おきらくゴク楽自己くんれん
2026年5月1日掲載

塩ビ管で作るポケットダイポール Ver.3
皆さんこんにちは。桜の季節が過ぎ、これからはEスポが楽しみな季節です。待ちきれなくなった私は未だ早いとは思いながらも50MHzでの移動運用を楽しもうと思い近くの山の上に出かけました。Eスポが出ればアンテナゲインはあまり必要ではないので、今回の移動運用では塩ビ管を利用した自作のポケットダイポールを使う予定でした。
必ずEスポが出てくれる保証はないので見晴らしのいい移動地を目指します。到着後、自作の50MHzポケットダイポールを伸縮ポールに取付けてから同軸ケーブルをつなぐため、一旦ポールをモバイルシャックに立てかけた時に滑らせてしまい、ポールを倒してしまいました。すでに伸ばし切ったロッドエレメントが地面に当たり、給電部にもかなりの力がかかってしまい大きく変形してしまいました。下の写真が破損した給電部の状態です。

破損した給電部
接着材を使っていなかったM型コネクターが外れて飛び出し、給電部のロッドアンテナを接続するステンレスネジが曲がってしまいました。当然1.4mロッド式エレメント自体も変形してしまいました・・・
破損した部分を取り替えるにも各塩ビパーツの組立に塩ビ専用接着剤を使っており、分解することは不可能で修理は諦めて給電部を新しく作り直すことにしました。その際これまで使ってきて不満を感じていたところなど改善していきたいと考えました。
最初の物は本連載その1で紹介したM型レセプタクルを3個使っていたVer.1。次にその39で紹介したロッドアンテナ接続部をネジ式にして軽量化を図ったVer.2がありました。この改良で昔市販されていた同バンド用ポケットダイポールと遜色ないくらい軽量コンパクトにできたことは、担ぎ上げ移動運用愛好者の方々に好評をいただきました。今回は私自身の使い方にマッチした形の改良を加えることにします。
これまで使っていて感じていたこととして、VP13塩ビT字管ではポールを取付ける金具を噛ます部分の長さが短くて不便に感じていました。そこで今回VP13ソケットを延長してポールに取り付けやすい形状にようと思います。一番の特徴だったコンパクトで軽いことがスポイルされますが、車での移動とか運搬に制限の少ない場合で使うなどします。製作に手間はかかりますが費用はあまりかかりませんから各種の給電部を適材適所で使い分けしていきましょう。

50MHzポケットダイポール材料

水道用塩ビ管VP13材料
キャップ2個とソケット1個を接続するためにVP13管を適当な長さに3個切っておきます

壊れた給電部を分解
壊れた給電部は塩ビ用接着剤で接続し固まっていますので、強引に塩ビカッターで切って分解しました。曲がってしまったネジなどは使えませんが、M型レセプタクルやメガネコアなどのパーツは再利用します。

1.4mロッドアンテナ
1.4mのロッドアンテナは電子部品・ハム用品を専門に扱っている通販サイトや大手Web通販サイトなどでも入手が可能です。ハムイベントなどでもよく売られているので入手は難しくないでしょう。その際には延ばした時の長さが十分であることと根元にM4のネジが切ってあるものを選びましょう。

塩ビVP13キャップの端面は平らな物を選びます
材料を確実に入手したかったので家から少し離れた大きめのホームセンターに行ったのですが、キャップの端面形状が球形になっていて、ネジの取付けに不向きな形の物しかありませんでした。仕方なく別のチェーン店で探したところ、平らな形状のキャップがありました。

メガネ型コアを挿入
M型レセプタクルにメガネコアを通したリード線をハンダつけし、ロッド接続部には圧着端子を取付けます。
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