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2025年9月1日掲載
会場内には左手奥にメインステージ、右手奥にサテライトステージが設けられ、メインステージでは、初日に5つ、2日目は4つのプログラムが行われた。
一般講演では、「変わり始めたJARLその先へ ~『100周年』を未来へ踏み出すきっかけに~」「南極地域観測隊とアマチュア無線について」「高ア連ジュニアハムの集い」「大阪万博8K3EXPOから」の4講演があった。
大阪・関西万博記念局実行委員会委員長であるJR3QHQ田中JARL関西地方本部長の講演
技術講演では、「八木・宇田アンテナの発明とUHF帯長距離無線通信への挑戦」「JAIA技術委員会『ステップアップハムライフ! 使いこなそう受信機能』」「HFで運用ができるデジタル音声通信モード・Free DVの魅力と実践」の3講演があった。
澤谷 東北大学名誉教授による八木・宇田アンテナの講演
株式会社JVCケンウッド技術本部 藤田氏によるJAIA技術委員会講演
なおJAIA技術委員会講演で使用された資料は、8月29日にJAIA情報コーナーのWebページで公開された。
表彰式のイベントでは、初日には「JARL全日本・全世界10000局アワード授賞式」「自作品コンテスト表彰式」「JARLコンテスト入賞局表彰式」、2日目には「関東UHFコンテスト表彰式」が行われた。
関東UHFコンテスト表彰式
関東UHFコンテスト入賞者の皆さん
一方、サテライトステージでは事前公募により各15分の枠で、初日が11枠、2日目は9枠のイベントが行われ、アマチュア無線にまつわるトークや実演、クラブの活動報告などが行われた。
最近話題のPOTA(Parks on the Air)運用の講演もあった
7月1日に東京都豊島区での運用から始まった特別記念局8J1HAMは、初の試みとして会期中の運用希望者はハムフェア公式Webページで事前申込み(抽選)を行い、従来のように当日運用受付の列に並ぶ必要がなくなった。当選した運用者は運用時間まで会場内の散策する時間ができ、よりハムフェアを楽しむことができたのではと思われる。
運用枠は、一般、青少年、女性、ニューカマー、体験運用が設けられ、7MHz帯から5600MHz帯までの各バンドで約80名が運用を行った。
運用は都内4か所に設けられたリモート局を使って行われ、昨年は会場内に設置されたV/UHF帯の送信装置も今年はリモート運用に変わり、運用デスクには各社のリモートソフトやコントローラーのみが並ぶ風景となった。
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