テクニカルコーナー
2026年4月15日掲載
ハムフェアや大阪・関西万博など、近年は会場外に設置された無線機へリモート接続して運用する「特別記念局」が増えています。アイコムのRS-BA1 Version2(以下RS-BA1)を使えば手軽にリモート運用が楽しめますが、一方で「D-STARのレピーターコールサインをいちいち打ち込むのが面倒」、「レピータリストがないと迅速なロールコールへの対応は難しい」といった声も耳にします。
そこで今回は、RS-BA1で「レピータリスト」を活用し、より快適にD-STAR運用を行うための設定方法をご紹介します。

RS-BA1をIC-905XGに接続した様子。もちろんDVモードも運用できる
実は、RS-BA1は無線機本体のメモリー情報を直接読み込むわけではありません。
たとえば、最新のIC-905XG本体に最新のレピータリストを書き込んでいても、リモート運用をする際には、PC側のRS-BA1にも別途レピータリストを登録(インポート)する必要があります。「無線機側にデータがあるから大丈夫」と思いがちですが、リモート操作時にはRS-BA1側で独立してリストを管理しなければならない点に注意が必要です。

RS-BA1の初期状態。D-STARのレピータリストははいっていない
具体的な設定に入る前に、アイコムの公式サイトから最新のレピータリスト(CSV形式)をダウンロードしておきましょう。
ここで一つ、便利なポイントがあります。RS-BA1でIC-905やIC-9700、IC-705など複数のD-STAR対応機を登録して運用している場合でも、レピータリストのインポート作業はどれか1機種分だけで十分です。一度PC側のRS-BA1に読み込ませれば、接続するリグを切り替えても共通のリストを使用できます。

公式サイトのレピータリストダウンロードページ

ダウンロードされたzip形式のファイル。解凍するとcsv形式のファイルが出てくる
CSV形式のレピータリストデータが用意できたら、RS-BA1を起動し、Remote Control画面のメニューから[表示(V)]>[DV(D)]>[コールサインメモリー]の順に選択します。

コールサインメモリー選択画面を呼び出す
「コールサインメモリー」画面から[ファイル(F)]>[インポート(I)]>[全て(A)]を選択すると、ファイル読み込み画面が開くので、用意しておいたレピータリストファイルを指定します。


読み込むレピータリスト(CSV形式)を選択

[OK]をクリックするとレピータリストが読み込まれます
読み込み中に「一部のチャンネルは読み込めませんでした」と表示されても問題ありません。これはDDモードなどRS-BA1で扱えないデータが除外されただけですので、そのまま[OK]をクリックします。

RS-BA1で扱えないデータは自動的に除外される
なおRS-BA1では無線機本体とは異なり、レピータリスト内の「グループ名」は反映されず、「グループ1」「グループ2・・・」といった表記になります。

読み込み後のRS-BA1のレピータリスト
次ページは「レピータリストを使ってRS-BA1で運用する」
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