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2026年1月5日掲載
無線従事者国家試験の指定試験機関である公益財団法人 日本無線協会が、令和8年度(2026年度)に行う「第一級アマチュア無線技士(1アマ)」および「第二級アマチュア無線技士(2アマ)」の国家試験日程を発表した。

令和7年度には実施月の見直しが行われ、前年までの年3回から5月期、11月期の年2回に縮小されたが、令和8年度は「アマチュア無線100周年」を記念して、8月に東京都、名古屋市、大阪市の3会場において臨時に試験が行われることとなった。また通常の5月期、11月期の会場は全国11か所(東京都、札幌市、仙台市、長野市、金沢市、名古屋市、大阪市、広島市、松山市、熊本市、那覇市)の試験会場で実施される。

日本無線協会Webサイト 国家試験最新情報
赤囲み部で臨時試験を行う案内を掲載している
令和8年5月期の国家試験は、1アマが5月17日(日)、2アマが5月16日(土)に実施される。試験申請の受付期間は、3月1日(日)の0時から同20日(金)23時59分まで、申し込みは同協会のWebサイトにある専用ページのインターネットのみで受け付ける。

日本無線協会Webサイト アマチュア無線技士国家試験案内より抜粋
上記試験案内の通り11月期の1アマが11月8日(日)、2アマが11月7日(土)に実施され、受付期間は9月1日(火)の0時から同20日(日)23時59分までとなっている。詳細は日本無線協会Webサイト アマチュア無線技士国家試験案内を参照していただきたい。
またアマチュア無線100周年を記念して行われる臨時試験は、1アマが8月2日(日)、2アマが8月1日(土)に実施され、受付期間は6月1日(月)の0時から同20日(土)23時59分までとなっている。なお試験会場は東京都、名古屋市、大阪市の3箇所であることに注意、詳細は日本無線協会Webサイト アマチュア無線100周年記念 国家試験案内を参照していただきたい。

日本無線協会Webサイト アマチュア無線100周年記念 国家試験案内より抜粋
試験手数料は1アマが9,600円、2アマが7,800円で、インターネット申請時に指定した方法(クレジット決済、コンビニ決済、ペイジー)で支払期限(受付月の22日)までに納付しなければならない。

無線従事者国家試験の受験申請は専用ページから受付期間内に行う
受験票は、試験日の約1カ月前に電子メールで送付され、受験者はこれをA4用紙に印刷し試験会場に持参しなくてはならない。受験後の試験結果通知日(おおむね2週間以内)は試験の際に案内され、アクセスとダウンロードの方法については電子メールで通知される。メール内のダウンロードサイトへアクセスし試験結果通知書をダウンロードして従事者免許証の申請へという流れとなる。
ここで、無線従事者規則に規定されている1アマ、2アマの試験科目と、日本無線協会が公表している両資格の試験問題、試験時間、出題数と配点・合格点の情報(目の見えない者の試験を除く)を紹介しておこう。なお“科目合格”はなく、「無線工学」「法規」の両方とも合格点を取らなくてはならない。
●1アマ国家試験の「無線工学」
・試験科目:
(1) 無線設備の理論、構造及び機能の概要
(2) 空中線系等の理論、構造及び機能の概要
(3) 無線設備及び空中線系等のための測定機器の理論、構造及び機能の概要
(4) 無線設備及び空中線系並びに無線設備及び空中線系等のための測定機器の保守及び運用の概要
・試験時間: 2時間30分
・出題数: 30問
・配点: 150点
・合格点: 105点
●1アマ国家試験の「法規」
・試験科目:
(1) 電波法及びこれに基づく命令の概要
(2) 通信憲章、通信条約及び無線通信規則の概要
・試験時間: 2時間30分
・出題数: 30問
・配点: 150点
・合格点: 105点
●2アマ国家試験の「無線工学」
・試験科目:
(1) 無線設備の理論、構造及び機能の基礎
(2) 空中線系等の理論、構造及び機能の基礎
(3) 無線設備及び空中線系等のための測定機器の理論、構造及び機能の基礎
(4) 無線設備及び空中線系並びに無線設備及び空中線系等のための測定機器の保守及び運用の基礎
・試験時間: 2時間00分
・出題数: 25問
・配点: 125点
・合格点: 87点
●2アマ国家試験の「法規」
・試験科目:
(1) 電波法及びこれに基づく命令の概要
(2) 通信憲章、通信条約及び無線通信規則の概要
・試験時間: 2時間30分
・出題数: 30問
・配点: 150点
・合格点: 105点
出題された試験内容と正答は、試験実施から数日後に、日本無線協会のWebサイトにある「試験問題と解答」コーナーにPDFで掲示されるので、チェックすると自己採点に役立つだろう。

日本無線協会のWebサイトでは試験終了の数日後に、出題内容と解答を公表している
総務省が公表している、令和6年度(2023年度)に3回(4・9・12月期)実施された1アマ、2アマ国家試験の合計申請者数、受験者数、合格者数、合格率(合格者数÷受験者数)は次のとおり。
●令和6年度1アマ国家試験
・受験申請者数: 1,469名
・受験者数: 1,078名
・合格者数: 277名
・合格率: 31.1%
●令和6年度2アマ国家試験
・受験申請者数: 665名
・受験者数: 508名
・合格者数: 277名
・合格率: 54.5%
1アマ国家試験の合格率は平成28年度(2016年度)までは40%台だったが、その後は試験問題の難化もあって下がり始め、令和4年度は31.2%、令和5年度は24.9%、令和6年度は31.1%という「狭き門」の状態になっている。
一方、2アマ国家試験の合格率は、平成23年度(2011年度)以降40%台後半から50%台前半をキープしているが、JARD(一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会)が2015年7月から実施しているeラーニング養成課程の影響もあり、受験者数は減少傾向となっている。
●令和6年度発表無線従事者取得者数
・1アマ
総数: 35,644名
増加数: 316名
・2アマ
総数: 87,553名
増加数: 843名
・3アマ
総数: 280,503名
増加数: 4,289名
・4アマ
総数: 3,178,216名
増加数: 7,639名
・全体数
総数: 3,581,916名
増加数: 13,087名
・資格別構成比
1アマ 1.0%
2アマ 2.4%
3アマ 7.8%
4アマ 88.7%

資格別構成比
アマチュア無線関連機関/団体
各総合通信局/総合通信事務所
アマチュア無線機器メーカー(JAIA会員)
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