Summits On The Air (SOTA)の楽しみ
2026年1月15日掲載
皆さまあけましておめでとうございます。新しい年となりました。皆さまはどんなお正月を迎えられたでしょうか? 私は毎年の初登山は神奈川県の伊勢原市にある大山に登ることとしており、今年も出かけたのですが、久しぶりに山に持っていくリグとアンテナを取替えたため、マイクも電鍵も忘れてしまうという大失態、単なる重りを担ぎ上げる登山となってしまいました。今年も何度か大山には登らせていただく予定なので、大山の本年のアクティベートはお預けとなりました。本年も安全に留意し・・・ 忘れ物にも(笑い)。そして最近、山火事が多いです。くれぐれも原因を作らぬよう注意しましょう。そして万一山火事にあった場合のためにもエスケープルートの確保、地図の持参を忘れないようにして登山と無線を楽しみましょう。

2015年にSOTA日本支部が始まり10年となった昨年は6月から7か月に渡り10周年アワードを実施しました。集計はボランティアで進めており、まだ済んでおりませんので、しばらくお待ちください。
さて、SOTAではイギリスの本部企画として毎年ではないのですが、時々「チャレンジ」という年間企画を行っております。これはあまりアクティブに使用されない周波数やモードでの山岳運用の活性化のために実施され、特に参加不参加などの登録は必要なく集計されるものですが、2026年は144MHzと430MHzのSSBとCWがチャレンジとして企画されています。
このルールは今年はちょっと複雑なので簡単に説明しておきますが、このバンドとモードの運用に関して交信距離を累積していく形で進めるようです。1kmの交信距離を1ポイントでカウントします。これはアクティベータもチェイサーも同じです。年間を通じて累積していきます。
例えばJA1CTVが大山JA/KN-006で144MHzのSSBで下記の4局とQSOした場合
・JB1AAA 10km
・JB1BBB 20km
・JB1CCC 5km
・JB1DDD 30km
合計は65kmで一つの山からのアクティベートなので65x1で65ポイントを得ます。
別の日に金時山JA/KN-007から144MHz SSBにて下記の交信をしたとします。
・JB1AAA 10km
・JB1BBB 20km
・JB1CCC 5km
・JB1DDD 30km
そして430MHz CWでも下記の2局と交信したとします。
・JB1AAA 10km (この日の重複)
・JB1EEE 100km
この日のポイントは144MHz SSBの分は前回の大山と同じく65ポイントで、さらに430MHzのCWでの2局分がありますが、JB1AAAはすでに同日に144MHzのSSBで交信しているのでカウントされず、JB1EEEとの100kmだけが追加で、この日の合計は165ポイント。累計は(65+165)x2(*)=460ポイントとなります。
*: アクティベートした山の数
通常のSOTAポイントの標高とかボーナスポイントなどはチャレンジには無関係です。計算は自動的にSOTAのデータベースでやってくれるようです。ルールの詳細については、まだはっきりしているわけではありません。
ただし、この場合、相手の場所そして自分の場所をログに入れて提出する必要があります。アクティベータの場合は山の緯度経度から自動で計算されますが、問題はチェイサーの位置情報です。これはルールによると相手から6桁のグリッドロケータもしくは緯度経度などで交信中に送ってもらう必要があるようです。QRZ.comなどから相手のグリッドロケータを探して自分で勝手に入れるのは禁止と規定されています。これは個人情報保護のためということです。
またS2S(Summit to SummitというSOTAの山頂間通信)の場合は相手の移動場所もSOTA登録の山ですので自動的に計算されます。ログの整形やアップロードがちょっと複雑で、どこまで受け入れられるのかわかりませんが、すでにSOTAのデータベースを見ると今年のチャレンジでポイントがついている局がおられるようです。
ルールも不確定要素が少しあったり、ログ整形も面倒な作業ですが、気にせず、このバンド、モードで運用することである程度ポイントが勝手についたくらいの気持ちで楽しめばいいのかと思っています。少なくともS2Sは今まで通りで自動的に計算されていきます。
SOTA日本支部ではSlackを使ったコミュニティプラットフォームがあります。すでに100人以上のSOTA愛好家の方々が参加されています。このコミュニティに新たに参加をご希望の方は私宛のメール、ja1ctvアットマークjarl.comでも結構ですし、SOTA日本支部ホームページの問合せのページから連絡を頂いても結構です。登録案内を送らせていただきます。
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