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PHONEで楽しむQRP通信

第28回 北海道ハムフェアのついでのプチ移動運用

JE1ECF 斎藤毅

2025年10月15日掲載

3. ハムフェア会場での運用ほか

北海道ハムフェアでは今年のハムフェア同様に無線運用は混信対策として、出力が1W以下とされていました。会場ではアマチュア局は144MHzと430MHz限定で「ハンディー機で遊ぼう」というイベントを行っていたことから、21日の午後に参加してみました。8局以上の交信にて50名限定で景品が頂けるというものでした。筆者は430MHz・FM 0.5Wで交信を行い、IC-705の使用でも参加可ということでエントリーしました(48番目の達成と記憶しています)。筆者は8局QSOするのに1時間程度を要しました。また、久しぶりに50MHz・AMでQSOをしました。こちらは1%設定(0.05W相当)で行いました。交信結果は以下になります。



ハムフェア会場_01


ハムフェア会場_02


JR北海道のホームページを見ると低気圧の影響で広い範囲で運休や30分以上の遅延が発生しているとのことで、イベント景品をゲットしたあと、早々に会場をあとにすることにしました。駅で運行状況を確認すると定刻で運行しているようだったので2項(3)に記述したように再び「そらのひろばステラ9」を訪れました。新千歳空港到着後は遅めの昼食(寿司とデザート? にハスカップソフトクリーム)と土産購入を行い、内地に戻りました。


新千歳空港での飲食_01


新千歳空港での飲食_02


4. 北海道ハムフェア(/8移動運用)に持参できなかったID-31PLUS

みなさんもご存じのとおり、すでに開局しているアマチュア局が新しい無線機を使用するには変更申請をしなければなりません。今回、筆者は新スプリアス対応の技適機である「ID-31 PLUS」のほか、複数の旧スプリアス規格機でJARDの保証認定を受けている機種の増設・取替を行うため、変更保証の申請を行いました。実はこの申請において、度重なるミスをしてしまったことで数度の訂正を行うことになりました。

(1)JARD関連では・・・

  • ①JARDのホームページにある無線機の増設・取替などに必要な書類(無線局変更申請書及び届出書、アマチュア局の無線設備等の変更保証願書のエクセルファイル)をダウンロードして記入後、Eメールにて送ったところ、このエクセルファイルは、紙申請する場合のものであること。Eメールによる申請は受け付けていないこと。データによる申請は総務省の電波利用電子申請にて行うことと言われ、電子申請にて再申請を行いました。
  • ②申請した1200MHzオールモード機において「A3E」を申請したところ、当該機種ではA3EはATVをするとき以外は申請できないので削除するように指示があり、それに従い、「A3E」を削除して再申請を行いました。

(2)電子申請・総通関連では・・・

  • ①1200MHz・FMハンディー機にて「発射可能な電波の型式及び周波数の範囲」でF3Eと記載するも、「変調方式・電波の型式」でJ3E、リアクタンス変調と記載したため、差し戻しとなり、訂正後に再申請を行いました。

以上のことから、再申請により時間をかけてしまい、またハムフェア後は申請件数が増える傾向にあるため、審査に時間がかかっていると推測します。

そんなことで、変更審査が終わるまでの待ち時間で、常置場所やホテル移動運時に使用するためのハンディー機用スタンドを製作しました。材料は100均グッズで鉄製の調味料入れやブックエンドを活用しました。調味料入れのハンディー機に接する部分にはシール付きのスポンジを使い養生を行い、調味料入れとブックエンドの合体はマグネットシールを使用しました。また、建設資材のLアングルでアンテナ基台を製作しました。ケーブルはBNC付のRG-58ショートケーブル30cmです。


ハンディー機用スタンド_01


ハンディー機用スタンド_02


★★★今後の掲載予定★★★

JR山手線の環状運転は1825年11月1日から開始され、今年で100周年となります。そんな山手線の駅前QRVを50MHz・SSBで継続していましたが、ようやく品川、大崎、五反田の3駅で終了します。来月にはレポートを掲載することができそうです。

今回はこれでおしまいです。

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