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2025年、年末までのイベントスケジュール

2025年9月16日掲載

8月後半の「ハムフェア2025」は終わったが、日本のアマチュア無線界はまだまだ多くのイベントが予定されている。9月後半から年末にかけて行われる主要イベントのスケジュールを紹介しよう。

規模の大きな2つのアマチュア無線イベント

JARLの地方本部が主催する、規模の大きなアマチュア無線イベントが9月と10月に予定されている。

●第8回北海道ハムフェア(9月20~21日)
・名称:

 第8回北海道ハムフェア(北海道アマチュア無線フェスティバル2025)
・開催日時:
 9月20日(土)13:00~17:00、9月21日(日)09:00~16:00
・会場:
 デ・アウネさっぽろ(札幌総合卸センター)
・住所:
 北海道札幌市東区北6条東4丁目1-7
・公式ページ:
 https://jarl.hokkaido.jp/hf2025/


第8回北海道ハムフェア会場の「デ・アウネさっぽろ」(札幌市東区)

「北海道ハムフェア」はJARL北海道地方本部が2年に一度、秋に開催している北海道最大のアマチュア無線イベントで、今回で8回目の開催になる。前回は2023年9月23、24日の土日に行われ、2日間でのべ1,300名が来場した。

会場はJR札幌駅北口から徒歩約10分の場所にあるコンベンション施設で、1階、2階、11階の3フロアを使って行われる。

このうち1階フロアでは、8エリアを中心としたアマチュア無線クラブや個人による展示やジャンク市、無線機器メーカーや関連団体・官庁などの展示、無線ショップの販売などが行われる。9月8日現在で51団体・個人が出展する予定だ。さらに21日(日)10時からはログソフト「Turbo HAMLOG」の作者である浜田 博氏(JG1MOU)による「ハムログ相談」が1階フロアで開かれる。

また2階フロアでは講演やセミナーが行われる予定だ。森田JARL会長の講演をはじめ、プログラムは下記の6本を予定している。

・講演1(20日 13:50~14:50)

「WAKAMONO パネルディスカッション! ~アマチュア無線の楽しさを若い世代につなげるためには~」(森田JARL会長をはじめ7名のパネリストが参加予定)

・講演2(20日 15:10~16:10)
 「電波利用電子申請・アマチュア無線の制度について」(総務省北海道総合通信局)

・講演3(21日 09:30~10:10)
 「新製品の紹介」(アイコム株式会社 JS3CTQ 稲葉浩之氏)

・講演4(21日 10:30~12:00)
 「POTAの紹介と最近のものづくり事情」(アマチュアキットクリエイターズ 7L4WVU 原口 忠氏)

・講演5(21日 13:30~14:30)
 「変わり始めたJARL その先へ」(JARL会長 JA5SUD 森田耕司氏)

・講演6(21日 14:50~15:30)

「弊社Vtuber社員 波澄りおも登場! 先進のデュアルバンダー TH-D75、TM-D750のご紹介」(株式会社JVCケンウッド)


森田JARL会長の講演(2023年開催の「第7回北海道ハムフェア」で撮影)

このほか、会場では「すべての会場を巡り秘密を解き明かし北ハムフェアをまるごと楽しもう♪」「ハンディ機で遊ぼう」「オークション」といった企画やアトラクションも行われる。さらに11階フロアでは特別記念局8J8HAMの公開運用と体験運用が2日間実施されるほか、21日(日)10時からは「ジュニアハムの集い」も開かれる予定だ。


第8回北海道ハムフェアの公式サイト

●第57回東海ハムの祭典(10月26日)
・名称:

 第57回東海ハムの祭典(JARL愛知県支部大会併催)
・開催日時:
 10月26日(日)10:00~16:30
・会場:
 岡谷鋼機名古屋公会堂(※)
 ※名古屋市公会堂のネーミングライツ導入に伴う2024年4月からの愛称
・住所:
 愛知県名古屋市昭和区鶴舞1-1-3
・公式ページ:
 http://www.tokai-jarl.jp/saiten/


名古屋市昭和区の「岡谷鋼機名古屋公会堂(名古屋市公会堂)」。1930(昭和5)年に完成した由緒ある施設だ

「東海ハムの祭典」は日本で最も伝統あるアマチュア無線イベントで、1968年から行われている(2015年から現在の名称になり、JARL東海地方本部の主催行事として毎年開催)。昨年は9月29日(日)に開かれ、2,800名が来場するという盛況ぶりだった。今年は10月26日(日)の10時から16時30分まで、これまでと同じく岡谷鋼機名古屋公会堂(名古屋市公会堂)での開催を予定している。

9月8日現在、公式サイトでの詳細なプログラム発表はまだ行われていないが、開催要項によると、愛知県支部大会とコンテスト表彰式、支部と語る会、ミニコンサート、抽選会、アマチュア無線機器等の展示・販売、フリーマーケット、子供向け工作教室、届け!若人の声サミット、一般向け防災・減災に関する講演会、アマチュア無線に関する講演会(メーカー・総合通信局)、一般・純粋展示(モールス符号体験・スタンプラリー・アワード展示・監査指導委員会・電波適正利用推進員協議会・JARD・各県支部・クラブ展示等)、DXCCフィールドチェック、東海ハムの祭典特別記念局8J2TKIの公開・体験運用、屋外展示(地震体験車「なまず号」等)、JARLデスク設置などを予定しているようだ。

また今年は、海上保安庁第四管区海上保安本部がイベントの後援に加わることになり、会場内で展示も行うことになったという。


「第57回東海ハムの祭典」のPRポスター

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