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コンテストインフォメーション

2025年10月に開催予定のコンテストについて

JR1UJX 松永浩史

2025年10月1日掲載

9月に入ってもなかなか涼しくならず、移動運用やアンテナ整備に躊躇されていた方もおられると思います。そろそろ涼しくなって欲しいと思いつつ原稿を書いております。

10~11月は毎週のように大きなコンテストが開催されます。これらのうち10月開催の幾つかの国内コンテストを紹介したいと思います。

注目のコンテスト1 全市全郡コンテスト

所謂「JARL四大コンテスト」の一つです。今年は10月11日(土)21時から12日(日)21時まで開催されます。1980~1990年代と比較し参加局数は減っている感はありますが、それでも他の国内コンテストと比べ各バンドとも賑やかです。

他の四大コンテストとの大きな違いは何と言っても「マルチプライヤー(マルチ)」です。異なる市郡区がカウントされますので、各バンドとも交信局数を伸ばすと自然とマルチが増えます。よって、「とにかく交信局数を伸ばす」ことが基本的な戦略となります。

一方、交信局数が増えてくるとマルチの伸びが鈍化します。また、この鈍化するラインが運用バンドや運用地により異なっており、概して電離層反射を利用できるバンドのほうが鈍化しづらい傾向があります。よって、オールバンド部門に参加される方はご自身の得意・不得意なバンドを意識し、適当なバランスで交信数を積み上げることが高得点への道かと思います。

【ご参考】全市全郡コンテスト規約
 https://www.jarl.org/Japanese/1_Tanoshimo/1-1_Contest/acag_rules.html


注目のコンテスト2 オール千葉コンテスト

例年10月第3日曜日に開催されており、今回は10月19日(日)12時~18時に開催されます。開催時間が6時間である一方、特にHFローバンドでは参加局が多く、県外から参加しても楽しめるコンテストです。他のコンテストと異なる点を幾つか挙げます。

  • ・ 電信部門と電話部門、電信電話部門があるのはマルチバンド部門と7MHz部門のみです。また、QRP部門には電信部門と電信電話部門があります。その他は電信電話部門のみです。
  • ・ 部門がシングルオペ/マルチオペではなく、個人局/社団局で区別されております。個人局が社団局部門、社団局が個人局部門に参加することはできませんのでご注意ください。
  • ・ 個人局にはジュニア部門、ニューカマー部門がございます。
  • ・ QRP部門は出力5W以下に加え430MHz帯以下に制限されております。ご注意ください。
  • ・ 同一バンドで電信、電話それぞれ1回ずつ得点として計上できます。

県内局、県外局とも参加局と参加部門が固定化している傾向がみられます。入賞を狙う方は過去の結果と入賞枠を確認することをお勧めします。

【ご参考】オール千葉コンテスト実施要項
 http://jarl-chiba.info/2025test/2025info.pdf


注目のコンテスト3 電信電話記念日コンテスト

毎年、電信電話記念日である10月23日の18時から24時に開催されます。2025年の開催日は木曜日です。主催者のwebに沿革・趣旨が記載されております。

  • ・ 部門は電信と電信電話、種目はシングルオペ(HF、V・UHF、オールバンド、ジュニア)、マルチオペです。シングルバンドの種目はございません。ジュニア部門については開催時間が18時~21時の3時間です。
  • ・ コンテストナンバーはRST+電気通信番号+NTTグループ局のみ「N」を付加です。電子通信番号は「運用地の市外局番」、「利用しているIP電話の電話番号の上位3桁」、「利用している携帯電話の電話番号の上位3桁」のいずれかを自身で選択します。途中で変更することは不可です。電子通信番号については主催者のwebをご確認ください。
  • ・ 電子通信番号が050、070、080、090のシングルオペ局はコンテスト中の運用場所の移動、変更が可能です。
  • ・ NTTグループ局との交信は1交信2点です。

また、注意点として常置場所以外に移動して運用している局はコールサインの後に「/(運用場所のエリア)」を送出することが必要です。また、郵送によるログ提出は受け付けていないとのことです。

【ご参考】電信電話記念日コンテスト
 https://www.jarl.com/nttrd/denden-test/


次ページは「10月第4週目開催のコンテストの紹介」

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