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新製品紹介

特定小電力トランシーバー

DR-PM300SEFL(アルインコ株式会社)

価格 オープン

2025年8月15日掲載

アルインコ株式会社は、固定/車載型の特定小電力トランシーバー・DR-PM300SEFLを、2025年8月上旬に200台限定で発売すると発表した。


DR-PM300SEFLは、ライセンスフリー無線愛好家から要望が多かった車載・固定用特小無線機のリクエストに応えるため製品化されたもので、既存の業務機DR-PM300SEを交互・交互中継通話に特化させ、スタンドマイクをダイナミックハンドマイクに変更するなどでコストダウンを達成したという。また初期設定で周波数やSメーターが表示でき、スキャンやモニター機能へのアクセスも直接キー操作で行えるなど、ホビーユーザーに最適な仕様を実現した。


免許資格不要のハイエンド特小トランシーバーで、アンテナ付きの無線部を屋外に設置して固定局として楽しめるほか、車載しロケーションの良いところへ移動運用するなど、多彩な楽しみ方ができる。無線部は標準ケーブルで5m、別売ケーブルで10mまで操作部と離して設置ができる。さらに操作部のフロントパネルもセパレートケーブルを使用して本体から5m離して設置できる。

表示部の色は10色から選択可能で、日本語表示と音声ガイドにより直感的に操作でき、騒音下でマイクに乗るバックノイズを驚くほど軽減する最新のノイズキャンセル回路も搭載している。

仕様

  • ・  特小無線の全47chを実装、交互・中継通話に対応
  • ・  ハンドマイク、固定と車載両方に対応する2種類のDCケーブル、5mセパレートケーブルと車載用金具が付属するオールインワンパッケージ
  • ・  自動車の12V/24Vバッテリーに自動対応
  • ・  アンテナ付きの無線部は強力マグネット基台を採用、特殊工具無しで設置が容易
  • ・  無線部と接続ケーブルはIP65/66/67耐塵、耐噴流・耐浸の屋外常設仕様
  • ・  VOX、コンパンダー、デュアルオペレーションなど定番の機能はもれなく装備

定格

  • ・  寸法
  •     無線部: 59.8×441.0×34.0mm(W×H×D/アンテナ含み基台含まず)、全高490mm(アンテナ先端からマグネット基台底部まで)
  •     操作部: 140.0×40.0×178.0mm(W×H×D)
  • ・  質量: 約2,600g(モービルブラケット/DCケーブル除く)
  • ・  送受信周波数: 421/422/440MHz帯 特定小電力無線47ch
  • ・  電波形式: F3E(FM)/F1D(FSK)
  • ・  通信方式: 単信、半複信
  • ・  送信出力: 10mW/1mW切替
  • ・  受信感度: -14dBu(12dB SINAD)
  • ・  音声出力: 2W以上(本体スピーカー)/800mW以上(外部出力)
  • ・  定格電圧: DC13.8V/26.4V ±10%
  • ・  消費電流: 送信時350mA以下/受信定格出力時600mA以下/受信待受時300mA以下
  • ・  動作温度範囲: -10℃~+50℃

関西アマチュア無線フェスティバル(関ハム)2025では参考出品だった本機は、ハムフェア2025ではメイン展示される予定とのこと。

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