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2026年1月15日掲載
一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)は、会員向けに「QSLカードの転送サービス」を実施している。会員がJARL会員や海外局と交信した際のQSLカードをまとめて「QSLビューロー(QSLカード転送の専門部署)」へ送ると、ビューローのスタッフが仕分け作業を行い、相手局のJARL会員や海外のQSLビューローへまとめて発送してくれるという仕組みだ。2026年1月、このQSLビューロー業務が新会社に移管され、転送用QSLカードの送付先が変更になった。

JARLのQSLビューローから会員宅へは、通常2か月に一度、QSLカードが転送されてくる。ただし転送には時間がかかり、現在はビューロー到着から発送まで10か月前後かかっている
JARLによる会員へのQSL転送サービスは戦前に始まり、戦後もボランティアや事務局の専従職員などが転送業務を行ってきたが、アマチュア無線局の増加で取り扱い枚数の増加が著しくなったことから、1970年からは外部の会社に業務を全面委託している。

旧QSLビューローの転送作業風景(JARL Webより)
1970年、最初にQSLビューロー業務を受託した東京都内の会社(A社)は、約30年間にわたって担当を続けたが、2000年1月末をもって契約を終了。2000年2月からは島根県出雲市の会社(B社)が業務を行ってきた。しかし昨年(2025年)夏、B社がJARLへ「2026年1月末の契約満了をもって終了したい」と申し出た。
そのためJARLは、昨年9月の第82回理事会でQSLビューローの後継先について検討し、「できるだけ多くの業者に声を掛け、見積書を取る」「その結果、有力な後継先が出てくれば、価格だけではなく、能力やQSLカードに対する知識等を総合的に判断し選定する」などの方針を決定した。
その後、昨年11月の第83回理事会では、後継先候補となる3つの会社から提案書の提出があったことが報告され、「QSLカード1枚当たりの転送コスト」や「できるだけ遅滞なく業務が実施できること」などを考慮した結果、B社のQSLビューローシステムの開発を担当し、業務内容を熟知している会社を選定することが賛成多数で決まったという。
JARLは2025年12月末、公式サイトのJARL Webで、新しいQSLビューローを島根県松江市朝日町469-1(松江駅南ビル7階)に設置することを発表した。
(https://www.jarl.org/Japanese/5_Nyukai/qsl_sofu.html)
発表内容は次のとおり。
QSL(SWL)カードの送付先変更について
QSLカード転送業務の受託業者を、2026年2月から新会社に移行します。これにともない、皆様からお送りいただくQSL(SWL)カードの送付先は、2026年1月7日から、次のとおりに変わります。
なお、当面の間、郵便によって(旧)QSLビューローの住所に送付されたカードは、(新)QSLビューローに転送されます。
QSLカード転送業務受託業者の変更に関しては、JARL Webの理事会報告(第82回、第83回)をご覧ください。
皆様のご理解・ご協力をお願い申し上げます。
(2025年12月28日)(2026年1月7日更新)

JARL Web掲載の告知「QSL(SWL)カードの送付先変更について」
さらに、2026年1月1日発行の機関誌「JARL NEWS」にも、同じ告知を記載した書面が封入され各会員に届けられた。

機関誌「JARL NEWS」2026年冬号にも、QSL(SWL)カードの送付先変更に関する告知が封入されてきた
ちなみに新QSLビューローが入居する「松江駅南ビル」は、JR山陰本線「松江」駅南口から徒歩3分の場所にある、築41年の8階建て雑居ビルだ(1~5階はレストランや居酒屋、スナックが入居)。
(Googleマップ https://maps.app.goo.gl/6zqgSzdwKCAgSeNeA)
ここは出雲市の旧QSLビューロー(B社)から直線で約20kmと比較的近い場所にあり、B社からの機材移転や、B社近くの専用倉庫で保管していた未転送のQSLカードを移送するのも比較的容易であると考えられる。
次ページは「新QSLビューロー利用上の注意」
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