コンテストインフォメーション
2025年12月1日掲載
10月から11月にかけて国内外とも多くのコンテストが開催されました。コンテスターの皆様も大忙しだったのではとお察しします。私もいくつかのコンテストに参加しましたが、その合間に東京都大島町にて移動運用を楽しみました。

実は、元々この日程で八丈島への移動運用を予定しておりました。交通機関、宿、レンタカーの予約も整っておりましたが、ご存じの通り現地は台風により甚大な被害を受けました。宿泊困難となったためこの計画はキャンセルしましたが、現地の状況が落ち着き観光客を歓迎する状況になったら早めに訪問したいと思っております。早期の復興を祈念申し上げます。
今回は10月~11月に開催されたコンテストのうちいくつかのレビューと12月~1月に開催される注目のコンテストを紹介したいと思います。
【ご注意】
執筆時点で得られる最新のコンテスト規約等を基に執筆しておりますが、規約は変更となる可能性がございます。参加を検討されている方には、最新の規約をご確認いただくことをお勧めします。
「東京」を冠していますが、実質的に全国対全国のコンテストです。14MHz帯のコンディションが良かったので、これを活かした参加者は相当好結果が得られたものと思います。私はオールバンド部門に参加し311交信、8万点ちょっとの結果でしたが、好コンディションであったことを踏まえると上位は望めないと予想しております。
毎年思うのですが、このコンテストでは3.5MHz帯でかなり苦戦します。QRP+プアーアンテナを使っている私の場合は当然ですが、近所の常勝コンテスターもかなり苦労されていた模様です。
昨年に続き今年も山の上から参加しましたが、連休中日かつ好天だったためか、参加者が更に減ったと感じました。主催者のwebを確認したところ、2023年のログ提出局数が185局であったのに対し、祝祭日と重なった2024年は143局、連休中日となった今回は117局だったそうです。
とはいえ、シングルバンドです。QRPでも3時間で200局近く交信できるのはクラブ主催のコンテストとしてはかなりの盛り上がりです。主催者である横浜鶴見クラブの皆様に感謝申し上げます。

鶴見川コンテスト参加時の筆者の使用設備 IC-705+5エレスタック
熊に怯えつつ移動しましたが、紅葉シーズンのため高尾山、大山、御岳山等は登山客が多かったようです。あまり不安を感じず登ることができました。今やマニア向きバンドとなった50MHzシングルバンドの開催であるためか、参加局数やバンドの状況に大きな変化はなかったようです。私は流域内電信部門に参加しました。昨年の109交信に対し今回は108交信できましたが、平地から同部門に参加した知り合いのスコアがなんと局数、マルチとも同点でした。それでも内訳に微差があるので改善の余地はあるようです。なお、流域内電信電話部門では約150交信している方もおられました。

写真はJI1PUC/1御岳山のシャックです。彼は多摩川コンテストだけでは足りなかったのか、サバイバルコンテストへの参加やPOTAのアクティベートもして下山されたようです。
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