Masacoのうたのせかい
2025年8月15日掲載
2025年8月1日(金)万博会場で行われた「ARISSスクールコンタクト」。国際宇宙ステーションに滞在中の大西宇宙飛行士と全国から選ばれた子どもたち18名がアマチュア無線で交信する!!! そんな夢のような10分間に、司会とコントロールオペレーターとして関わらせていただきました。初めて会ったとは思えないほど堂々と質問を投げかける子どもたちの姿に胸が熱くなりました。そして、大西宇宙飛行士の第一声がクリアに届いた瞬間! 張りつめていた空気がふわっと緩み、会場全体が感動と安堵に包まれました。
あの時間は決して「たまたま」生まれたものではありません。たくさんたくさんの方の本番当日までに重ねられた膨大な準備、各分野の専門家たちの見えない努力と支えがあったからこそ、あの瞬間があったのだと間近で心から感じました。技術的な内容は私には難しくて正直よく分からないことも多かったですが、それでも「この現場は奇跡の連続で成り立っている」と強く感じ、ありがとうの涙をグッとこらえて最後まで務めさせていただきました。
後日、大西宇宙飛行士がXで「大阪万博会場でのアマチュア無線交信イベントに参加くださった皆さん、楽しい時間をありがとうございました。質問者の皆さん、簡潔にはっきりと質問してくださってきっとたくさん事前に練習してくださったのだろうことが伝わってきました。」と投稿してくださりまたまた感激しました♪
この大切な機会の告知イベントの7月29日に、私は自分のオリジナル曲「コールサイン」を歌わせていただきました。実はこれ、アマチュア無線に出会った私自身の原点に深く関わる1曲なのです。
大阪・関西万博ポップアップステージイベントで♪
無線の世界を初めて知ったのは、ラジオのパーソナリティとして活動していた頃。「今日は何の日?」というコーナーで、7月29日が「アマチュア無線の日」と知ったのがきっかけでした。当時は「アマチュア無線? なにそれ?」と何も知らず・・・。
でも意外にも周囲のエンジニアさんたちが免許を持っていて、驚きました。「世代も職業も超えてつながれる世界!」「しかも女性は1割もいないからモテるぞ~! (笑)」そんな明るい言葉に背中を押されつつ、阪神淡路大震災で無線が“命綱”になったお話にも心を打たれ、「人の役に立つ国家資格ってすごいな」と思ったのが第一歩でした。でも誰にも言えなかったんです。「もし落ちたら恥ずかしいし・・・」と、こっそりインターネットで講習会を探し、ひとりで申し込んだのが始まり。
合格通知と届いた自分のコールサイン「JH1CBX」。当時は「コールサイン」という言葉の意味もよくわからず、「なんか番号届いた~!」とラジオ関係者に報告したら、「おっ、CBXやん! ホンダのバイクと同じや! 最高」と盛り上がり(笑)。そんな風によく分からないまま、私の無線の物語がスタートしたのです。
バイクに乗れないけどCBXとコラボしたくて、このFBニュースの企画で所持している方を募集して取材に行った様子(笑)
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