おきらくゴク楽自己くんれん
2025年10月1日掲載
大きくなった太陽光パネルには多くのメリットがありました
皆さんこんにちは。今年もハムフェアの時期となり、軽トラモバイルシャックで会場に向かいました。何しろ宿の心配がない事が宿代高騰の中、とてもありがたいです。
毎年ハムフェア1日目を終えた夜、会場近辺で熱帯夜車中泊に挑み続け、やっと昨年ミニスポットエアコンで暑さに負けない快適な夜を過ごすことができました。昨年同様の装備を持って今年も快適に夜を過ごす目論見で準備を進めます。梅雨明け以降ずっと好天が続いており、パネルの大型化による発電量アップで、補給無しの連続移動日程に少し余裕が持てるようになりました。晴れが続けば100Wのパネル出力があれば無線機用エネルギー源としては十分なのですが、当たり前ですが175Wのパネル出力は電力の回復のスピードが1.7倍になるわけです。それにパネル面積が運転席屋根と同じくらいになるので、高速走行時に正面からモバイルシャック屋根に抜ける空気の流れもスムーズになり、高速道路の走行が快適になることも期待できました。
出発の3日前、軽トラックのエンジンに異常が出てきました。加速しようと深くアクセル踏むと加速しなくなるという現象。パワーが欲しい時に回転数が下がってしまう感じ。信号青の時に渋滞を発生させかねない事態になります。修理工場で見てもらうと燃料調整の補正値? が異常なほどの数値になっていたということでした。そうなった原因は不明。センサーに付着物がついているのか、センサー自体の故障なのか。数値を正常値に戻してもらいエンジンを清浄に保つケミカル剤をガソリンに注入し様子を見ることにしました。しばらく走ってみましたが普通に走ることができました。ケミカル剤を続ければ長距離と言えども走行が可能です。そもそも14万キロを超えた軽トラックのため、どうあがいてもトラブルの危険性を完全にゼロにはできませんので、東京往復には注意が必要ですがそれほど重大な問題ではないとし、予定通りハムフェアに向かうことにしました。早い話どうしても行きたかったということですね(笑)
今回のプランは次の通り。自宅からハムフェア会場有明GYM-EXまでは約480kmとなります。乗用車であれば6~7時間あれば着きそうですが、重いシャックを載せた軽トラックでは速度が出ませんし、運転姿勢も苦しいので余裕のあるプランで行きたいと考えていました。金曜日の夕方自宅を出発。休憩もそこそこで突っ走れば深夜にでも着きそうですが2時間以内の短い間隔で休憩を取りながら、眠くなる限界でサービスエリアに入りモバイルシャック内で仮眠をとり、夜明け前に再出発し早い時間に有明GYM-EXに着くというものです。寝不足になるのが心配ですが、仕事などの都合でこれしか選択肢がありませんでした。長時間の高速走行では大きくなった太陽光パネルが空力的に高速道路走行に適していると感じていたので高速での走り具合も楽しみの一つです。
お盆を過ぎましたが連日の暑さはおさまらず仕事もハード気味だった日が続きましたが、何とか準備を整えて8/22(金)夜、荷物を積み込み軽トラモバイルシャックで出発しました。
途中SNSでお勧めしていただいた奈良県には店舗のない蕎麦のチェーン店が三重県四日市市にあるとのことで行ってみたくなり立ち寄り、夕食として蕎麦とカレーのセットをいただきました。その後東名阪自動車道に乗り伊勢湾岸道・新東名高速道を走り東京に向いました。このように自由に立ち寄りする所を決められます。泊まる場所もその時に応じて変更することができるモバイルシャック旅は超便利だと改めて感じました。
途中の三重県四日市市での夕食
今回は基本的に100km走れば休憩をとるようにしてゆったりペースで走るつもりです。しかし思った以上に90km/h以上での走りがスムーズで、長時間走っても疲れはそれほど感じることがありませんでした。新東名高速道では最高時速が120km/hの区間もあり、軽トラモバイルシャックではそのような速度では走れませんので左の車線でゆっくり走行。何回かの休憩の後、250km程先の駿河湾沼津サービスエリアに到着したのが土曜の2時前でした。眠気も増していたのでここでモバイルシャックに移り、ここから東京まではまだ130kmあるので2時間程仮眠をとることにしました。暑いのでミニスポットエアコンを稼働させましたが、短い使用であればハムフェア会場にいる間に充電して翌日の冷房も制限なく使えるように充電量が戻ることを期待できます。
仮眠をとっていると近くで何度もドアを開け閉めするマナーの悪い車があり目が覚めました。時計を見ると何と4時30分を回っており、予定より1時間程寝過ごしました。悪マナー車に感謝しなければなりません(笑)ハムフェア会場までは約130km。時間を取り戻す為に制限速度に近いかつてない高い速度で走ります。この時パネル大型化の利点が最大限に発揮できたように思いました。目的地としていた会場近くの格安駐車場に到着したのは7時でした。幸いまだ空きがあり車を停めることができました。私の次の車で満車となりました。ギリギリセーフでした。
無事会場に到着
モバイルシャックをパネルに日が当たるよう南に向けて停車します。これにより昨晩冷房に使用した電力をある程度取り戻すことができます。モバイルシャック内で少しの時間休憩したあと会場の有明GYM-EXに向かいます。着いた時にはすでにもう行列ができていましたがまだ数十人程度でした。開場時刻の少し前、会場のシャッターが外の係と連絡の為かほんの少し開きました。たまたま最前列に座っていた私はこの日のブランニューモデル展示状況が見える場所でした。
開場前少し開いたシャッターからの光景
開場時間となり程なく入場。今年も沢山の方とアイボールすることができました。皆さんありがとうございました。
1日目終了後、今年は昨年より会場に近い東京湾岸の公園駐車場で泊まることにしました。昨年の駐車場は一日最大1100円でしたがここは900円ですみます。また昨年の場所より羽田空港から遠いので騒音も少なくて快適です。途中のスーパーで買った晩御飯を食べて寝ることにしましたが、室温がなかなか下がってくれません。21時の時点で外気温が32℃もありました。確か昨年は30℃程度でしたので、この差は狭いモバイルシャックには大変厳しいものがあります。ミニスポットエアコンは、電力の消費を考え最小限の消費電力(定格215W)なので外気温が高いとつられてその分室内気温の上昇を招いてしまします。昨年室内は27℃台にすることができていました。つまり外気温32℃となると30℃まで下げられず快適というのは無理のある環境です。あと外気温が昨年より高かったことで、ミニスポットエアコンの運転電流が高くなり、それに伴い室内にあるインバーターの排熱も増えていたことも室内温度が下がらない理由の一つとなっている感じでした。
暑さとの闘いでした
そのような室内では寝ることができず、さらに先週からの体調不良もぶり返す気配が出てきたので、ついに深夜2時頃撤収し帰る決断をしました。2年前と同じように標高の高いところに逃げて休みを取ることにします。そこまで離れると会場には戻りづらいので2日目は参加しないことにしました。日曜だけの参加の方とはお会いできず残念ですが、申し訳なく思いながらの帰路につくことにしました。そしてここでエンジンの調子に不安が出てきてしまいました。高速道路に乗る前の市街地走行で信号停止後のスタートでエンジン回転が上がらなくなる症状が現れ始めました。
途中標高が高くて涼しい足柄サービスエリアで仮眠をとりました。それでも28℃くらいはありましたが寝ることは出来ました。また高速道路の高速度での走行ではエンジンに不調が現れることがなかったので、その後はトラブルなく帰ることができました。帰宅後深い眠りにつくことで体調も回復し翌日の仕事に支障を出さずに済みした。
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