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Summits On The Air (SOTA)の楽しみ

その94 SOTA日本支部設立10周年-3

JH0CJH・JA1CTV 川内徹

2025年8月15日掲載

今年の6月1日、SOTA日本支部は発足してから10年となりました。これもSOTAを楽しみ、そして参加することで盛り上げていただいた皆様のおかげです。今回もSOTA日本支部の10年を振り返ってみたいと思います。

SOTAの運営

SOTA日本支部は2015年6月にスタートしました。アワードプログラムですので、この10年間にルールの変更というものはありませんが、山岳リストの改版は大体1年に1回というペースでやってきました。

SOTA日本支部のスタート時は日本全国で5,160座のSOTA対象の山がありましたが、その後、皆様から寄せられた情報の検討結果により、現在は7,058座の山がSOTA対象となっています。また山の名前についても、地図にないものを現地で調べたり、山頂にある山頂碑などの情報を実際に登頂した人からいただくことで、毎年山岳リストは進化を続けています。

このあたりは情報を送っていただく皆様はもちろんですが、JA1CTC小林さんの地道なご努力によって支えられております。JA1CTC小林さんはとても地図についての造詣が深く、多くのSOTA対象の山を見つけていただき、現在は山岳リストの管理を主体に行っていただいております。

進化というとSOTA開始時点ではなかった様々なツールをJL1NIE友部さんが作られています。その一つは「MyACT」。これの主たる機能は、今どこで誰がQRVしているかという情報を地図上に表示する機能ですが、これに合わせて山頂の最高標高地点から20m以内のアクティベーションゾーンを表示できる機能があり、これはアクティベータにとても便利な機能となっています。

このようにSOTA運営にも多くのご協力をいただく方が増えており、毎年のハムフェアや関ハムでの出展、その費用の捻出なども大きな課題となってきました。この点についてはJP3DGT生地さんに会計作業関連のご協力を頂き、皆様からのドネーションや頒布料金の管理、出納のやりくりを行っていただいております。この頒布品の制作にはJG1BOK川真田さん、JG4LCS原田さんのご協力を得ております。


昨年のハムフェアでの出展

SOTAは他にもいろんな企画のアイデア出しや運営、そしてドネーションをいただきました数々のご協力者のおかげで成り立っております。そのひとつが今年のSOTA日本支部設立10周年記念アワードプログラムです。開催期間は6月1日~12月31日です。詳しくはこちらのSOTA日本支部のホームページをご覧ください。
https://www.kawauchi.homeip.mydns.jp/sotajp/

この記事が掲載されたあと、東京有明GYM-EXにて今年もハムフェアが開催されます。既にSOTAをやっている人も、これからやってみようかという人も、是非ハムフェア会場のSOTAブースにてお会いしたいと思います。ブース番号はC12です。是非ご訪問ください。

SOTA日本支部ではSlackを使ったコミュニティプラットフォームがあります。すでに100人以上のSOTA愛好家の方々が参加されています。このコミュニティに新たに参加をご希望の方は私宛のメール、ja1ctvアットマークjarl.comでも結構ですし、SOTA日本支部ホームページの問合せのページから連絡を頂いても結構です。登録案内を送らせていただきます。

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