初めて! しかも名古屋で知らない人はいないという大規模な災害拠点病院、お目に掛かるのはアマチュア無線家でもある院長先生!! 取材の15日前から毎日検温して、体調管理を心掛けながら訪問日を迎えましたよ!

第61回 日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院(八事日赤)アマチュア無線クラブ(JE2ZND)の皆さん


調印式(記事内参照)で関係者の皆さんと記念撮影

お邪魔したのは名古屋市の東部、昭和区にある「日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院」です。地元では昔の地名にちなんで「八事(やごと)日赤」の名前で親しまれています。


日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院に到着! すぐ近くには市営地下鉄「八事(やごと)日赤」駅があります♪

大きな建物にびっくりしながら受付を済ませ、秘書の方のご案内で会議室に入ると、すぐに院長でアマチュア無線クラブ会長の佐藤公治先生(JR2TDE)がいらっしゃいました。

「Masacoさん、ようこそいらっしゃいました」。

--佐藤先生、今日はよろしくお願いします!! 大きな病院で驚きました!

「はい、ここは病床数812、職員数約2,000人という規模で、災害拠点病院(災害時における初期救急医療体制の充実強化を図るための医療機関)にも指定されています。元々は1914(大正3)年に結核療養所としてスタートし、第二次大戦後に病院になりました」

--第二病院ということは、第一病院が別にあるのですか?

「名古屋市中村区に日本赤十字社愛知医療センター名古屋第一病院があるのですが、実はここ第二病院のほうが歴史は古いのですよ」

--へえ、面白いですね~!

そして佐藤先生に、アマチュア無線クラブのことをいろいろと教えていただきました。


この病院の院長でアマチュア無線クラブ会長の佐藤公治先生(JR2TDE)にお話を伺いました

アマチュア無線クラブの会員構成と力を入れている活動

日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院(八事日赤)アマチュア無線クラブのコールサインは「JE2ZND」。初開局は1984(昭和59)年だそうです。病院の職員有志がメンバーになっている野球部や卓球部、山岳部などと同じく“病院の互助会の職域クラブ”という位置づけで発足しました。

病院職員には、アマチュア無線技士の資格を持っている人はたくさんいらっしゃるのですが、クラブ員は12、3年前から徐々に減ってしまい、現在は「院内会員」が5名(男性3名、女性2名。うち1アマ1名、4アマ4名)、「院外会員」が25名という構成になっているそうです。

院外会員は一種の賛助会員で、クラブのホームページFacebookページで募集しています。日本赤十字社は各県支部に“赤十字奉仕団”というボランティア組織を設け、それぞれの団が専門性を生かした活動を行っていますが、愛知県にはアマチュア無線家による「愛知県赤十字無線奉仕団」も組織されています。そのメンバーの中にJE2ZNDの院外会員が多いと伺いました。

「いざというとき、私たち病院職員は医療に従事しなくてはなりません。そこで無線奉仕団の人たちが、クラブの無線設備を使ってくれるといいなあと思っています。現在は院内会員が毎週集まって・・・ といった活動はありません。院外会員が屋上のアンテナなどのメインテナンスに来てくださるときに、一緒にお手伝いするというイメージです。会員への連絡にはメーリングリストを活用しています」(佐藤先生)


日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院(八事日赤)アマチュア無線クラブのホームページ。病院名は2021年に改称され、クラブ名も変更になりました

特に力を入れている活動は、毎年秋にJARL愛知県支部が行っている「非常通信訓練」へ参加することだそうです。

この訓練では、本部局の場所を毎年持ち回りで変更しています。佐藤先生は「この病院に本部局を設置したこともありますし、弥富市や東海市に置いたこともあります。クラブの会員は県内各局と信号リポートを交換しながら、いざという場合の交信練習を行っています」、「とにかく無線機は常備するだけではダメ。日頃から使って、交信に慣れておく必要があります」と強調していらっしゃいました。また最近はクラブとしての訓練テーマを決め、いろいろな人たちとコラボレーションをしながら参加することで、スキルアップを図っているそうです。


病棟屋上の小さな部屋(パイプスペース)にあるクラブの第1シャック。2015年にここを本部局として行われたJARL愛知県支部主催「非常通信訓練」の掲示が残っていました。

ところで、過去に参加した非常通信訓練では思わぬハプニングがあったそうですよ。

「ある年の訓練を行う日が、この病院の“停電テスト”の日程と重なってしまいました。今から訓練開始! というタイミングで、病院の電源が本当に切れてしまったのです。もちろん災害拠点病院ですから非常用の自家発電装置があり、停電時は自動的に非常電源に切り替わるのですが、起動には少し時間が掛かります。用意していたリグの中には、突然の停電で設定がリセットされたり、D-STARレピータ装置に繋がっているコンピュータの電源が落ちてしまったりで本当に慌てました」

--これは大変でしたね!

「リアルな“本当の訓練”になって、よい経験になったとも言えますが(笑)」


2004年、東海地方非常通信協議会から贈られた表彰状が飾ってありました

そして、クラブとしてもう一つの重要な活動が、「災害拠点病院こそ、レピータなどのアマチュア無線設備が必要」との考えで屋上に設置した、レピータ局の管理だそうです。とてもロケーションが良い場所にあるということで、特別に見学させていただくことになりました♪

屋上でレピータを見学!

10階建ての屋上にやってきました! 本当にロケーションが良く、周囲に視界を遮る建物はほとんどありません。そしてレピータ局のアンテナが塔屋のあちこちに取り付けられています!


病棟屋上から南南東方面(刈谷市、三河湾方面)の景色


佐藤先生に屋上を案内していただきました♪

--先生、たくさんアンテナがありますね。レピータ局は全部で何局あるのですか?

「D-STARはJP2YGGのコールサインで1200MHz帯DD/DVの2波、アナログFMはJP2YGBのコールサインで430/1200/2400MHz帯の3波、合計5波で免許されています。ただし2400MHz帯のFMレピータは故障のため現在停波中です」


塔屋にレピータ局のアンテナがいくつも設置されています

--5波ですか、ビックリ! このロケーションだと電波は飛びますね~。

「尾張から西三河まで、愛知県内の広域をカバーしています。430MHz帯のFMレピータは、滋賀県のレピータと同じ周波数なのですが、名神高速や東名高速を走っているトラックにとっては周波数を変えずに済んで使い勝手が良いのか、静岡のあたりまでずっと使っていることもあります(笑)」

--430MHz帯はD-STARレピータにしないのですか?

「それも考えたのですが、災害時を考えてFMモードで生かしておくことにしました。その代わり1200MHz帯はD-STAR(DD/DV)も開設しています。D-STARは異なるレピータからのゲート越えができて便利ですね」


1200MHz帯のD-STARレピータ装置とアンテナ。パラボラアンテナは10GHz帯のアシスト回線用です

そして屋上にある小さな部屋(パイプスペース)へ。鉄の扉を開けると、小さなラックと机に無線機がセッティングされていました。

「ここがクラブの第1シャックで、無線機はHFから1200MHz帯まであります。ちょっと狭いので、非常通信訓練のときは外に机を並べてオペレートしています。」


第1シャックの無線機。HFから1200MHz帯まで揃っています!


ラックに入った430MHz帯FMレピータ装置(IC-RP3010)の動作チェック中!

--見慣れない無線機もありますね。これは業務用ですか?

「はい、日本赤十字社は150MHz帯と400MHz帯に独自の業務無線(専用波)を持っていて、各病院や救急車、献血車にも無線がついています。これはその無線機本体で、病院内の端末から遠隔操作で送受信ができるようになっています。」


日本赤十字社の業務用無線機(JVCケンウッド製)とリモコン装置

--専用の周波数があるなんて凄いです。ところで先ほど“クラブの第1シャック”というお話がありましたが、もしかして“第2シャック”もあるのですか?

「そうです。これからご案内する災害管理センター棟の中に第2シャックがありますので、あとでご覧になってください」

--ありがとうございます!

「備え」と「工夫」の災害管理センター棟

続いて、病棟に隣接した「災害管理センター棟」にやってきました! ちょうど2年前、病院創立100周年記念事業の一環として建設されたそうです。


病棟に隣接した「災害管理センター棟」の全景(病院ホームページより)と、中間層免震構造物の説明パネル

「大きな災害が発生すると、この病院には多数の患者さんや避難住民が集まってくると予想されます。さらに全国から赤十字の応援隊(救護班)が多数駆けつけるため、病院内がグチャグチャになってしまうかもしれません。そこで阪神大震災や東日本大震災の教訓から、災害医療をマネージメント(管理)し、災害医療の拠点になる建物を独立して設けることにしました」と教えていただきました。

とにかく工夫がいっぱい! 建物は震度6弱の揺れにも無傷で耐えられる中間層免震構造(地下1階が耐震、2階以上が免震)で、地下2階には上水道が断水したときにも安全な飲用水を供給できる地下水浄化システム、屋上には停電時も約7日間継続して発電できるガスタービン式の非常用発電装置(500kVA)、駐車場の地下に一時貯留槽を埋設して、10基の仮設トイレが約10日間使える構造にする「災害対策トイレ」など、どれもビックリ!! のものでした。


上水道が断水したときにも安全な飲用水を供給できる「地下水浄化システム」を見せていただきました


屋上の非常用発電装置はガスタービン方式!


「災害管理センター棟」の2階建て駐車場。1階の一部は災害対策トイレの設置場所になっています


災害対策トイレの説明用模型。実際の使用はまだ一度もないそうです

駐車場には救急車やDMAT(災害派遣医療チーム)の車両、災害救援車(現場の災害指揮所になる。アマチュア無線にも対応)もスタンバイ! 壁一枚隔てた建物内には資機材や備品をしっかり整頓して準備。必要なものをすぐ車両に積んで出発できるようになっていました。


駐車場には救急車、DMAT車両、災害救援車がスタンバイ!


たくさんのアンテナが付いた災害救援車を見せていただきました


災害救援車は、災害現場で指揮所としても使えます

ちなみに日本赤十字社は全国に91の病院があり、国内はもちろん、海外で発生した災害にも人員派遣を行っているそうで(海外派遣はスイスの国際赤十字本部と調整)、「何かあったら誰を派遣するか」が病院ごとに決まっているそうです。

佐藤先生は「救助のヤマ場は災害発生から1週間ですが、赤十字はもっと長いペースで、現地が復興していくまでプランを立てながら活動を行います。災害発生当初は外傷など外科のニーズが高いのですが、避難所生活が長くなると、感染症や食中毒が流行することもあり、ニーズが内科に変わっていきます。また、心が病んでしまう人もいるのでそのケアも重要になります」とおっしゃっていました。

2011年3月の東日本大震災の際は、この病院からも発生から半年ぐらいは職員を派遣したそうです。「約2,000名の職員のうち、半分ぐらいは交代しながら被災地に行ったと思います。“困っている人を助けたい”という高いモチベーションの人たちがたくさん勤めています」と教えてくださいました。


資機材や備品の保管スペース。災害時の活動に必要なものが整然とまとまっていました


もちろん連絡用のハンディ機も充電完了の状態でスタンバイ!

そして災害管理センター棟の屋上にはさまざまなアンテナも! 3種類の衛星電話用アンテナのほかに、アマチュア無線のHF用GPアンテナが2組、V/UHF帯のGPアンテナなどがありました。佐藤先生は「災害などで電話網が途絶したら、遠距離とはHFで連絡を取らないといけなくなるかもしれません。日本赤十字社は東京都港区に本社があり、アマチュア無線クラブを開設しています。また各地の赤十字支部などにも無線クラブが設置されているところがあり、HFで交信することも考えられます。そのための無線機とアンテナは欠かせません」と説明してくださいました。


災害管理センター棟の屋上には衛星電話用アンテナ、第2シャックのアマチュア無線用アンテナ(HF、V/UHF)が設置されています

協定書の「調印式」に立ち会い

いろいろ見せていただいたところで、佐藤先生が「Masacoさん、もうしばらくすると、この建物で“調印式”をあるので、ぜひ立ち会ってください」とおっしゃいました。

--ええーっ、調印式ですか?!

「はい。数年前から交流がある愛知県東海市の非常通信協議会と、愛知県豊明市の藤田医科大学のアマチュア無線クラブ(ボランタリオ・フジタ無線クラブ)、そして私たち(日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院(八事日赤)アマチュア無線クラブ)の3団体が、“相互協力をして大規模災害時にはアマチュア無線の活用で地域社会に貢献しましょう”という協定を結ぶことになりました」

--とても有意義な協定ですね。ぜひ立ち会わせてください!

「私は以前から、日本災害医学会という学会に参加し、災害時にどんな工夫が必要か、どのように情報共有を行うかというセッションで、アマチュア無線の活用について発表を行っています。そうしたところ知名度が徐々に上がり、いろいろな方から声を掛けてくださるようになりました。東海市役所の方からは“東海市にもそういうクラブを作ろうと思う(市役所の職域クラブ)”、藤田医科大学の方からは“無線クラブを1つ作りたい”というお話があり、“それなら、一緒にネットワークを組んでやりたいですね”ということで、連携が始まりました」

「愛知県は、大学や市役所などの無線クラブが非常電源のある公共設備にレピータを設置するケースが多いようです。東海市役所もD-STARレピータを設置していますし、藤田医科大学も最近、名古屋市熱田区の電波学園に設置されていたD-STARレピータ局が移設という形で設置されました」

--そうやって、連携の輪が広がっていくのがいいですね!

「2019年には東海市非常無線協議会の竹内さん(JR2BNR)、日本赤十字社伊勢赤十字病院 救命救急センター長の説田先生(JQ2JAQ)、愛知医科大学 名誉教授 災害医療研究センターの中川先生(JR2SQX)と、日本災害医学会で“アマチュア無線(D-STAR)を使った災害時画像伝送の有用性について”という演題のポスター発表を行ったこともありますよ」

--学会で、D-STARを使った災害時画像伝送の発表ですか! すごい取り組みですね。


2019年の日本災害医学会で「アマチュア無線(D-STAR)を使った災害時画像伝送の有用性について」を発表した際の資料

ということで、日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院(八事日赤)アマチュア無線クラブの佐藤先生、藤田医科大学 ボランタリオ・フジタ無線クラブの若月先生、東海市非常無線協議会の川﨑さんによる、相互協力協定の調印式が行われました。これからこの3団体は「無線通信技術に関すること」、「非常通信の確保に関すること」、「その他相互に協力することが必要と認められる事項」で、連携強化で活動していくことになりました。


3団体の「アマチュア無線協定」の調印式が行われ、私も立ち会わせていただきました♪


「アマチュア無線協定」調印後の記念撮影。写真左は藤田医科大学 ボランタリオ・フジタ無線クラブの若月先生、中央は日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院(八事日赤)アマチュア無線クラブ会長の
佐藤先生、右は東海市非常無線協議会の川﨑さん

「災害対策本部」の部屋を見学

最後に災害管理センター棟の中にある「災害対策本部」の部屋を見せていただきました! 個別のディスプレイを装備した大きな会議用テーブル、会議用のマイクと電話機、院外の関係者ともテレビ会議ができる中継システム、特大スクリーンなど、サンダーバードか特撮映画の司令部のような雰囲気でした。災害が起きてから対策本部になる部屋や機材を準備するのではなくて、常設でこの部屋が設けられているのが素晴らしいです。


常設の「災害対策本部」を見学。情報収集に特化した部屋は特撮映画のような雰囲気でした


この部屋はコロナ禍でのリモート会議にも活用されているそうです

--そういえば先生、クラブ局の“第2シャック”はどちらですか?

「はいMasacoさん、これが第2シャックです!」

と案内されたのは、災害対策本部の隣にある「災害情報センター」という、記者会見もできそうな大きな部屋。その一角にHFから1200MHz帯の無線機がセッティングされたラックがありました!! 2つのHFアンテナに合わせて、ちゃんとHF機も2セット用意されていました。


災害情報センターの一角にあるラックが無線クラブの「第2シャック」でした。アマチュア無線機が頼もしく見えます!

--ここがそうですか! 災害情報センターの中にあるとはビックリです。アマチュア無線機が頼もしく見えますね(笑)。

むすび

佐藤先生、院長のお仕事でお忙しい中ありがとうございました! お医者さんでアマチュア無線家でもある、その原点を知りたくて、取材の途中で伺ったら、昔からラジオ少年で、高校3年生のときにハムの資格を取得。大学受験でエンジニアの道か医療の道か、進路に迷ったときに“これからの医者は電気が使えないとまずいだろう。電気の得意な医者を目指そう”という考えに至ったそうです(佐藤先生のお父様もお医者さんだそうです)。

実際に電気やコンピュータの知識は医療に大変役立ち、日本赤十字で災害医療に取り組むようになってからは「無線の知識がこんなに役立つとは思わなかった」と思うほど。世界各地の災害現場へ行くたびに無線機を使い、無線機の修理や統制局の運用を任されたこともあったとか!

海外でも、災害時には必ずアマチュア無線家が活動をしているそうで、佐藤先生がそこへ行くと「アマチュア無線を知っている人が来てくれた!」と大変喜ばれ、仲間意識が芽生えますというお話がとっても印象的でした。


佐藤先生、長時間にわたりありがとうございました! (Masaco)

恥ずかしながら私は、災害医療のことや日本赤十字の活動はほとんど知りませんでした(献血の団体? くらいのイメージで・・・ 汗)。そればかりか、アマチュア無線が医療の現場でも大変役立って、“命綱”になるということにも実感が沸きませんでした。「阪神淡路大震災でアマチュア無線家の連携が復興の大きな役割を果たした」と耳にしたことはありましたが、今回の佐藤先生のお話に全て繋がっていたんだ! と気づきました。私ももっともっと勉強して、何か力になりたい・・・。そして整形外科の名医である佐藤先生の様々な現場での経験と豊富な知識と何よりも素晴らしい人柄は、患者さんの心に寄り添い、強い信頼関係の絆が生まれるんだろう・・・ と伝わってくる、素晴らしい取材時間でした!

ではまた、次回の「Masacoのむせんのせかい」でお会いしましょう。毎月の取材の日々が戻ってきますように♪ それまで皆さん、健康第一♪ お元気でお過ごし下さい♪

(JH1CBX Masaco)

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次号は 12月 1日(木) に公開予定

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