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ラジオ博物館 東広島開館される

2025年10月15日掲載

展示品の紹介

展示品の一部を画像で紹介していく。詳細はラジオ博物館 東広島のWebページの[ホーム]-[展示品]からご覧いただきたい。

・鉱石ラジオ、ヘッドフォン

  •  ブリティッシュ・トムソン・ヒューストン社(イギリス) 1923年製
  •  鉱石ラジオは音声出力が小さく、スピーカーを鳴らすことができないためヘッドフォンを使用して聴いていた。博物館でもアンテナ線を張り試聴できるようになっていたが、残念ながら近くに送信所がないため夜にならないと聴くことができないという。


・初期のラジオ部品

  •  1920年代のラジオに使用されていた部品が展示されていた。


左から可変コイル(1)、可変コイル(2)、可変コンデンサ


鉱石ラジオに内蔵された可変コイル

・蓄音機

  •  現在は、電源を必要とせずゼンマイの蓄勢でターンテーブルを回して円盤レコード再生させるものから、電源を必要とするものまで様々な機種が展示されている。今後は、蓄音機登場時の円筒式も展示されるという。
  •  電源の必要のない蓄音機でレコードを再生させたときには、筐体とホーン(ラッパ状の物)により非常に大きな音が出て、見学者は部屋いっぱいに広がる音楽に驚いていた。

  • (左)電源必要、(右)電源不要(ゼンマイ式)

    ・ラジカセなど

    •  懐かしいラジカセやステレオなども展示されている。主に昭和に製造されていたものでこちらも修理が施され動作状態であった。


    様々な時代のラジカセ(各社製)


    変わり種としてふたを開けるとお経を再生するカセットプレーヤー(シャープ製)


    周波数2波を受信してAMステレオ(ダブルチューナー)を実現したステレオ
    FM放送や短波放送のチューナーも内蔵(ビクター製)

    また吉房館長がアマチュア無線もしていることから、アマチュア無線関連機器としてテレタイプ(RTTY: Radio Teletype)装置なども展示されていた。RTTY装置は、現在ではPCによる通信が一般的であるが、こちらは実際にかつて業務で使用されていたもので、2台あるため片方からキーボードを打つと、もう一つの装置から紙テープに印字する体験もできるそうだ。


    2台のテレタイプ装置(どちらもテレタイプ製)

    そして1979年にシャープが発売したコンピュータ MZ-80Cや小型テレビも展示されていた。当時の記録媒体はカセットテープであった。


    (左)MZ-80C、(右)小型テレビ(どちらもシャープ製)

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