MasacoのFBチャレンジ!
2026年4月1日掲載
このハプニングでセッティングは大幅に遅れ、Masacoさんの運用が始まったのは10時29分。混雑する7MHz帯の中でようやく見つけた空き周波数(7.126MHz)でCQを出し始めました。
「CQハムってパーティー、CQハムってパーティー、こちらはJH1CBXポータブル1(中略)。千葉県市原市の移動です。どなたかお聞きの方ありましたらナンバー交換をお願いします」
予定していたアンテナが使えなくなり、予備用のアンテナは小型で設置場所もいまひとつ。ちゃんと電波が飛んで行くのだろうか・・・。CQを出すMasacoさんの声からも、どことなく不安そうな感じが伝わってきました。

CQを出すMasacoさん。ハプニングの後なので少し緊張気味
MasacoさんがCQを数回繰り返すと「JH1CBX/1、こちらはJL3・・・」と京都市内の局から応答がありました。信号はとても強力で双方59。運用を見守る小松さんやスタッフもホッとした気持ちになりました。
京都市の局との交信が終わると、続いてMasacoさんのふるさと、兵庫県明石市の局から呼ばれて、しばし“明石愛”を語り合いました。さらに各地の無線イベントでよくMasacoさんとアイボールをされる三重県津市の局、その次は奈良県橿原市の局と順調に呼ばれ、パイルアップはどんどん大きくなっていきました。どうやら「J-クラスタ」にもQRV情報が書き込まれたようです。Masacoさんもギアが上がり、1分に1局前後のペースで順調に交信を重ねていきます。
途中で嬉しい交信もありました。11時11分には交信パーティーの主催者であるJARDの種村会長(JG2GFX)に呼んでいただき「種村会長! 呼んでいただいてめちゃ嬉しいです。今年もよろしくお願いします!」と新年のご挨拶。さらに11時59分には、月刊FB NEWSの連載「Masacoのむせんのせかい」で昨年訪問した、和歌山県赤十字特別救護隊の無線局長、JA3FRI山田さんともつながり、お空での再会を喜び合いました。
10時29分に最初にCQを出してから、一度も途切れずに交信を続けることができ、気がつけば12時を回りました。そこで昼食休憩を取ることにして、12時10分にいったん終了。ここまでの交信局数は68局とまずまずのペース。お昼前の7MHz帯ということで比較的近距離の伝搬が安定し、2、3エリアとの交信が多かったようです。

7MHz帯で順調に呼ばれるようになり、笑顔が戻ってきた
お昼は運用地に隣接するオリジナルメーカー海づり公園にあるレストハウスのレストランへ。
ここで東京湾の絶景を眺めながら、Masacoさんは特製オムライスに舌鼓。「移動運用に来て、こんなに美味しいものが食べられるなんて!」とご機嫌。「パワーをいただいたので、午後も頑張りますね!」という力強い言葉が飛び出しました。

昼食はオリジナルメーカー海づり公園のレストハウスにあるレストランへ

大海老のフライが乗った特製オムライスに感激、もちろん完食!
記事用の写真撮影を終え、13時35分から午後の部の運用をスタート。今度は430MHz帯のFMモードでCQを出しました。
まずはメインチャンネルで、「CQハムってパーティー、こちらはJH1CBXポータブル1、千葉県市原市の移動です。HAMtte交信パーティー参加の方いらっしゃいましたら、433.28MHzで交信をお願いします!」とアナウンス。そして433.28MHzに移って、もう一度CQを出すと、すぐに千葉県内の移動局から応答があり、さらに埼玉県さいたま市桜区の親子ハム、神奈川県の横浜市と相模原市緑区の局と、こちらも順調に呼ばれます。

午後の部はまず、430MHz帯FMを運用
ただ、強風で長いGPアンテナが揺れるためか、相手局の信号強度が大きく変化することがあり、「すみません、途中でナンバーが取れなくなりました。もう一度送ってください!」と相手局に伝えるシーンも何度かありました。
結局430MHz帯は、14時25分まで50分間の運用で21局とQSO。交信できたのは東京湾に面した地域(東京都の江東区・品川区、千葉県の千葉市・君津市・浦安市、神奈川県の横浜市・横須賀市など)が多く、最も遠距離だったのは約60km離れた埼玉県川越市の局でした。“もう少し関東平野の内側まで飛んで欲しかったなあ”というのが全員の偽らざる感想です。
430MHz帯の後は“21MHz帯か14MHz帯で運用し、あわよくば海外局とも交信したい”と考えていましたが、アンテナのマッチングを調整してみても、両バンドともDXはおろかJA局もほとんど聞こえない閑散状態です。あとで知ったことですが、この日のHF帯は、太陽活動の影響で地磁気の乱れを示すAインデックスが「28」と極めて高く、伝搬予報は3.5MHz帯から28MHz帯まで、すべてのバンドで「Poor」と表示。とてもDXを楽しめる状態ではなかったようです。

1月18日朝(日本時間)の電波状況(QRZ.comより)。Aインデックスは「28」と極めて高く、80mから10mまで全バンドのコンディションを「Poor」と予測している
そこでMasacoさんと相談し、もう一度7MHz帯に戻ることにしました。幸いにもこのバンドは国内局で活況を呈しています。空き周波数探しに苦労しながら、ようやく見つけた7.118MHzでCQを出すと(14時35分)、午前中よりも大きなパイルアップになりました。
Masacoさんのログを見ると、「青森県八戸市」「北海道名寄市」「鳥取県米子市」など、夕方が近くなって遠くの局とも交信ができるようになってきたようです(残念なことに、今回は6エリアの局とはつながらなかったので、AJD達成は逃しました)。
途中でQRMを避けるために何度かQSYはしたものの、そのたびに多くの局に呼んでいただき、Masacoさんも順調にナンバー交換を行っています。16時前には7MHz帯の交信局数が100局を突破。小松さんもスタッフも「この調子なら、まだまだ行けそうですね」「日没の17時過ぎまでは運用できるでしょう」と安心して見守っていました。

日曜午後の7MHz帯は大混雑。空き周波数を探すのが大変で、一時は7.147MHzまで上がってみた
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