Summits On The Air (SOTA)の楽しみ
2025年9月16日掲載
皆様、ハムフェアは楽しめましたでしょうか? ハムフェア期間中SOTA日本支部のブースにお立ち寄りいただきありがとうございました。初めてお会いする方、毎年来訪いただける方、多くの皆様にお会いし、登山の楽しさ、無線の楽しさを共有させていただきました。
SOTA日本支部は今年の6月1日で発足してから10年となりました。これもSOTAを楽しみ、そして参加することで盛り上げていただいた皆様のおかげです。今回もSOTA日本支部の10年を振り返ってみたいと思います。
SOTA日本支部では上記のように、毎年ハムフェア、関西アマチュア無線フェスティバルに出展させていただいております。これは主にSOTAの拡大のための活動となりますが、SOTAを自ら楽しむイベントも企画、開催しています。その一つが、今年は7月27日に実施した「JA Summer VHF/UHF SOTA Day」です。
これはSOTAでは特にHF帯のCWで運用する方が多くおられますが、もっと手軽にSOTAを楽しもうというアイデアから生まれたもので、特に運用バンドをVHF/UHF帯に限るわけではありませんが、この日に気軽にハンディ機一つでVHF/UHF帯でやってみませんかという企画です。SOTAは大きなアンテナ、重い設備を担ぎ上げないといけないといイメージを払拭する目的で開催しています。今年も多くの方が参加されていました。
その他には、毎年春と秋の彼岸の頃に開催している「JA SOTA QSOパーティー」があります。SOTA日本支部が設立された当時、日本の山に移動している局とのQSOを求める声が大きく期待されていました。そのような中で北米、ヨーロッパ、オーストラリア各局が日時を決めてEU-NA S2S (Summit to Summit) PartyやEU/VK/ZL S2S QSO Partyと銘打って一斉移動イベントを行っていることに習い、日本もこれらの一斉移動の日に参加する形で始まりました。JA SOTA QSOパーティーは事前に全世界のSOTA愛好家の方に通知して開催していますので、多くのチェイサーそしてS2S QSOを狙う各局が参加しています。このQSOパーティーは、いつもの通り山に登って運用することだけで、特に参加手続きなどは不要です。今秋のJA SOTA QSOパーティーは9月28日に予定しております。詳細はSOTA日本支部のページをご覧ください。
この日は多くの山岳移動局がQRVします、HF帯では海外からもコールがあると思います。サイクル25もピークを越えましたが、まだまだ元気です。日によってはSSNが200を超える日もあります。是非秋のDXシーズンを山の上からも楽しみましょう。
SOTA日本支部ではSlackを使ったコミュニティプラットフォームがあります。すでに100人以上のSOTA愛好家の方々が参加されています。このコミュニティに新たに参加をご希望の方は私宛のメール、ja1ctvアットマークjarl.comでも結構ですし、SOTA日本支部ホームページの問合せのページから連絡を頂いても結構です。登録案内を送らせていただきます。
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