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2025年8月15日掲載
今回開催されるハムフェア2025が、昨年のハムフェア2024と大きく異なる点を紹介しておこう。
★入場券と入場方式が変わる
従来は窓口で紙のチケットを購入(またはコンビニ等で事前に引換券を買い、会場窓口で紙のチケットと引き替え)、入場口でそれを提示して入場する方式だったが、今回からは次のように変更された。
方法1: Teket.jp(テケト)で事前に電子チケットを購入。メールで届く二次元コード(QRコード)を会場の入場ゲートでかざす。リストバンドを受け取って腕に装着し、スタッフに見せて入場する。
方法2: 当日、会場外のチケット販売窓口に行き、現金で入場料を支払い、リストバンドを買って腕に装着。入場ゲートで提示して入場する。
腕に装着したリストバンドは2日間の会期中有効。実行委員会は「1日目に入場用のリストバンドを受け取られている場合、破損していなければそのまま2日目もご入場いただけます。破損している場合は、破損したリストバンドを必ずお持ちください」「1日目の夜に入浴などの事情でリストバンドを切った場合も、切った状態のリストバンドを(2日目に)お持ちいただければ問題ありません」と案内している。
今年は入場券の購入方法と入場方法が大きく変わるので十分注意しよう(ハムフェア.jpより)
★ブース配置が変わる
会場内のブース配置が全面的に変更された。メインの出入口を入った右側と中央奥がクラブ関係のブースで、「コンテスト」「モールス・電鍵」「学校・学生」「電子工作・DIY・制作物」など、出展するクラブの大まかな展示内容によってゾーンが決定している(ブース配置は実行委員会で決定)。
また出展者リストとブース番号、会場内のブース配置図はハムフェア.jpのサイト内で公開されている。
ハムフェア会場案内図より。会場の左奥がイベントコーナー。右奥がサテライトステージ。クラブブースは大まかな展示内容によってゾーンが分けられている
同じカテゴリーのブースが並んでいるので、より効率的にブース見学ができ、出展者同士の交流も盛んになると思われる(ちなみに月刊FB NEWSのブースは「メディア」のC08です。ぜひお立ち寄りください)。
月刊FB NEWSのブースは「メディア」のC08。JAIA加盟各社に近い場所にある
このほか会場出入口のすぐ前がJAIA加盟各社のブース、奥の左側がメインステージ、中央奥が休憩スペース(キッチンカーも配置)、右側の奥にサブステージが設けられている。今回は休憩用スペースが広がり、通路のところどころに「おもいやりベンチ」も配置されるようになった。
★ブースに「撮影可否の意思表示ピクトグラム」を提案
ハムフェア実行委員会は、来場者・出展者双方のトラブルを避けるため、ブース撮影の可否について意思表示を行うことができる「撮影可否の意思表示ピクトグラム」の利用を出展者に提案している。
実行委員会は出展者に「撮影可否の意思表示ピクトグラム」の利用を提案している(ハムフェア.jpより)
これはブースの出展者が「写真撮影も動画撮影もOK」から「写真撮影はOKだが動画撮影は禁止」「出展物は写真も動画も撮影OKだが人物撮影は禁止」「出展物の写真撮影はOKだが、動画撮影や人物撮影は禁止」「原則すべての撮影を禁止」などの意思を、統一のピクトグラムで示すというものだ。
実行委員会が提案している「撮影可否の意思表示ピクトグラム」の一例。ハムフェア.jpのサイトからダウンロードが可能
このピクトグラムの利用は任意だが、実行委員会は「掲示によって、出展者の意向に沿った撮影マナーの尊重が期待できます」「あくまで任意ではありますが、意思表示を行わずトラブルが発生した場合、出展者側の対応不足と見なされる可能性もあることをご承知おきください」と案内している。
★特別記念局の運用は「事前申し込みの抽選制」に
これまで会場内の特別記念局「8J1HAM」の運用は、当日に先着順で受け付けてきたが、今回は事前にWebから申し込みを受け付け(バンドと時間帯で区切った枠を各日8枠まで申し込める)、抽選で決定することになった。当日受付は事前申し込みがなかった空きの時間枠を対象に行う予定だ。またバンドごとに開始時間をずらし、運用時間の増加も図っているという。
事前受付は8月8日21時から始まり、8月18日21時まで、ハムフェア.jpのサイト内で行われている。発表は8月19日以降に行われる。
★アイボールパーティは開催されない
これまでハムフェア初日の夜に東京ビッグサイトのレストランを貸し切って行われていた、会費制のアイボールパーティは、開催されないことになった。
ハムフェア実行委員会は、「本年につきましては、皆さまから寄せられたさまざまなご意見をもとに検討を重ねた結果、誠に残念ではございますが、アイボールパーティの開催は見送ることとなりました。開催を楽しみにされていた皆さまには心よりお詫び申し上げますとともに、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます」と案内している。
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