日本全国・移動運用記
2026年10月1日掲載
北秋田市で運用を開始すると、ローバンドが比較的安定して聞こえており、前日とは違う聞こえ方で、これはハイバンドが聞こえなくなるパターンかもしれないと思いましたが、前日よりも早い時間帯にEスポが発生して、各バンドともパイルアップになりました。
午前中に伝搬のコンディションが良くても、午後になると急に聞こえなくなるパターンはよくあるので、できるだけ長時間滞在してQSO数を稼ぐ作戦に出ました。大館市の河川敷に移動すると(写真4)、Eスポは消滅してどの周波数帯もあまり聞こえず、7MHz帯だけが使える状態になってしまいました。
午後からの鹿角郡小坂町も、伝搬が弱すぎて交信が難しい状態でした。夕方になればローバンドが聞こえるだろうと考え、鹿角市に移動しました。夕方になると7MHz帯と10MHz帯が良くなり、ここでQSO数を積み上げ、18時以降の、まだ空が明るいうちから3.5MHz帯にQSYすることで、多くの交信ができました。

写真4 大館市での運用の様子
帰路では、HF帯のCWで需要が多いと思われる宮城県栗原市と福島県本宮市で運用しました。いずれも高速道路のパーキングエリア・サービスエリアから、短めの自作ホイップアンテナを使用して運用する予定でした。
栗原市では運用に適した場所を確保でき、サテライト(RS-44)でも運用できましたが、本宮市ではサービスエリアが満車だったため、インターチェンジでいったん高速道路を降り、近くの駐車場を探して運用しました。また、本宮市での運用前後には雨が激しくなり、伝搬コンディションも低下して、本宮市でのQSO数は少なめになりました。
運用日、QTH、バンド別のQSO数を表1に示します。6日連続で、1日1,000QSOを達成しました。1日4か所の運用で、Eスポにより1か所で500QSOほどできてしまうと、その次の場所は伝搬のコンディションが低下してQSO数が増えない傾向にありました。
今年の特徴として、これまで8月には交信が難しかった1.9MHz帯でも、天候悪化で早めに運用終了した8日を除いて、ある程度のQSO数を確保できたことが挙げられます。今年の夏は北日本で気温の低い日が多く、何らかの影響があるのかもしれません。


表1 QSO数の詳細
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