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2025年9月1日掲載
大阪・日本橋電気街にある無線ショップ、デジハムサポートがアマチュア無線の入門者や知識向上を図りたい無線家を対象にした無料セミナー「デジハム無線アカデミー」を今夏からスタートさせた。初回開講の「はじめよう楽しもうD-STAR その1」には17名の参加があったという。
大阪・日本橋電気街にあるデジハムサポートは、アマチュア無線のデジタル通信であるD-STARや、その他のトランシーバー、各種レシーバーの販売・サポートを専門とする、日本で初めての無線ショップだ。同店は2025年夏、新たな取り組みとして「デジハム無線アカデミー」と銘打った無料セミナーの開講を企画した。
大阪市浪速区日本橋3丁目にある無線ショップ、デジハムサポート。ビル上階にセミナーやミーティングが行えるスペースを設けている
8月3日にはセミナーの第1回として、D-STARの入門者に向けた「はじめよう楽しもうD-STAR その1」というテーマで開催。当日は20代から60代まで17名のアマチュア無線家が参加したという。
8月3日に行われた「はじめよう楽しもうD-STAR その1」の開講風景
セミナーの内容は「D-STARってなに?」から始まり、「自局のコールサインを管理サーバーへ登録しよう」「無線機の操作方法を学ぼう」「D-STAR運用のポイント」「レピータリストの更新やファームウェアアップデートを学ぼう」と続く、約3時間半の本格的なものだ。
「はじめよう楽しもうD-STAR その1」のプログラム
この回の講師を担当したデジハムサポートのスタッフは、次のように語っている。
「今回は対象者を“アマチュア無線局を開局済みで、操作や運用に不慣れな方”“自局コールサインをD-STAR管理サーバーに登録する方法が不明の方”“D-STAR交信の基礎的な内容が知りたい方”としていましたので、開局から間もない方の参加が多かったようです」
「そこで、初心者の方にわかりやすいように、かみ砕いた説明をすることを心掛けながら資料を作成しました。私たちが普段何気なく使っている無線用語や専門用語も、初心者の方にはわかりづらいものがありますので、事前にリハーサルを行い、他のスタッフに“超初心者の視点”から講義を聞いてもらい、修正を重ねて当日に臨みました」
当日の出席者に配布した資料類。多くはスタッフらの手作りだ
その甲斐あって、受講を終えた参加者からは「大変勉強になりました」「実践的な説明でわかりやすかった」「普段聞けないような内容を、今日深く聞けました」「今持っているリグはD-STAR非対応なので、D-STAR機の購入意欲が湧きました」といった感想があり、満足感は極めて高かったようだ。
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