新・エレクトロニクス工作室
2026年5月15日掲載
オリジナルに比べて基板の実装密度が高くなっています。抵抗も1/6Wがピッタリ入るようにしていますので、それ以上のサイズでは立てて実装する事になってしまいます。高周波的には余分な距離ができてしまい、トラブルの元になります。可能な限り1/6Wを使って下さい。また、セラミックコンデンサも全て2.5mm間隔になっています。5mm幅のコンデンサは使えないと思って下さい。コイルはFCZコイルの7Sか、同等になるように7K用のボビンに巻いて下さい。同等と言っても、この場合はバイファイラにする必要はありません。センタータップを出す必要もありません。但し、巻き数は、FCZコイルと同じにしても同調するとは限りません。その7K用ボビンの特性によりますので、最初に特性を調べてから巻くのが早道です。
また、オリジナルの基板はSSBジェネレータもそうでしたが、抵抗を入れる幅がマチマチでした。基板に合わせて、その都度足の間隔を調整して曲げる必要があり、結構面倒でした。そのような事がないように、そのまま基板に入れられるようになっています。また、数多くあったジャンパー線も基板の表面と裏面を使う事で回避しています。SSBジェネレータ基板と同様ですが、入出力などにハトメを使わず、JSTのEHコネクタを使っています。他の2.5mm間隔のコネクタでも使えるかと思いますし、直にハンダ付けするのであればピンヘッダーを使って下さい。ハトメを使わなかったのは、ケース等に実装した時にスペースを効率良く使うためです。もちろん実験や修正がやりやすい事もあります。
ハンダ付けしたところが写真5になります。これはDBMにMCL社のSBL-1を、FETにはKCSらしくMEM610を使っています。このFETはMEM680と共に、昔は秋月電子の定番でした。3SK59や3SK45等でも使えます。3SK73も使えますが、足の位置が少し異なるため基板に入れ難いかもしれません。MEM610は写真6のようなFETになります。

写真5 SBL-1とMEM610を使ったバージョン

写真6 FETにはMEM610を使用
写真7はDBMに第47回で作ったDBMの1SS106バージョンを使っています。またFETには3SK74を使っています。写真8のようなFETで、SMDではありません。どちらもSSBジェネレータと接続して問題なく動作しています。両方共に50MHzですが、実はIFの周波数設定が異なります。

写真7 自作DBMと3SK74を使ったバージョン

写真8 FETには3SK74を使用
基板のハンダ面が写真9になります。

写真9 ハンダ面の様子
まず、LOの発振器がないと調整ができません。ここでは第14回と第15回で作ったDDSのSGと第32回のSG用30dBアンプを使いました。もちろん、前回のVXO基板も元々はこの目的のものですので使う事ができます。基本的にはDBMに入るLO出力が最大になるようにT4を調整します。そして送信出力が最大になるようにT1,T5,T6を調整します。
受信側の方は、感度が最大となるようにT1,T2,T3を調整します。T1は共通になりますが、同調点は同じになるはずです。もちろん、これらの調整にはSSBジェネレータが必要になります。
これでSSBジェネレータの次にトランスバータができました。LOの発振器があれば受信はできる事になります。なお、この基板に若干の余りがあります。興味のある方はメール(私のコール@kha.biglobe.ne.jp)で、お知らせ下さい。アナログな方式で恐縮ですが、メールで住所を返信しますので、切手を貼った返送用の封筒を入れて送って下さい。いわゆるSASEです。今回は基板1枚につき110円の切手2枚を入れて下さい。過去の基板と同時でも結構です。あまり多量になる場合はSASEでは無理ですので、個別に相談に応じます。なおキットではありませんので、部品は御自身で集めて下さい。計算等も御自身でお願いします。一般的なキットとは異なり、かなり難易度が高いと思います。技術的な支援は無理ですので、全て御自身で解決を願います。
次回はSSBジェネレータとトランスバータ基板の動作確認に使う、テストボードを紹介します。
参照文献 CQ ham Radio 1981年7月号
新・エレクトロニクス工作室 バックナンバー
アマチュア無線関連機関/団体
各総合通信局/総合通信事務所
アマチュア無線機器メーカー(JAIA会員)
©2026 月刊FBニュース編集部 All Rights Reserved.