Monthly FB NEWS 月刊FBニュース 月刊FBニュースはアマチュア無線の電子WEBマガジン。ベテランから入門まで、楽しく役立つ情報が満載です。

アマチュア無線の今と昔

第31回 浦島太郎になって迷っているカムバック組の皆様へ

JF1KKT 横田勝彦

2025年6月2日掲載

連載31回目です。今年も早々と熱中症の話題が出て来ました。移動運用やコンテストは、どうしても不健康になってしまうところもあろうかと思います。地球温暖化の影響なのか、年々暑くなっていくように思いますが、皆さんも熱中症対策を万全にしてください。

今のアマチュア無線界には若者が少ない(私ですら年齢分布のピークよりも下ですhi)ので、健康問題は深刻です。では、今回も進めていきましょう。


熱中症対策グッズ

アクティビティが下がる?

もうすぐ6月です。6月といえば「ジューンブライド」。「ジューンブライド」とは、「6月の花嫁」という意味で、「6月に結婚する花嫁は幸せになれる」というヨーロッパの言い伝えが元になっています。これにはいくつか有力な説があります。


ジューンブライドは6月の花嫁という意味になります

(1)ローマ神話の女神「ユノ(Juno)」に由来する説
ローマ神話の主神ユピテルの妻である女神ユノは、結婚や出産、育児を司る女神であり、女性や家庭の守護神とされています。英語で6月を意味する「June」は、この「Juno」が語源であると言われています。そのため、「6月に結婚する花嫁は女神ユノの加護を受けて幸せになれる」と信じられるようになりました。

(2)ヨーロッパの気候に由来する説
日本では6月は梅雨の時期で雨が多いですが、ヨーロッパでは6月は一年で最も気候が良く、晴天が続く過ごしやすい時期です。新緑が美しく、開放的なムードの中で結婚式を挙げると、多くの人に祝福され、幸せになれると考えられました。

(3)結婚の禁止期間の終わりによる説
かつてのヨーロッパでは、農業が主要産業だったため、農作業が忙しい3月から5月にかけては結婚が禁止されていた時期があったという説もあります。そのため、その禁止期間が明ける6月に、待ちわびた多くのカップルが結婚式を挙げたことから、6月が結婚の特別な月になったと言われています。

これらの説が複合的に組み合わさって、「ジューンブライド」というロマンチックな言い伝えが生まれたと考えられています。日本にこの言い伝えが浸透したのは、結婚式場が6月の挙式を増やすために、ヨーロッパのこの風習を取り入れたことによるとも言われています。

昔はよくアマチュア無線家どうしのカップルをよく耳にしたものです。おしどりハムなんて言葉もありました。


野鳥のオシドリ

アマチュア無線家どうしの結婚でなければ、どうしてもアクティビティが下がってしまいます。結婚だけではなく、就職や進学など、今よりも昔のほうが変動が激しかったように思います。最初にも書きましたが、現在は安定して運用されている方が多いと感じています。それこそ病気さえしなければ、アクティブに運用されているOMさんは多いです。かくいう私も結婚でアクティビティが下がったうちの1人ですhi

現在では女性ハムの割合が1%と言われてます。しかもこれから結婚を迎えるような若い人は、なかなかいらっしゃらないと思います。また、オシドリは仲睦まじいことの象徴とされていますが、実際のオシドリは違うんだとか。

まあ、仲が良いと思われるイメージが先行していると思います。現実社会では現実のオシドリのマネをしないでいきたいものだと思いますhi (家庭内SWRを上げないように注意しましょうねhi)


家庭が円満でないとムセンも楽しめませんよ!

替え歌

昔のローカルラグチューでは、無線以外の話題もよく出ていました。懐かしいなぁ~。特に私の周りでは替え歌が流行っていました。残念ながらちゃんと覚えていないので、ここで披露できないのが残念です。

CQ ham radio誌にも替え歌が出ていたりしましたね。もちろん無線に関係する話題です。ローカルに替え歌の得意なOMさんがいて、彼曰く、歌詞の中に3つキーワードが一致すれば、替え歌はうまく作れるのだとか。

例えばアマチュア無線関連の替え歌にするには、アマチュア無線に関係する言葉が3つあれば、うまく替え歌ができるんだそうですhi また、替え歌だけではないのですが、2つのバンドを同時に使って、伴奏と歌を同時に流していたりした思い出があります。

今回のこの話題、もしかしたら法律上でもアウトだったかも知れません。もう何十年も前のお話なので、時効かと思います。なのでお許しいただければ・・・ hi


カラオケで替え歌も楽しいですね♪

時効ついでにパワーのお話をちょっと

再開して不思議に思ったのが、以前よりも皆さんが真面目になったように感じます。もちろん、最近の総務省の監視システムが優れているとか、デジタル通信は身元がバレやすいとか、いろいろな理由はあるかと思います。

それとも、ヤンチャをするような輩が存在しにくい世の中(無線界が)になったからでしょうか? 私は、無線界は相当ヤンチャな人が多かったように記憶しています。


こんなヤンチャならカワイイのですが・・・

「ジャパニーズテンワット」なんて諸外国から言われていましたし、DXを追い掛けている人の中には、「それ、ローカル放送局の送信所じゃ?」なんてパワーを出している人がいたように思います。余談ですが、当時有名だった某輸入リニアアンプ、設計に日本のハムが絡んでいた話も、すでに伝説ですよねhi

無線界はヤンチャでも、はじまったばかりのネット上の通信では、あまりヤンチャをする人がいなかったようにも記憶しています。人口が少ないからか、ネット上で知り合って夫婦になった知人が、新聞に紹介されたりしておりました。

ところが、今では完全に逆転しちゃってるように思います。人口が多ければ民度が下がり、逆に人口が少なければ民度が上がるのでしょうか。昨今のニュース報道を見ていると、そう思ってしまいますね。

なおご意見、ご感想、ご質問等については、筆者である私宛(jf1kktアットマークgmail.com)へご連絡頂けますと幸いです。

アマチュア無線の今と昔 バックナンバー

2025年6月号トップへ戻る

サイトのご利用について

©2025 月刊FBニュース編集部 All Rights Reserved.