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Masacoの「むせんのせかい」 ~アイボールの旅~

第79回 湘南工科大学アマチュア無線部(JN1YQU)の皆さん

2026年6月15日掲載

Masacoの「むせんのせかい」 ~アイボールの旅~

皆さん♪ こんにちは、Masacoです! いよいよ梅雨のシーズンですね。無線のお空は、Eスポやダクトの発生でにぎやかですが、窓から眺めるリアルな空は毎日どんより・・・。そんな中、「晴れおんな」の私に、まるで願掛けのように、この時期は屋外イベントのお話をたくさんいただいています(笑)。本領発揮で、明るくカラッとしたお天気になる! と信じて過ごしています。

さて、6月から8月は、皆さんとアイボールできる機会がたくさんありますよ!! まずは6月3日(水)に、ミニアルバム「礎~あかし色の空~」が発売になりました♪ いつも支えてくださっている皆さんとの時間や景色、そしてMasacoの“礎”を詰め込んだ1枚です!

6月26日(金)の夜は兵庫県西宮市でピアノ弾き語りのヒメノアキラさんとジョイントコンサート♪ 8月16日(日)は兵庫県明石市で「故郷コンサート」を開催! 今年も東京からチーム大福(笑)の素晴らしいミュージシャン仲間、スペシャルゲストに名曲「ハナミズキ」作曲家のマシコタツロウさんが出演してくださいます! 詳しくは私の公式サイトでね♪

アマチュア無線では、7月18日(土)~19日(日)に大阪府池田市の「関西アマチュア無線フェスティバル(KANHAM2026)」に参加! 去年、大阪・関西万博の会場からARISSスクールコンタクトで交信した大西宇宙飛行士が18日に来場し、講演をしてくださる予定なので感動の再会に今から胸がいっぱい!! そして8月29日(土)~30日(日)は東京で「ハムフェア2026」。こちらも楽しみにしていてくださいね~♪

さて、久しぶりの「Masacoのむせんのせかい」は、神奈川県藤沢市の湘南工科大学アマチュア無線部(JN1YQU)にお邪魔したときの模様をお伝えします。昨年末の訪問だったので、暖かい服装の写真で登場します。ゴメンナサイ!(汗)

【編集部より: Masacoさんは、2025年12月下旬に今回の取材先を訪問しました。記事内で紹介した皆さんの学年・所属、肩書、その他の情報は訪問当時のものです】

第79回 湘南工科大学アマチュア無線部(JN1YQU)の皆さん


私はお仕事で、いろいろな地方の無線イベントに伺うことがあります。空き時間にブース見学をしていると「湘南工科大学アマチュア無線部」が、特徴あるのぼり旗を掲げたブースを出展しているのをよく見かけます。東京のハムフェアはもちろんですが、福岡の西日本ハムフェア、大阪のKANHAM、名古屋の東海ハムの祭典・・・。編集部のスタッフは「札幌の北海道ハムフェアでもブース出展を見かけました」と言っていました! どれだけアクティブな学生さんたちなのー!?と、前々からずっと気になっていたので、今回の訪問がとても楽しみでした!

大学のキャンパスはJR東海道線の「辻堂」駅から南へ約1.5km(バスで10分)。約700m先には美しい湘南の海があり、湘南のシンボル「江の島」や富士山も見えるという、まるで学園ドラマの舞台になりそうなロケーション♪ 校舎もとてもきれいです!!


湘南工科大学の正門に到着!!

「Masacoさん、久しぶりです!」

校門の近くで出迎えてくださったのは、アマチュア無線部の顧問で、情報学部情報学科の教授、工学博士の中茂(なかしげ)先生(JG5CBR)です。

--中茂先生! また「むせんのせかい」でお会いできましたね(笑)。今日はよろしくお願いします!!


中茂先生にキャンパス内を案内していただきました

実は、中茂先生が「Masacoのむせんのせかい」に登場するのは2回目! 最初は2019年に鹿児島県の第一工業大学 情報通信研究部(JA6YJV)を訪問したときに、同大学の准教授で部の顧問だった中茂先生にお世話になり、校内をいろいろ案内していただきました。ご縁があって、現在はここ湘南工科大学に勤務されているそうです。

ちなみに湘南工科大学ですが、実践的、創造的な能力を備えた人間性豊かな技術者を育成することを目的に、1963(昭和38)年に「相模工業大学」として開学。1990(平成2)年から現在の校名になったそうです。学部は情報学部と工学部の2学部、さらに大学院工学研究科が設置され、合計2,000人以上が学んでいます♪

学内見学へ出発!

最初に中茂先生のご案内で、大学で行っている研究や施設などを見学させていただきました♪

●ドローンの研究
最初は1号館の「Theプレイ・ラボ」という部屋へ。中に入ると、高さの違うポールに取り付けられた「輪」やカラフルなLEDが光るチューブがあり、中央の机にはいろいろなドローンが置かれています。これはドローンレースのコースかな?


部屋のあちこちにポールと光る輪を設置。ドローンのタイムアタックができそうです


いろいろな種類のドローンを展示!

--ここはドローンの研究をしているのですか?

担当の岡崎先生(情報学科 情報工学専攻、大学院 工学研究科 電気情報工学専攻)に伺ったら、「ドローンはプロペラがついた複数のモーターを使って飛行していますが、もしモーターが壊れたときに、生き残っているモーターを使って、どうやったらちゃんと飛べるかという研究をやっています」

--ドローンにたくさん付いているモーターが、1つでも止まると正しく飛べない・・・ という話は聞いたことがあります。

「その問題は、まだ誰も完全に解決できていないのですが、理論的には飛行可能にできるということで、それを実証用のドローンを作って研究しています」

--研究が進むと、ドローンの安全性や信頼性が高まりますね!

さらに岡崎先生と一緒に研究している梅澤先生からは「人間の“脳波”を使って、ドローンを自分が念じたとおりに制御する研究もしています」というお話も! これは身体に障害がある方が電動の車椅子で移動するときにも応用できるというお話でした。実現が待ち遠しいです。

先生方に勧めていただいて、私もちょっとだけ、ドローンを飛ばさせてもらいました。

--このスティックが操縦桿なんですね。あれ、どっち向いてるの? 行きすぎた!! 止まってーっ!!


梅澤先生にドローンの操縦を教えていただきました。ただいまホバリング中!


私が操縦するドローンが光る輪をくぐる瞬間。めちゃ緊張しました~!

私の操縦に、先生方も「うまいうまい! そこでちょっと下げて、はい回転!」と大声援。高価なドローンを墜落させたり、壁にぶつけたら大変! と、コントローラーを持つ手が汗ばんでしまいました。でも、私のような初心者でも、自分が思った通りに飛ばせるようなドローンが開発されるとうれしいですね。


ドローンは思いがけない方向へ!? だんだん手が汗ばんできました・・・。左端は梅澤先生、右端は岡崎先生

●遭難者を救助するためのドローン技術研究
続いては“ドローンつながり”ということで、3号館へ案内していただきました。ここでは情報学科の有志が集まって「海や山で遭難している人を救助するためのドローン技術」を研究しています。

見せていただいたのは「ライン検出アルゴリズムを使った、ドローンの自動飛行」。教室の床一面に赤・青・黄・黒の4色の線が描かれた、大きな紙が広げられていて、ドローンのカメラが特定の1色(例えば黄色)の線だけを認識して、その線の上をトレースしながら飛行するというものです。


教室の床に赤・青・黄・黒の4色の線が描かれた、大きな紙が広げられています

使っているのは、わずか80gの超小型ドローン(Tello)。搭載しているHDカメラで捉えた映像をWi-Fiで地上のノートパソコンに送り、パソコンが線の色の識別を行って飛行ルートをドローンに指示するというもので、ドローンに特別な改造は不要です。また、教室内のあちこちに貼られたQRコードの紙を、ドローンのカメラで読み取る実験も進めています。


超小型ドローンのカメラが「線」を捉えて送信。パソコンが線の色の識別を行って飛行ルートをドローンに指示します


パソコンが指示した色の線上をドローンが飛行します

実用化したら、街中にドローンの飛行ルートを示す「線」や指示を伝える「QRコード」があちこちに描かれるようになるかも!? なんだか「ナスカの地上絵」みたいだなーとワクワクしました(笑)。

担当の風間先生(情報学部 情報学科 情報工学専攻)に伺ったところ、このグループは、毎年北海道の大自然の中で開催されている、最先端ロボット技術を用いた「山岳遭難救助コンテスト」(Japan Innovation Challenge実行委員会主催)にも参加し、3つの課題(遭難者の発見、駆付、救助)をクリアすることを目標に活動しているそうです。また「全日本学生室内飛行ロボットコンテスト」にも挑戦中です!


ドローンコンペに挑戦している情報学科の有志の皆さん。右端は風間先生

ちなみに10月の大学祭(松稜祭)では、超小型ドローンを使って「お菓子を吊り上げて運ぶゲーム」をやって大好評。でも欲張って重いお菓子を取ると持ち上げられないし、軽くて薄いお菓子だとドローンのプロペラから出る風圧でバランスを崩したりと、実はなかなか難しかったそうです!

次ページは「雷関係の研究見学」

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