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2025年8月15日掲載
●会議室
会議室(中、小)では、各種講演が開催された。FT8、HAMLOGとhQSL、DX、モールス通信、衛星通信、さらに最近はやりのPOTAやSOTAの講演であった。そのうちのいくつかを紹介する。
・HAMLOG「hQSL」の活用 (19日13:00~14:30 中会議室)
HAMLOG作者であるJG1MOU浜田氏が電子QSLシステム「HAMLOG E-Mail QSL(hQSL)」のシステム登録からQSOデータの照合方法、そして簡単なカードのデザイン方法などを紹介した。また聴講者からの質問などにもわかりやすく答えていた。
浜田氏による講演
・モールス通信入門 (20日10:00~12:00 中会議室)
JE3JAF森田氏による「モールス通信入門」は、モールス符号とはどのようなものか、符号の覚え方や実践(実交信)に向けての練習方法などの講演であった。また「時間は短くてもよいから毎日練習すると上達できる」と話していた。
森田氏による講演
●出展関係
池田市民文化会館の1階から3階と屋外では、メーカー展示、販売店、クラブや個人での出展があった。メーカーブースでは製品を直接触って試す来場者や、販売店で機器などを購入する来場者、クラブや個人の出展するブースでは、キットやジャンク品の品定めをする来場者が多く見られた。
3階のメーカーブースと販売店ブース
メーカー各社の展示ブースの中でいくつかを紹介する。
アイコム株式会社のブースでは、昨年発売開始されたIC-7760をはじめ大阪・関西万博特別記念局で使用されているアマチュア無線機やデジタル簡易無線機、IP無線機などが展示された。またIC-7760は展示された2組のうち、1組がアイコムならやま研究所に設置されたRFデッキにLTE回線で接続され、実際のリモート操作やビックアンテナでの受信ができるようデモ展示されていた。
IC-7760をはじめとする展示
ならやま研究所に設置のIC-7760のRFデッキへLTE回線で接続されたデモ展示
株式会社JVCケンウッドは、昨年のハムフェアで参考出品され、今年3月の西日本ハムフェアで発表された新型車載機TM-D750や、大阪・関西万博特別記念局で使用されているTS-890などが展示していた。なおTM-D750はハムフェアでも展示されるそうだ。
株式会社JVCケンウッドブース
本体と表示部
表示部は多彩なカラー表示がされている
2階大ホール前
屋外展示スペース
●月刊FB NEWSブース
月刊FB NEWSは例年と同じ1階小ホール出入口前にブースを構え、ノベルティの配布やSNS新規フォロー&投稿キャンペーン、特定小電力無線機を使った交信体験など行い盛況だった。Masaco氏の物販コーナーでは、できあがったばかりの特製タオルやCD、アクリルスタンドが販売され、多くのファンが訪れた。
Masaco氏は特製タオルや楽曲CDなどを販売
●特別記念局運用ブース JA3XPO
今回の関ハム会場では、大阪・関西万博の特別記念局JA3XPOの運用が行われた。スタッフに伺ったところ、「8K3EXPOにも移動する局があるが、混乱をきたさないようにJA3XPOを運用することにしました」とのこと。両日とも各地から訪れた幅広い年齢層の来場者による運用が行われた。
JA3XPO局の運用の様子
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