アマチュア無線の今と昔
2025年10月1日掲載
連載35回目です。猛暑続きの夏が終わり、少しは秋らしくなってきましたね。秋といえば、食欲の秋が思い浮かびます。先日、出先でフラッと入った定食屋で、サンマの塩焼きをいただきました。豊漁と聞いていたのですが、そんなに安いという感じはしませんでしたhi
秋の味覚をいただきましたhi
さて、秋の味覚とは、一般的に秋に旬を迎え、美味しくなる食材全般を指します。夏の暑さで落ちていた食欲が回復し、さまざまな食材が豊かに実る「食欲の秋」を代表する言葉です。代表的な秋の味覚には、以下のようなものがあります。
○野菜
さつまいも、かぼちゃ、栗、里芋、じゃがいも: ホクホクとした食感と甘みが特徴の根菜や木の実。焼き芋や煮物、スイーツなどに幅広く使われます。
きのこ類: 松茸、しいたけ、しめじ、舞茸など。香りが高く、鍋物や炊き込みご飯、炒め物など、様々な料理で主役にも脇役にもなります。
レンコン、ごぼう、にんじん: シャキシャキとした食感や、しっかりとした風味が楽しめる根菜。
○果物
柿、梨、ぶどう、りんご: みずみずしい甘さや、独特の風味を楽しめる果物。
いちじく: 上品な甘さとプチプチとした食感が特徴です。
秋の味覚を堪能しよう
○魚介類
サンマ(秋刀魚): 「秋」の字がつく通り、秋を代表する魚。脂がのって、塩焼きで食べるのが定番です。
鮭(秋鮭): 産卵のために川に戻ってくる鮭で、身が引き締まり、あっさりとした味わいです。イクラもこの時期に旬を迎えます。
戻り鰹: 餌をたくさん食べて南下してきたカツオで、脂がのって濃厚な味わいです。
サバ: 特に「マサバ」は秋に脂がのり、身がしまって美味しくなります。
では、今回も原稿を進めて参りましょう。
「体育の日」という呼び方は古いんだそうで、現在では「スポーツの日」という名称に変わっていますhi
「体育の日」は古いhi
◎名称と日付の変遷
○体育の日(1966年~2019年)
日付: 元々は、1964年の東京オリンピックの開会式が行われた「10月10日」に定められました。
目的: 「国民がスポーツに親しみ、健康な心身を培う日」として制定されました。
変更: 2000年からは、3連休を増やすための「ハッピーマンデー制度」の導入により、「10月の第2月曜日」に移動しました。
○スポーツの日(2020年~)
名称変更: 2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催をきっかけに、「体育の日」から「スポーツの日」に名称が変更されました。
日付: 基本的には、引き続き「10月の第2月曜日」です。
目的: 「スポーツを楽しみ、他者を尊重する精神を培うとともに、健康で活力ある社会の実現を願う」とされています。
◎特例
2020年と2021年は、東京オリンピック・パラリンピックの開催に合わせて、日付が7月24日(2020年)、7月23日(2021年)に移動しました。
◎体育の日(スポーツの日)の由来と意義
体育の日(スポーツの日)は、1964年の東京オリンピックの成功を記念して制定されました。この祝日は、単に運動をすることだけでなく、「スポーツに親しむ」ことの意義を国民に広めることを目的としています。具体的には、以下のような意義があります。
○健康な心身の維持・増進: スポーツを通じて身体を動かし、健康的な生活を送ること。
○他者への尊重: スポーツの公平な精神を学び、他者を尊重する心を育むこと。
○活力ある社会の実現: スポーツがもたらす活力を、社会全体の発展につなげること。
この日は、全国の学校で運動会が開催されたり、各地のスポーツ施設でイベントが行われたりするなど、多くの人がスポーツに触れる機会となっています。
このような大きなイベントはもちろん、行政の○○周年記念、といった比較的小さなものも含め、イベントがあると記念局が運用されるようになりました。昔はJARLだけが開局していたようですが、今では各地のイベントごとに、地元、職場等の有志で開局できるようになった点が、私のような浦島太郎族にはオドロキでしたhi
記念局を専門に追い掛ける記念局ハンターの方もいらっしゃいます。これもアマチュア無線の楽しみ方のひとつになった感があります。
前項の東京オリンピック・パラリンピックの際には、日本アマチュア無線連盟(JARL)を中心に、複数の記念局が開局し運用されました。これは、世界中のアマチュア無線家に向けて、オリンピック・パラリンピックの開催をアピールするとともに、交信を通じて国際親善を深めることを目的としていました。主な記念局とその特徴は以下の通りです。
①特別記念局「JA1TOKYO」
②全国エリアごとのPR記念局(特別記念局)
③海外向けPR記念局(特別記念局)
これらの記念局の運用は、コロナ禍で直接的な交流が難しい中、アマチュア無線という手段を通じて、国内外の無線家が一体となってオリンピック・パラリンピックを盛り上げる貴重な機会となりました。交信した無線家には、記念QSLカード(交信証明書)が発行され、良い思い出となったようです。
さて、記念局といえばQSLカードの発行ですが、記念局側から一方的に発行するのが通例です。これは、JARLのQSLカードの転送能力を考えて、また記念局側がQSLカードを集めて何かアワードを申請する、といった目的がないからだと思います。
有志の中には、電子QSLカードを発行して、紙のカードの発行を減らしている記念局もあります。ちょっと荒っぽいやり方ですが、電子QSLのみにしてQSLカードのトラフィックを軽減する、といったことも必要になってくるのではないでしょうか? また、どうしても紙のQSLが必要な人は、SASEで請求することも、そろそろ考慮してよいかと思います。
紙カードの転送遅れ問題、記念局ブームも一端にあると思います。どうにかならんですかね?
紙カードも味があっていいんですけどねhi
今年最後の国内メジャーコンテストである、第46回全市全郡コンテストが、2025年10月11日(土)21時00分(JST)から10月12日(日)21時00分(JST)まで、開催されます。
コンテストナンバーが長いことで知られる同コンテストですが、ナンバーに加え、開催時間も使用出来るバンドも一番多い国内コンテストです。私は例年通り、クラブ局からのエントリーを予定しています。皆さんとお会い出来るのを楽しみにしています。
なおご意見、ご感想、ご質問等については、筆者である私宛(jf1kktアットマークgmail.com)へご連絡頂けますと幸いです。
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