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2025年、年末までのイベントスケジュール

2025年9月16日掲載

その他の注目イベント

●大阪・関西万博が閉幕、8K3EXPOも運用終了(10月13日)
4月13日に開幕した、大阪・関西万博(2025年日本国際博覧会)は10月13日(月)で184日間の会期を終える。会場内で運用してきたJARLのアマチュア無線特別記念局「8K3EXPO」も、この日をもってQRTとなる予定だ。


8K3EXPOの運用コーナー(写真提供: JARL)

8K3EXPOは9月初旬現在で、交信局数は36,000局を突破(Club Logにアップロードされたログベースで集計)。運用コーナーを訪れて体験運用した人は1,000人を超え、テレビや新聞でも紹介されるなど、アマチュア無線のPRに多大な貢献を果たしている。

閉幕まで残り1か月を切ったが、来訪者や運用委員による8K3EXPOのオペレートは現在もアクティブに行われている。また運用周波数帯も1.8MHz帯から10.1GHz帯までに拡大し、SSB/CW/FMだけでなく、FT8へのQRVも行われるようになった。未交信の方には早めの交信をお勧めしたい。

また事情が許すようなら、会期中に大阪・関西万博の会場を訪れ、8K3EXPOの運用コーナーに立ち寄ってみてはいかがだろうか。

なお、8K3EXPOの公式Facebookページによると、8月末にQSLカードのデザインについて万博協会側の承認が得られたという。交信データを印字してJARLビューローへ送付を行うのは閉幕後を予定している。すでに8K3EXPOと交信し、JARL経由でのQSLカード送付を希望する局は何もせずじっくり待てば大丈夫だ(QSLビューローから転送されてくるのは2026年の夏以降になるかもしれない)。

またダイレクト(SASE)でのQSLカードは、JARLビューローへの送付を完了してからの対応になる。ダイレクトでの請求方法や受付開始時期については別途案内が行われるまで待ち、それまでは絶対に送付しないよう注意を呼び掛けている。


8K3EXPOの公式Facebookページ(https://www.facebook.com/8k3expo)

●JARL主催 第33回 2025全日本ARDF競技大会(10月18~19日)
JARLが主催、JAIA(日本アマチュア無線機器工業会)やJARD(一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会)などが後援し、毎年全国持ち回りで開かれているARDF(Amateur Radio Direction Finding)の競技大会が、今年は福井県丹生郡越前町の「陶芸村」周辺で開催される(公式サイト: http://www.ardf.jp/2025allja/)。

競技は10月18日(土)にクラシック競技3.5MHz帯部門、10月19日(日)にクラシック競技144MHz帯部門が行われる予定だ

参加資格に制限はなく、エントリーすれば誰でも参加できるのが特徴で、学生のほか一般人の参加も多い(競技者の性別と年齢により、18クラスに分けられる)。今回のエントリー受け付けは8月末で終了したが、8月1日から10月31日まで特別記念局の「8J9ARDF」がJARL北陸3県の支部持ち回りでPR運用を行っている。応援の意味も込めて交信してはいかがだろうか。


第33回 2025全日本ARDF競技大会の公式サイト

●JARLアイボールミーティング(12月上旬)
例年、12月上旬にJARL主催の「アイボールミーティング」(会費制)が東京都内のホテルで開催されている(今年の開催スケジュールは未発表)。JARLが社団法人だった時代から開かれていたもので、2011年の一般社団法人化以降は一時中断したが、2016年から再び行われるようになった(2020~2022年はコロナ禍のため中止)。

一般のJARL会員のほかJARL役員や事務局、総務省や関連団体関係者、JAIAなどメーカー関係者など約100名が参加する。ときにはアマチュア無線資格を持つ国会議員も出席し、年末の挨拶と華やかな懇談の場として活用されてきた。開催日が決定するのは11月初旬で、申し込み要項はJARLメールマガジンなどで告知される。


2023年12月に開催された「JARLアイボールミーティング」の模様。JARL広報大使を務める歌手のMasacoさん(JH1CBX)が挨拶中

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