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ぴよぴよラヂヲ@婦人部

第拾八章 Mammie Triangleライブと体験局

JJ1TZX・KK7GEX Mammie

2023年3月1日掲載

今日から3月、桃の花咲く季節となり日々の温度差はあるものの、随分と暖かくなってきましたね。

私の苦手で大嫌いな花粉の季節もすぐそこまでやってきています。花粉ごときで毎日薬を飲みたくはありませんので、上手くかわして過ごしたいものです。

そして風の強い日は、窓をあけ、先ずアンテナが倒れていないか、確認する日々です。アマチュア無線をやっていなければ、考えられないルーティンです(笑)

明日への活力をみなさんへ

1月号でお知らせさせていただいた、私のバンド“Mammie Triangle”のライブですが、当日は心配していた雪が降ることなく、無事に終えることが出来ました。

バンド活動を始めてかれこれ8年程になりますが、メンバーの変更を経て、現在の形になったのは、コロナ禍直前でした。ライブをやりたかったのに、思ったように出来なかった自粛期間は、レパートリーの増曲を目的に、それぞれの個人練習が主となり、リモートで繋ぐといった練習方法もありましたが、やっぱり一緒に練習スタジオに入り、面と向かって音を合わせることには及ばず、実際はどんな感じにしようかと話し合いをする日々となりました。そんなコロナ禍でしたが、時間があったおかげでレパートリーも増え、現在では70曲ほどになりました。

私のこだわりもあり、一番売れた曲よりも二番目に売れた曲、お客様も「あ~、聴いたことあるけど、曲名何だっけな~?」と言った曲を選曲する事を基本としている、マニアックな昭和歌謡バンドですが、実際のライブではその時のコンセプトやお客様の嗜好によっては売れた曲メインにすることもあります。今回も昭和世代にとっては、聴き馴染みのある曲でセットリストとしました。

当日は、12時から会場に入り、月刊FBニュース編集部よりお借りした横断幕も用意し、お客様を待ちました。

特に今回、無線関係のお客様は、アマチュア無線を始めてから知り合った方ばかりですが、普通に専業主婦をしていたら、全く接点のない方ばかりか、今までの経歴や仕事も全く共通点のない方々なのですが、無線という見えない電波のおかげで、仲良くさせていただけている不思議なご縁です。見えない絆というものでしょうか。そんな皆さんへせめてもの私の気持ちとして、今回は無料でのご案内とさせていただきました。

コロナ禍の関係で、席は一つおきにしないといけないので、集合写真では満員には見えないのですが、会場の決まりでは超満員でした(笑)

私の歌う昭和歌謡、対バンのカントリーミュージック、ビートルズとジャンルは違いますが、生音で皆様にお届けすることができ、明日からの活力にしてもらえるような内容になったのではと思います。

帰りには、月刊FBニュースオリジナルグッズをプレゼント、更に喜んでいただけました。お気遣いいただいた編集部の皆様ありがとうございます。また、不定期ではありますが、ライブ開催の時は是非お越しくださいね。

この場をお借りして、当日会場へお越しいただいた皆様に御礼申し上げます。ありがとうございました。


子供たちから得るもの

2月12日、私の所属している逗子・葉山アマチュア無線クラブでは、体験局運用が行われました。

これは、アマチュア無線体験制度が出来てから、年に数回やっているイベントで、クラブメンバーが朝からアンテナを建て、無線機を準備し、午前中から夕方まで開催、その間に無線に興味のある方が会場に集まって来ます。中には、昔やっていて今はやっていないけど、またやってみたいので来たとおっしゃる方、資格は取ったけど、どうしたら良いか分からずに相談に訪れる方、ハンディ機を持って散歩していたら、こちらのCQが聞こえて交信したのでと、アイボールQSO目的に来られる方などさまざまです。そんな出会いも楽しみの一つです。

私もこの体験局では、3回目のお手伝いとなったのですが、毎回子供たちが多数参加してくれて、そのたびに、こちらが子供たちから得るものがあり、勉強させられます。

いつも来てくれ、顔なじみの小学校6年生の男の子が今回も来てくれて7MHzで多くの局と交信を楽しんでいましたが、相手局が千葉県君津市の局だった時に、交信台本の内容にプラスして、「逗子から横須賀線1本で行かれますね」と自分なりのアドリブを入れるなど、その成長ぶりに驚かされました。コールサインや運用場所、RSレポートなど交信の時に最低限交換する情報にプラスして、いろいろ話すことは、なかなか大人でも難しいことですので、頭の柔らかい子供の力にビックリです。

だいたいこれを話そうと思っていても、次の会話では、忘れてしまったり、QTH言ったっけ? シグナルレポート送ったっけ? と忘れてばかりの私には、時々このようなお手伝いをするのは、自分の刺激になるので、これからも積極的に頑張ろうと感じた時間でした。

この男の子も交信するたびに相手局から、「次回は、4アマの資格とって自分のコールで交信しましょう」と言われ、最後には、「中学生になったら4アマ取ります」とやりとりをして帰って行きました。こうして、少しずつでも無線人口が増えていってくれればと願っています。

アワード最新情報

そして前回もお知らせしましたが、2月からは、コミュニティFM局、湘南ビーチFM開局30周年記念アワードの発行もはじまり、順調に皆様にお届けしています。

2月12日の体験局運用の時には、逗子市から私も初めてアワードの対象となる8N1789FM/1のコールサインで7MHzの運用をしました。

最近、コンテストをお休みしていたので、久しぶりのパイルに慌ててしまい、途中、頭の中が真っ白になり、適度にコンテストに参戦しないとダメだと痛感しました。それでも時間が経つにつれ何とかパイルをさばくことが出来ましたが内心ヒヤヒヤしました。

まだまだこのアワードは、スタートしたばかりです。私も欲しいと思う可愛いデザインが4種類あるので、是非集めてくださいね。皆様からの申請をお待ちしています。

楽しみな福島での活動

3月は、11、12日と福島県南相馬市で体験局をやられている場所へ、クラブのメンバーとお手伝いに行ってきます。

2011年3月11日、東北地方を襲った東日本大震災により、多くの方が犠牲となりました。そんな悲しみを乗り越え、東北の皆さんは力強く未来に向かって前進しています。そんな中、1923年9月1日の関東大震災の時、その惨状を全世界に伝える無線通信に使用された、当時、東洋一の高さ(約200m)を誇った原町無線塔が建設された福島県南相馬市では、ここを「無線の聖地」にしようというプロジェクトが進められています。

その一環として、任意市民団体「そうそう地域共生社会推進チーム」の中で、相双地区にゆかりのあるアマチュア無線家が集まった分科会「南相馬を無線通信の聖地にする会」(略してMMS)が小中高校生を対象にアマチュア無線の体験会を実施することになりました。これまで行って来た体験局の経験を生かし、そのお手伝いに行ってきます。

実は、両親の実家は、宮城県ですので、私の身体には、東北人の血が流れています。育ったのが東京、神奈川なだけで、中身が里帰りする気分で今からワクワクしています。

福島で初めて無線をやる子供たち、地域の人々と交流してくるのが楽しみです。こんな私でも、何かのお役に立てるかと思って頑張って来たいと思います。このことについては、4月1日号のこちらの連載で書きますのでお待ちください。

そしていよいよ桜の季節がやって来ます。暖かくなるのは嬉しいのですが、冒頭にも書いた花粉症と戦いながら、満開の桜を楽しみに今月も元気に趣味9割(笑)、家事1割の生活を続けて行きます。

2月は、自分の誕生日もあったので美味しいものもたくさん食べ、パワー充電もしましたので、体調万全で福島に行ってきます。皆様も元気にお過ごしくださいませ。


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