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アパマンハムのムセンと車

第36回 モービル&アパマン運用に役立つヒント

JF1KKT 横田勝彦

2025年9月16日掲載

連載36回目となります。9月に入ってから、まだまだ暑い日が続いています。熱中症対策にも手を抜かないようにしましょう。シャックのような狭い空間でも室温が上がれば熱中症になる可能性があります。エアコンで適正な室温に保ち、こまめな水分補給を心掛けるようにしましょう。


水分補給を忘れずに

また、最近では新型コロナが密かに流行しているようです。私の周りでもかかってしまった人がいます。こちらも注意したいものです。


また流行っています。注意しましょう

では、今回も原稿を進めていきましょう。

皆既月食は見ましたか?

9月8日、国内では約3年振りになる皆既月食が見られました。皆さんはいかがでしょうか?


スマホで撮影した9月8日の月食(東京都足立区にて)

皆既月食は、太陽・地球・月がこの順に一直線に並び、月が地球の影(本影)の中に完全に入ることで起こる現象です。満月全体が地球の影に入るため、月面が太陽光に照らされず、暗く見えます。皆既月食は必ず満月の日に起こります。

月が完全に暗くなるのではなく、「赤銅色(しゃくどういろ)」と呼ばれる赤黒い色に見えるのは、地球の大気を通過する際に散乱されにくい赤い光だけが月の表面に届くためです。この現象は、夕日が赤く見えるのと同じ原理です。

月食には皆既月食のほかに、「部分月食」と「半影月食」があります。

  • 部分月食: 月の一部が地球の影(本影)に入る現象です。
  • 半影月食: 月が地球の薄い影(半影)に入る現象で、肉眼では月の明るさがわずかに暗くなったようにしか見えないため、観測は難しいです。

    次に国内で月食が見られるのは、2026年3月3日だそうです。今回見逃した方はもちろん、今回の月食を見られた方も、来年3月3日を楽しみにしましょうね。

    移動運用時のテーブルについて

    最近のアマチュア無線の運用にはパソコンを使うことが多くなっています。それは移動運用にあっても同様です。今回は移動運用時に使うテーブルについて考えてみます。


    キャンプ用テーブルを流用

    私が移動運用時に使っているテーブルです。折りたたみ式でノートパソコンとCW用のパドルが置けて、さらにIC-705のような小型のリグなら、いっしょに置けるサイズです。大きいと車内に入りません。小さくてもノートパソコンを安定して置けません。私が気に入っているのは、パドルを磁石で固定できるところです。

    写真のような小型のパドルは、多くがマグネットで金属部分(おそらくはリグのケースに貼り付けることを想定していると思われます)に固定する方式を採っています。リグの上面だと安定して長時間の運用は難しいと考え、テーブルに直接貼り付けることを思い付きました。

    さて、乗用車ではテーブルを車内に置くことが難しい場合が多いです。そんなときには、こんなテーブルが便利です。


    ステアリングに引っかけるテーブル


    実際の使用方法

    これなら車内で安定した運用が可能です。使い方も簡単。必要な時にテーブルをステアリングに引っかけて使うだけ。運転中は外しておけますし、お弁当を食べる時にも使えます。でも、このテーブルだと先ほどのパドルは、樹脂製のため、固定できません。そんなときにはマグネットを貼り付けるためのシールが売られています。これを利用すれば、どこにでもマグネットで貼り付けることが可能になります。

    実際の使用方法はこちらです。


    テーブルに貼り付けた所(赤丸部分・左)とシールの現物

    なおご意見、ご感想、ご質問等については、筆者である私宛(jf1kktアットマークgmail.com)へご連絡頂けますと幸いです。

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