アマチュア無線の今と昔
2025年9月1日掲載
連載34回目です。夏のイベント、ハムフェアが終わりました。皆さんはいかがでしたでしょうか? 私はノートパソコンを買いに行って来ました。まずまずのものを手に入れることができたので、よかったと思っています。
右が今年購入したVAIO、左が昨年購入したレッツノート
まだソフトを入れていないので、この原稿は前のノートパソコンで書いています。ハムフェアでは、例年新製品が各メーカーから発表となることが多いですね。アイコムのブースでは、新型のHF+50MHzトランシーバーIC-7300MK2が発表されていましたね。
アイコムの新製品IC-7300MK2
他にもオートアンテナチューナーAH-6も気になりました。移動用にはちょうどいいかも?
アイコムの新製品 AH-6
ローカルさんが、「ハムフェアは生存確認の場である」と言っていましたが、マジでそうなりつつあります。まるで、「おー、今年も会えて良かった!」てな感じでしょうか。新しい人が入ってこない(私の年齢で平均値よりも若いんですからhi)ので、なんとかして若い人を引き込みたいと、業界全体がその方向で動いているようで、頼もしい限りです。
でも、人任せだけではダメだと思います。やっぱり草の根の活動が大事だと思います。皆さんもアマチュア無線がどうやったら盛り上がるか、考えてみてはいかがでしょうか? アマチュア人口が増えれば、量産効果で無線機の値段も下がるでしょうから、皆さんにとっても悪い話じゃないと思うんですけどねぇ。では、今回も原稿を進めて参りましょう。
防災の日について考えよう
9月1日は防災の日です。この日は、1923年(大正12年)に発生した関東大震災に由来しています。関東大震災は、日本の歴史上で最も被害が大きかった自然災害の一つで、東京や神奈川を中心に甚大な被害をもたらしました。この震災の教訓を忘れず、いつ起こるかわからない災害に備えるため、1960年に政府によって9月1日が防災の日として定められました。
この日を中心に、全国各地で地震や津波、火災などを想定した防災訓練が行われます。これは、災害時に住民一人ひとりが適切な行動をとれるようにするため、また、地域全体の防災意識を高めることを目的としています。防災の日は、過去の災害を振り返り、未来への備えを新たにするための大切な日なのです。
●防災の日に、ちなんでできること
防災の日には、防災について改めて考える良い機会です。たとえば、以下のようなことができます。
防災グッズ
日頃から少しずつ備えることで、いざという時に自分や大切な人の命を守ることにつながります。
家具の転倒防止 シャックの無線機ラックにも付けよう
私たちはアマチュア無線家です。いざというときのために、日頃から無線機の整備、通信技術の向上を目指したいものです。スマホが普及した今でも、基地局に頼ることなく通信ができるということは、非常事態になったときに、とても心強いライフラインになると思います。まだ東日本大震災や能登半島地震の記憶が鮮明なうちに、防災や非常時の通信等について、考え直しておきたいものですね。
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